酒飲みのご託

普段は言えない話だけれど、
酔った勢いで話しちゃうよ~!
でも、「心神耗弱状態」ですから!

押し掛ける。

2011年04月06日 01時20分56秒 | 戯れ言

 義弟が撮ってきた、被災地の写真。




 義弟は「畳屋」を営んでいる。

 体育館などの床の上に寝ている被災者の方に、
 少しでも役に立てばと、同業者とともに中古の畳を送ることにしたそうだ。

 まずは地元に避難してきてる人たち送ることを考え、
 役所に連絡し、主旨を伝たところ、
 「新品でないと受け取れない。」
 と断られたという。

 次に、自分のかみさんの親(=私の親)のところへ避難していた親戚を通し、
 福島県のとある町の避難所に連絡を入れたところ、
 「是非いただきたい。」と言われたそうだが、
 「だが、既に床に毛布を敷いて寝ていたりするので、
 それをどかすわけにも行かない。」
 「避難所には保管する場所がないので、市に連絡をして欲しい。」
 といわれ、行政に電話をすると、
 「置く場所がないので、必要ありません。」
 と言われたそうだ。

 結局、中古の畳は宮城県の町に届けたそうだが、
 その帰り道で撮ってきたのが、上の写真。

 親の実家がある町。

 昨日ネットで観た記事に「ボランティアは、本当は迷惑か?」
 と言う記事が載っていた。

 記事に書かれていた内容は、
 「ボランティアを迷惑と感じるとは、行政だけ。」
 「来てくれた方の名前を登録したり、
 何をしてもらうかを決めたりしなくちゃいけないから、
 『ちょっと待ってて。』と言う話しになる。」
 「でも、手助けしてもらう側は、すぐにでも、何人にでも来てもらいたい。」
 とあり、
 「ボランティアは『押し掛け』でいいんです。」
 と結んでいた。

 義弟の行動をききながら、
 その記事がデタラメではないと思った。