杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・ガザ地区の被害状況

2009-01-31 00:10:33 | 平和問題
平和のための活動をされている方からのメールの転送です。
転送・転載歓迎、ということでしたので、ブログに掲載します。

前の前のブログ記事に、「東京大空襲の実態が法廷で再現された」と書きましたが、それだけに、この被害は本当に辛いです。今後何十年も、あるいは一生背負っていく苦しみが日々量産されていることがたまらないです。

パレスチナ子どものキャンペーンのメールマガジン104を転送します。
同会のメールマガジンは、ホームページ http://ccp-ngo.jp/ から登録すれば、直接受け取れるそうです。

~~~~~~~~~~~~ 以下転送 ~~~~~~~~~~~~

件名:[ccp-104] ガザ被害の状況といま必要なこと
送信日時: 2009/01/30 20:11
転送転載大歓迎! 重複お許しください

パレスチナ子どものキャンペーンです
この間の皆様のご協力とご支援に心から感謝いたします。

現在、本当に支援が必要な人たちのところに届くよう救援活動を進めているところです。また、日本国内での広報にも力を入れています。

現在のガザの状況について、写真も届いていますので、詳しくは当会のホームページをご覧ください。

なお、このメールを転送でごらんの方で、直接受け取りたい方は、当会のホームページから、登録をすることができます。

★ガザ地区の被害状況
(2008年12月27日から2009年1月19日の間)
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死者:1,314人(うち412人が子ども、110人が成人女性)
負傷者:5,300人(うち1,855人が子ども、795人が成人女性)
※停戦後、不発弾で子どもが2人死亡。海上からの砲撃で数人が負傷している。
 また1月27日にはハンユニスが空爆されて、死傷者が出ている。

家屋の破壊:全壊4,000棟、半壊17,000棟

食料:1月25日の段階では、必要とされている食料の20%しかガザに届いていなかった。検問所でのセキュリティ検査に非常に時間がかかり、物資の搬入自体が困難。

電気:40%が完全に停電している。残り60%も1日に数時間しか電気が使えない。

水道:復旧率は70%と言われるが、実際に水へのアクセスがある人の数はもっと少ない。

医療:医療機関は依然として負傷者の対応に追われ、一般の患者の診療は進んでいない。

調理用のプロパンガス:ようやく搬入され始めたが、量が少なく圧倒的に足りていない。

自動車のガソリン:昨年11月以降、(国連を例外として)全く入っていない。

紙幣:ガザ地区ではイスラエルの通貨が使われているが、量が足りていない。イスラエルがガザに紙幣を供給することを
拒んでいるため、銀行に預金があっても引き出すことができない。

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★ガザの写真:新しい写真が、明日!ホームページにアップされます。
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すでに、ガザの被害の様子の写真がアップされています。

また住居を破壊されたアトファルナろう学校の生徒の家庭訪問したときの写真を明日以降ご覧になることができます。
 http://ccp-ngo.jp/photo.html

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☆ガザでいま必要なこと☆
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★物資やお金の搬入
 各家族が最低限度の生活ができるように、もっと多くの物資が必要とされています。また、家庭によって異なる事情(赤ん坊がいる、病人がいるなど)に対応するためには、現金の支給も必要です。そのためには救援物資の搬入が、もっと迅速に
行われることが必要です。

★封鎖の解除
 救援物資も封鎖によって届きません。また経済が復活し、日常生活を送れるようにするためには、早急に封鎖の解除が必要です。そうしないと、全住民が援助に依存しなくてはなりません。署名など、国際社会がイスラエルに圧力をかける
必要がいっそう高まっています。

★ストレスやトラウマへの対処停戦が不完全(双方がそれぞれ一方的に停戦を宣言しただけ)なので、人々の心理的ストレスはひどくなっています。
90%以上の人たちが不安を抱えていて、些細なことでパニックになってしまいいます。
 
