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おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

2010-06-09 | のこぎり
昨年買った「ヴィオラ用」の弓は、本番に備え毛替えに出しました。

その間、以前の弓で練習する。

昔(は気に入って)、ずっと使ってたヴァイオリン弓(ブラジルウッド)で弾いているんだけど、
いやぁ~、物足りないです。。。(苦笑)

発音も物足りないし、音の輪郭もぼやっとしちゃってて、、、

ただ、発見したのが、
これの方が上手に聞こえる(笑)。。。(^o^)



ラフマニノフある愛の調べ

2010-06-09 | 映画
先日、たまたまケーブル放送で見つけて見た映画(少々ネタバレアリ)

ラフマニノフある愛の調べ

上の公式HPに載っているストーリー紹介

その夜、カーネギー・ホールは、熱狂的な感動に包まれていた。
ロシア革命を逃れてアメリカに亡命したラフマニノフの、ニューヨークでの初コンサートが開かれたのだ。
時は1920年代、人々は目の前で繰り広げられる音楽の奇跡に、破格の賛辞を贈り続けた。
この日を皮切りに全米ツアーが始まるが、行く先々での大成功とは裏腹に、ラフマニノフは日に日に憔悴していく。祖国への望郷の念、そして何よりも新しい曲が生まれない苦しみ──妻のナターシャは、そんな夫を支え続ける。
ある日、ラフマニノフのもとに、贈り主不明のライラックの花束が届く。
故郷に咲き乱れるその花の甘い香りをかいだ瞬間、切なくも情熱的な愛の日々が甦る。
募る想いを込めて交響曲を捧げた年上のアンナ。革命に燃える瞳に心を奪われたマリアンナ……。
花束は届き続ける。いったい贈り主は誰なのか?
 愛の記憶に導かれるように、ラフマニノフの心に新たな旋律が生まれようとしていた……。



映画(番組)の冒頭にも、この文章が挿入されました。(シネフィルイマジカ)
これを読んだとき「いったい送り主は誰なのか?」というところでなんとなく「不滅の恋/ベートーヴェン」を思い出しました。
といっても、コチラの映画は未見なので、想像に過ぎませんが・・・

映画は、そのカーネギーホールの演奏会で始まります。
スタインウェイの専属ピアニストとして。。。

出だしは良い雰囲気でした。

その後の作り方は、なんとなく「シャイン」?

ロシア革命から逃れて、アメリカに亡命してきたラフマニノフと彼を支えるナターシャ。
そして、演奏家としてだけ求められ、作曲できない苦悩。

そんな様子を、年代を何度か行ったり来たりして綴っていくのだけど、、、

うーん、なんとも分かりづらい。。。


今度のコンサートでラフマニノフもやるので、勉強にもなるかな?と思って見たんだけど、
ラフマニノフのことと、この時代のことを勉強してからでないと、ついていけない感がある。。。

というのは、ストーリーが分からないとかではなくて、登場人物に感情移入出来ないのだ。

「シャイン」の場合は、時代順に話が進んだし(イントロから過去に遡るという手法ではありましたが)、軸もぶれずにテーマが一貫していたから、すごく面白く見ることが出来ました。

だけど、この映画は、何を伝えたいんだろう?描きたかったんだろう?というのが、よく解らない。

「いったい送り主は誰なのか?」というのを最初に読んだので、ミステリー的要素が強いのかな?と思ったけど、そうでもない。
エンディングはファミリー映画だった(苦笑)。。。

ナターシャの一途な愛というのは素晴らしいなと思う反面、彼女の人間性がよく解らない。
フィアンセがいてそれで従兄弟のラフマニノフに10年ぶりくらいで再会するのだが、最初から全ての愛がラフマニノフに注がれていた。再開のシチュエーションはそうじゃなかったのに。。。

終始、ラフマニノフの苦痛と苦悩が出されていたが、「演奏したくない」「作曲できない」って文句言ってるだけのキャラにしか見えなかった。。。

芸術家ってそういう人種なのかな?と納得しようとしたり、ロシア映画って感覚が違うのかな?って思ったり、
でも、結局は監督の技量かなと思ったり、あるいは、私が理解できなかっただけかもしれないけど、、、

勉強のつもりで見たんだけど、映画のラストに
「映画としての芸術性を重んじて、事実と違う部分もあります」
みたいな注釈が出た。

うーん、イミナイジャン。。。(^^;)