12月27日に産経に掲載された記事で、インターネット上でもけっこう話題になっているようです」
というメールでの情報で、なんだろう、と思ったのが下記の産経の記事。
『仙谷由人官房長官が4月の子育てシンポジウムでの講演で「専業主婦は病気」と受け取られかねない発言していたことが27日、分かった。仙谷氏は同日の記者会見で「そんな表現をした記憶はない。男性中心社会の固定観念が病気であると、絶えず申しあげてきた」と釈明した。』
4月の子育てシンポジウムというページを見てみると(下記にその箇所を一部掲載します)
http://www.yochien-joho.com/headline/photo/20100501/001.pdf
「専業主婦は病気」という内容の発言ではまったくなくて、むしろ、これまでの社会がつくってきた家庭のあり方や女性の立場の位置づけについて、非常に適切な見解が示されていることがわかりました。
なぜ、これが「専業主婦は病気」というマスコミの記事になるのか。
マスコミは、何でもいいから社会を騒がせたいのだろうか。
それとも私の理解がおかしいのか?とおもって、この件について書いているブログ(「保守の劣化」@池田信夫ブログ)を見てみました。
すると、そこには、同じ評価があってほっとしたのですが、他のマスコミは、同調しないのはもとより、キチンとこの点のおかしさを指摘して、適切な解説をしてほしいものです。
<「保守の劣化」@池田信夫ブログ から>
けさ話題になっている産経の記事は、あまりにも拙劣なでっち上げである。
見出しには「仙谷氏『専業主婦は病気』と問題発言か」とあるが、記事の本文で仙谷氏は「専業主婦に家庭の運営を任せておけばいいという構図を変えなかったことが、日本の病気として残っている」と発言している。病気なのは専業主婦ではなく日本であり、彼の発言は常識的なものだ。本文と矛盾する見出しをつける産経の整理部は、頭がおかしいのではないか。
池田ブログ引用終わり
<4月の子育てシンポジウムから>
★専業主婦という病気
なぜそうなってしまったのか。そこには専業主婦
の存在があります。専業主婦というのは、日本の戦
後の一時期、約50年ほどの間に現れた特異な現象で
す。工業化社会がうまくいって、働く人の大層をサ
ラリーマンが占めるという一時的な社会構造が生み
出したものです。そのために、働く女性が結婚し、
働きながら子どもを産み、働きながら家庭を運営し
子育てをするという、普通に行われてきた女性の環
境が充実されないままになりました。もうそんな時
代は終わったのに、それに気づかず専業主婦という
病気を引きずっていることが大問題なのです。
というメールでの情報で、なんだろう、と思ったのが下記の産経の記事。
『仙谷由人官房長官が4月の子育てシンポジウムでの講演で「専業主婦は病気」と受け取られかねない発言していたことが27日、分かった。仙谷氏は同日の記者会見で「そんな表現をした記憶はない。男性中心社会の固定観念が病気であると、絶えず申しあげてきた」と釈明した。』
4月の子育てシンポジウムというページを見てみると(下記にその箇所を一部掲載します)
http://www.yochien-joho.com/headline/photo/20100501/001.pdf
「専業主婦は病気」という内容の発言ではまったくなくて、むしろ、これまでの社会がつくってきた家庭のあり方や女性の立場の位置づけについて、非常に適切な見解が示されていることがわかりました。
なぜ、これが「専業主婦は病気」というマスコミの記事になるのか。
マスコミは、何でもいいから社会を騒がせたいのだろうか。
それとも私の理解がおかしいのか?とおもって、この件について書いているブログ(「保守の劣化」@池田信夫ブログ)を見てみました。
すると、そこには、同じ評価があってほっとしたのですが、他のマスコミは、同調しないのはもとより、キチンとこの点のおかしさを指摘して、適切な解説をしてほしいものです。
<「保守の劣化」@池田信夫ブログ から>