「人がいっぱいいるところで、子どもがおもちゃで遊んでいて、それが「バン」という音を出したところ、みんなくもの子を散らすように逃げた。」「国連の学校が何らかの理由で時間短縮にして、子どもを早く下校させたところ、「爆撃が始まる」という噂がガザ市中に広がった」(ともに現地スタッフの電話より)など、パニックに簡単におちいる状態です。

 不安定な政治状況と生活の中で、精神的安定が重要となります。心理サポート事業が火急の課題です。

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☆当会の支援活動・これまでの経過報告☆
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★日本国内での活動
  停戦を訴える
  ガザ市民の声と実情を日本国内に伝える
  絵葉書キャンペーン「ガザのいのちを守りたい」を実施中
  募金活動

★現地での活動
  医療支援
  エルサレムからの支援物資搬入(物資はまだ検問で止まっている状況)

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☆これからの支援☆
国内での活動を継続し、現地での活動を本格化します。
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★支援物資の配布
  対象:障がい(特に聴覚障がい)のある貧困層500~1,000世帯
     ガザ市、ジャバリア、ラファなど
  地元NGOと協力し、迅速な配布を行います。
  ガザ地区内で物資を調達して、直接物資を届けます。
  プロパンガスや水、衣料品など、食料以外の生活物資も配布予定です。
  また、家をなくした人たちなど、必要に応じた現金支給も実施します。

★ろう学校、子どもセンターの再開
 アトファルナろう学校は2月1日から再開予定です。生徒と職員は
 全員無事でしたが、家族を亡くしたり、家屋が破壊された生徒が
 たくさんいます。
 
 ハンユニスの子どもセンターは1月25日から部分的に再開しました。
 しかし多くの子どもが避難所生活をしていて、心理的問題を
 抱えています。また安否不明の子どももいます。

★子どもと障がい者、その家族を対象とした心理サポートの開始
 当会のこれまでのジェニンやレバノンでの経験を生かし、
 ろう学校と子どもセンターを拠点として、家庭訪問、子どもの
 アクティビティ、母親など家族向けのワークショップを
 実施します。障がい者向けの特別な活動も行います。

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☆私たちにできること☆
日本でも以下の支援ができます。ご協力お願いします。
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★絵葉書を送る
 ガザを支援するための絵葉書セット(5枚1組1000円)を作りました。あなたからのメッセージをのせて、友人やお知り合いにガザのことを知らせてください。
 絵葉書の売り上げはガザ緊急支援に使われます。

★署名をする
救援物資さえ入らないという非人道性がますます明らかになっているガザ封鎖の解除を求める署名を継続しています。5200人を超えました。
http://www.shomei.tv/project-433.html

★絵葉書と署名の詳細は、ホームページををご覧ください。
絵葉書は読売新聞、朝日新聞、NHKでも紹介されています。

★募金もお願いしています。詳しくは以下をご覧ください。
http://ccp-ngo.jp/bokin-gaza.html

●郵便払込

加入者名: パレスチナ子供のキャンペーン
口座番号: 00160-7-177367

●銀行振込

みずほ銀行 高田馬場支店 普通8030448

※領収証をご希望の方は、Eメール、ファックス、郵便などで、
お名前とご連絡先をお知らせください。

●インターネットから
(クレジットカード、ジャパネット銀行もご利用になれます)

「イーココロ!」から http://www.ekokoro.jp/
パレスチナ、ガザへの緊急支援のお願い

オンライン寄付サイト「Give One」から
ガザ緊急募金  http://www.giveone.net/cp/pg/TopPage.aspx

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特定非営利活動法人 パレスチナ子どものキャンペーン
Campaign for the Children of Palestine(CCP)
〒171-0031 東京都豊島区目白3-4-5 アビタメジロ603
Tel:03-3953-1393 Fax:03-3953-1394
Email: ccp@bd.mbn.or.jp
HP: http://ccp-ngo.jp/




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