小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
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染色体異常を調べる新型出生前診断

2014-06-29 07:55:03 | インポート
関心があった新型出生前診断についての記事が昨日の新聞に掲載されていました。

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新出生前診断で113人中絶 受診7740人の集計 北海道新聞
妊婦の血液で胎児のダウン症などの染色体異常を調べる新出生前診断を実施している病院グループは27日、昨年4月の導入開始から1年間で受診した7740人のうち、113人が中絶したとの集計結果を明らかにした。陽性判定後に確定診断を受けずに中絶した人が2人、陽性との判定を知る前に中絶した人が1人いた。 グループで診断を実施している国内37医療機関の実績を集計、近畿大で開かれた日本遺伝カウンセリング学会で発表した。
7740人のうち、陽性判定を受けたのは142人で、確定検査で異常が判明したのは80%の113人。うち中絶を選択したのは97%の110人。

(クリックで拡大)

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診断で陽性と判定され、羊水検査などで確定した方の97%が人工妊娠中絶を選択した点、妊婦の平均年齢が38.3歳と高齢妊婦が95%を占めた点。この記事のポイントとなる2点は、ほぼ自分の予想どおりの結果でした。

診断費用は20万円前後、確定のための羊水検査費用はさらに10万円程度かかるといいます。
こうした高額の検査費用はもちろん課題であると思いますが、一番の問題は妊婦さんたちへの心のケアの問題でしょう。
命の決断を実際に迫られた妊婦さんたちの葛藤は如何ばかりか。

特に羊水検査で確定しても出産を決断した妊婦さんたちがいます。
どうしても子供を欲しくて、長い不妊治療を経ての決断だったのかもしれないと想像してみるのですが、その決断に至るまでにはどれだけの苦悩があったのでしょうか。想像に難くありません。

参考リンク
クローズアップ現代 新型出生前検査 導入から1年~命をめぐる決断 どう支えるか~