以前記事にしたものですが、
漫画家の楳図かずおさんが、東京都武蔵野市に新築中の自宅をめぐり、近隣住人のお二人が施工業者を相手に建築差し止めを求めて裁判所に申請していることが2007年8月のニュースで報じられていました。
この時は、まだ完成しておらず、建築差し止めを申請しているということでした。
その後、外壁の撤去などを求めて住民2人が裁判を起こしたということで、
2009年1月29日に、判断がでました。
裁判所の判断は、「景観の調和を乱すとまでは認められない」として、「(住民側の主張する)不快感を抱かせても、受忍限度を越えて侵害するとはいえない」というものでした。
<読売から>
赤白ストライプ邸、調和乱すとまでは…楳図かずおさん勝訴
漫画家の楳図かずおさんの自宅(27日、武蔵野市で)=加藤祐治撮影 漫画家の楳図かずおさん(72)が東京都武蔵野市内に新築した自宅の赤白のストライプの外壁を巡り、近隣住民2人が「閑静な住宅街の景観が破壊される」などとして、楳図さんに外壁の撤去や損害賠償などを求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。
畠山稔裁判長は、現地の住宅街の景観は法的保護の対象にならないとして請求を棄却した。また、仮に法的保護の対象となるとしても、楳図さんの自宅は「景観の調和を乱すとまでは認められない」と述べた。
楳図さんの自宅は昨年3月、井の頭公園に近い住宅街に完成。外壁は、楳図さんのトレードマークとされる赤白のストライプ模様を基調とし、屋根には赤い円塔がついている。
判決は、現地周辺には、外壁の色に関する法規制がないことや、他にも黒や青など様々な色の建物があることなどから、住民が景観を享受する利益(景観利益)を侵すことにはならないと判断した。
この日、出廷した楳図さんは判決後、「ちょっと早く春を感じさせていただいた。近所の方には気を配りながら生活させていただき、時間をかけて解決につながれば」と話した。
(2009年1月28日19時07分 読売新聞)
漫画家の楳図かずおさんが、東京都武蔵野市に新築中の自宅をめぐり、近隣住人のお二人が施工業者を相手に建築差し止めを求めて裁判所に申請していることが2007年8月のニュースで報じられていました。
この時は、まだ完成しておらず、建築差し止めを申請しているということでした。
その後、外壁の撤去などを求めて住民2人が裁判を起こしたということで、
2009年1月29日に、判断がでました。
裁判所の判断は、「景観の調和を乱すとまでは認められない」として、「(住民側の主張する)不快感を抱かせても、受忍限度を越えて侵害するとはいえない」というものでした。
<読売から>
赤白ストライプ邸、調和乱すとまでは…楳図かずおさん勝訴
漫画家の楳図かずおさんの自宅(27日、武蔵野市で)=加藤祐治撮影 漫画家の楳図かずおさん(72)が東京都武蔵野市内に新築した自宅の赤白のストライプの外壁を巡り、近隣住民2人が「閑静な住宅街の景観が破壊される」などとして、楳図さんに外壁の撤去や損害賠償などを求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。
畠山稔裁判長は、現地の住宅街の景観は法的保護の対象にならないとして請求を棄却した。また、仮に法的保護の対象となるとしても、楳図さんの自宅は「景観の調和を乱すとまでは認められない」と述べた。
楳図さんの自宅は昨年3月、井の頭公園に近い住宅街に完成。外壁は、楳図さんのトレードマークとされる赤白のストライプ模様を基調とし、屋根には赤い円塔がついている。
判決は、現地周辺には、外壁の色に関する法規制がないことや、他にも黒や青など様々な色の建物があることなどから、住民が景観を享受する利益(景観利益)を侵すことにはならないと判断した。
この日、出廷した楳図さんは判決後、「ちょっと早く春を感じさせていただいた。近所の方には気を配りながら生活させていただき、時間をかけて解決につながれば」と話した。
(2009年1月28日19時07分 読売新聞)