古賀茂明さんの「官僚の責任」(PHP新書)という本を読みました。
古賀さんといえば、最近、テレビでコメンテーターのような役割でよく出演されている方ですが
東京大学を卒業後、経済産業省の官僚として霞ヶ関で30年を過ごし、2011年9月に辞職したという方です。
この「官僚の責任」の中に書かれている官僚の実態、官僚が目指すものには
驚きと信じられない・信じたくないものがあります。
私たちはそういう方たちにこの国の命運も私たちの生命や財産を任せてるかと思うと
本当に恐ろしくなります。
若く優秀でまっすぐな志を持っていただろう方たちを悉く変えてしまう溶鉱炉のような機構を
何とか変えられないでしょうか。
古賀さんが、「正しいと思うこと」をぶれることなく貫かれてきた強靱さには敬服するとともに
感謝します。
ところで、同書の「おわりに」で、こんなことが書かれています。
「今回の震災での我慢強さ、団結力、助け合いの精神などが世界中から驚きの目で見られ、賞賛された。
・・・そんな人たちに心の底から脱帽しながらも、でも一方で私は思うのだ。
『あまりに従順すぎるのではないか.もう少し文句を言ってもいいのではないか?』」
実は怒りたい人はたくさんいるのです。
つい先日、脱原発の横浜会議で偶然にあった知人からこう詰め寄られました。
「私は、原発問題もそうだし、怒りたいことたくさんあるんですよ。
どうやって怒ったいいんですか? どこへ怒ったらいいんですか?」
その方は、区政をよくしようと、区の政務調査費についての情報を、自らの時間とお金を使って調べて
おかしいところを区に訴え、少しずつ区議会議員に緊張間を持たせるという活動をされています。
まっすぐに社会を捉え、不正には疑問を訴えておられるのです。
当たり前のはずのことが、当たり前になされていなくて、だれが考えてもおかしいことなのに、
それに対する怒りの声を上げると異端者を見るように引いてしまう社会の風潮があります。
そのなかで(その風潮は無視するとしても)、どうやって怒ったらいいんでしょうか。
私も、新聞の声の欄への投稿とか、集会などに参加して発言する。
ネットで声を上げてみる。
それくらいしか知恵がなく「声を挙げろ、怒れ」のやり方をわかっていないことに
はたときがつき、何も言えませんでした。
民間レベルでの情報発信センターもできてきていますが
潜在的な怒りをちゃんと拾っていく、集めていくことが本当に必要だと思います。
古賀さん、何かいい方法がありますか?
「」
古賀さんといえば、最近、テレビでコメンテーターのような役割でよく出演されている方ですが
東京大学を卒業後、経済産業省の官僚として霞ヶ関で30年を過ごし、2011年9月に辞職したという方です。
この「官僚の責任」の中に書かれている官僚の実態、官僚が目指すものには
驚きと信じられない・信じたくないものがあります。
私たちはそういう方たちにこの国の命運も私たちの生命や財産を任せてるかと思うと
本当に恐ろしくなります。
若く優秀でまっすぐな志を持っていただろう方たちを悉く変えてしまう溶鉱炉のような機構を
何とか変えられないでしょうか。
古賀さんが、「正しいと思うこと」をぶれることなく貫かれてきた強靱さには敬服するとともに
感謝します。
ところで、同書の「おわりに」で、こんなことが書かれています。
「今回の震災での我慢強さ、団結力、助け合いの精神などが世界中から驚きの目で見られ、賞賛された。
・・・そんな人たちに心の底から脱帽しながらも、でも一方で私は思うのだ。
『あまりに従順すぎるのではないか.もう少し文句を言ってもいいのではないか?』」
実は怒りたい人はたくさんいるのです。
つい先日、脱原発の横浜会議で偶然にあった知人からこう詰め寄られました。
「私は、原発問題もそうだし、怒りたいことたくさんあるんですよ。
どうやって怒ったいいんですか? どこへ怒ったらいいんですか?」
その方は、区政をよくしようと、区の政務調査費についての情報を、自らの時間とお金を使って調べて
おかしいところを区に訴え、少しずつ区議会議員に緊張間を持たせるという活動をされています。
まっすぐに社会を捉え、不正には疑問を訴えておられるのです。
当たり前のはずのことが、当たり前になされていなくて、だれが考えてもおかしいことなのに、
それに対する怒りの声を上げると異端者を見るように引いてしまう社会の風潮があります。
そのなかで(その風潮は無視するとしても)、どうやって怒ったらいいんでしょうか。
私も、新聞の声の欄への投稿とか、集会などに参加して発言する。
ネットで声を上げてみる。
それくらいしか知恵がなく「声を挙げろ、怒れ」のやり方をわかっていないことに
はたときがつき、何も言えませんでした。
民間レベルでの情報発信センターもできてきていますが
潜在的な怒りをちゃんと拾っていく、集めていくことが本当に必要だと思います。
古賀さん、何かいい方法がありますか?
「」
できれば害のないところにいてほしいと思う
ついでにこの本は”役人病”に対する何よりの解毒剤 と佐高信が書いてるように非常に役人の行動様式とかを巧みに言い当てている。
末弘厳太郎 佐高信[編]「役人学三則」岩波現代新書
テレビとかインタビューで出ている古賀を見ていると何か、ある種の信念に駆られて、どうしてもこうしないとこの国はという強い思いがあり、それが役所で生かせなかったということなんではと思うが(もちろん外でも有害だと思うので、使いまわす人は大変だと思う)
官僚の世界ってそんななんだ・・・。と発見する思いですが、教えていただいたものを読んでみたいと思います。