小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

ポスティングシステムとは?

2017-11-11 07:31:16 | インポート
日ハムの大谷選手が大リーグに移籍すると話題になっていますが、ポスティングシステムの制度をいまいちよく理解していない自分。
新聞に解説がのっていたので、以下自分用のメモとしてまとめ。

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ポスティングシステムとは日本のプロ野球選手が、米国メジャーリーグへ移籍するための制度の一つ。
日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)との間で1988年に成立した。

■当初の制度
日本の選手が米球団に移籍を希望し、所属球団が認めると米球団に告知(ポスティング)される。
その選手が欲しい米球団は選手との交渉権を所属球団から買う必要があった。
その金が「譲渡金」
米球団が譲渡金をいくら出せるかを入札で争い、一番高かった金額が日本の球団に知らされ、了承すれば、その金額を提示した米球団と選手が契約交渉し、合意すれば譲渡金が日本の球団に入いる。

松坂大輔、ダルビッシュ有が移籍した際には譲渡金が5,000万ドルを超え、大きな話題となった。
しかし、青天井の譲渡金は富裕球団に有利となり、戦力均衡を崩すという指摘から、MLBは譲渡金の高騰抑制を理由に制度改定をNPBに申し入れ、2013年に新たな制度ができた。

■2013年からの制度
移籍したい選手の意思を認めた日本の球団が譲渡金の額を自由に設定することができる代わりに、2000万ドルの上限が設定された。
この額を支払う意思のある全ての米球団が選手と自由に交渉できる。

制度が期限切れになる今年、MLBはさらに譲渡金を抑えようとNPBと改定交渉を行ってきたが結果的には従来どおりとなる見通し。
その最大の理由は、昨年12月に発効した大リーグの労使協定にある。
労使協定では、ドラフト対象外となる25歳未満の外国人選手の契約金について、上限を575万ドル(約6億6千万円)に設定された。
実際には球団ごとに枠が設定されていてもっと安くなる。

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大谷選手の場合、来季メジャーに移籍すれば最低保障の54万5千ドル(約6200万円)程度になってしまいます。
今季の推定年棒2億7千万円から年俸大幅ダウンは避けられません。
フリーエージェント(FA)権を行使して各球団と自由に交渉する方法もありますが、海外移籍が可能なFA権を取得には最低でも9年必要。
早くメジャーに挑戦したいと思うのは、大リーグ移籍を望む選手に共通した思いなのでしょう。



それにしても18歳でプロデビューして、5年後の23歳でメジャーとは。
こんな選手は、これからもそう出ることはないでしょう。