小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

札幌五輪マラソンコースの発着は大通りかドームか

2019-10-30 07:42:54 | なし
五輪マラソンの記事を興味深くみた。
要点は、以下のとおり
①組織委員会は、大通り発着の北海道マラソンの公認コースを軸に検討している。
②観覧席設置、交通規制、大通りビアガーデンへの影響などの問題がある。
③札幌ドーム発着は、標高差が70mあり、日本陸連基準42m以下に適合しない。

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五輪マラソン発着案「一長一短」 大通、有料観覧席どう設置/ドーム、高低差や改修が問題
出典:北海道新聞

東京五輪のマラソン会場の札幌移転で、大会組織委員会が検討する大通公園発着案について、札幌市は「北海道マラソンの公認コース活用は想定していた」としつつ、有料観覧席の設置や警備の面で課題があると指摘している。「さっぽろ大通ビアガーデン」への影響も避けられない。札幌ドーム発着案はコースの高低差が大きく、施設改修も必要な点などが課題。道陸協は「どちらも一長一短がある」とみている。
大通公園発着では、国際陸連公認の北海道マラソンのコースを基本とする案が出ている。道陸協によると五輪向けの大幅変更が不要な「実績ある無難なコース選択」という。ただ、道庁赤れんが庁舎は改修中で、北海道マラソンでコースとされてきた道庁敷地は、一部が来年は通れない。五輪で使う場合もコース変更に向けた計測が必要となる。
大通発着では「有料観覧席を作るか」「いつからどの程度設けるか」「通行規制をどうするか」などが課題となる。毎年7月中旬から8月中旬までのビアガーデンにも影響が及ぶ可能性も大きい。テントや席の設営には時間がかかり、市は「競技前に撤収し、後でまた設置するのは難しい。開催時期を前後させても寒い時期になる」と悩む。
一方、国際オリンピック委員会(IOC)が候補に挙げる札幌ドーム発着案は中心市街のイベントへの影響が小さい。「警備がしやすく、4万人収容の観客席を有料観覧席にできる」(道陸協)なども利点だ。
課題は、ドーム出入り口が幅4~6メートルと狭いため大勢が通るスタートに適さず、改修が必要な点。標高約70メートルにあるため、コースの高低差が「標高の減少は0・1%以下が望ましい」とする日本陸連の基準に合わない可能性も高い。道陸協は「国際陸連が選んだとしても、他大会で使えない可能性がある」と、コース設定の難しさを指摘する。
組織委は中央区の円山競技場、中島公園なども発着点に検討したが、標高や広さなど課題が多いとされている。




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五輪マラソンコースの発着は、大通りか札幌ドームかに絞られるだろう。
どちらにしても大きな課題を抱えている。
開催まで9か月で本当に間に合うのだろうか。
北海道や札幌市を中心に、開催準備には大きな人員を割いて対応する必要があるだろう。