昨夜は帰りが早かったので、
家族4人で晩ご飯の食卓に着いた。
もっとも、自分はおかずをつまみにビールを飲んでいて、「ご飯」は食べていなかったけれど。
そのまま飲み続け、2時間もたったころ、お腹が空いてきた。
台所には、かみさんが作った煮物のつゆだけが残った鍋がおいてあった。
自分は、その鍋の中にご飯を投入し、めんつゆを足し、卵を割り入れ、白ごまを振りかけ、「おじや」を作った。
それをどんぶりに入れ、
テーブルに運び、
一口食べたところへ、
上の子が現れた。
「あっ!食べたい!」
自分が持っていたレンゲを取り上げ、
そのまま椅子まで占拠し、
黙々と食べ始めた。
そこへ今度は、下の子が登場。
「あっ!ちょっと頂戴!」
私の意向など聞かず、上の子と交代して食べ始めた。
下の子が一息ついたようなので、
「お父さんにも頂戴。」
というと、下の子は少し驚いた顔をした。
差し出された、やけに軽い器の中身は…。
空っぽ。
いくらなんでも一口食べただけでは物足りず、
スパゲティーを作ることにした。
下の子がサラミを切っていたので、それを何枚かもらい、
オリーブオイルと、チューブの柚子胡椒、鷹の爪で
「ペペロンチーノもどき」を作った。
ニンニクは、「生」はあったがチューブがない。
面倒なのでパス。
味見をすると、1人前のスパゲティーに鷹の爪を1本使ったので、
結構、辛い。
「これなら、誰も手出しはしてこないだろう!」
と、ニヤつきながらテーブルへ運んだ。
3口も食べたころ、臭いをかぎつけた上の子が、またしても現れた。
一口食べさせると、さすがに顔色を変えた。
が、黙々と食べ続けている…。
半ば呆れてしまい、皿やフライパンの後片づけを頼み、
風呂に入ってしまった。
運動しているせいなのか、よく食べる…。
今朝、久しぶりに背比べをしたら、ほとんど差が無くなっていた。