けさ話題になっている産経の記事は、あまりにも拙劣なでっち上げである。
見出しには「仙谷氏『専業主婦は病気』と問題発言か」とあるが、記事の本文で仙谷氏は「専業主婦に家庭の運営を任せておけばいいという構図を変えなかったことが、日本の病気として残っている」と発言している。病気なのは専業主婦ではなく日本であり、彼の発言は常識的なものだ。本文と矛盾する見出しをつける産経の整理部は、頭がおかしいのではないか。
池田ブログ引用終わり
<4月の子育てシンポジウムから>
★専業主婦という病気
なぜそうなってしまったのか。そこには専業主婦
の存在があります。専業主婦というのは、日本の戦
後の一時期、約50年ほどの間に現れた特異な現象で
す。工業化社会がうまくいって、働く人の大層をサ
ラリーマンが占めるという一時的な社会構造が生み
出したものです。そのために、働く女性が結婚し、
働きながら子どもを産み、働きながら家庭を運営し
子育てをするという、普通に行われてきた女性の環
境が充実されないままになりました。もうそんな時
代は終わったのに、それに気づかず専業主婦という
病気を引きずっていることが大問題なのです。
>もうそんな時代は終わったのに、それに気づかず 専 業 主 婦 と い う 病 気 を引きずっていることが大問題なのです。
というのは表現としてマズイだろとは思います。
ここで思い起こされるのは柳沢(当時)厚相の「産む機械」発言です。あの時は民主党社民党フェミニズム団体等々が大批判していたものですが、池田信夫先生はどう仰っていたか。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292668.html
柳沢発言でよみがえる「万年野党」
>柳沢氏はここで合計特殊出生率という概念を説明するたとえに機械という言葉を使っただけで、「女は産む機械だ」とはいっていない。
>合計特殊出生率というのは(略)これを説明するのに「母体」とか「分母」とでもいうべきところをうっかり「機械」といって、すぐいい直した。それだけの話である。
杉浦さんはどう仰っていたか。
http://blog.goo.ne.jp/okunagairi_2007/e/be42785923c35e93479bd486b74cd82d
・柳沢大臣「女性は子どもを産む機械」発言
>結局、人間を機械扱いしたことが問題です。人間を道具扱いしたことになります。人間が他人を道具にすることは、人間としての尊厳性を侵害することであって憲法13条(個人の尊厳を謳っています)に違反するものです。
今回「人間を病気扱いしたことが問題です。」などとお書きにならなかったことは、報道を疑い一次資料を当たったためであり、この3年間選挙やらお仕事やらでメディアリテラシーを鍛えられたためでしょう。(それに微力ながら私などがツッコミを入れてきたこともあるかなぁと勝手に喜んでおりますが)
願わくは、前回は自民党閣僚発言だから信じた、今回は民主党閣僚発言でソースが産経だから疑ったというのではなく、「マスコミは、何でもいいから社会を騒がせたいのだろうか。」という視点を忘れずに諸問題に取り組んでいただきたいと思います。
新年からキツイことを申し上げましたが、本年もよろしくお願いいたします。
「産経新聞は民主党政権を叩きつぶすという論調です。産経以外の新聞は、小沢なき民主党政権を支持している。つまり、小沢さんを排除したいという点では全紙が一致しているわけです。(中略)しかし、これは検察官僚と外務官僚の鳩山政権叩きをすべてのメディアが意図的もしくは無意識のうちに支持したことによるものです。」郷原信郎「特捜神話の終焉」飛鳥新社より
この「検察官僚と外務官僚の鳩山政権叩きをすべてのメディアが意図的もしくは無意識のうちに支持したことによるもの」というのがポイントですね(鳩山政権かあ、なつかしいにゃ)
鳩山を菅に置き換えれば、いまの構図はできあがるのではないのでしょうか。
これで統一地方選の結果も見えてくる。
世論操作で選挙結果まで決まってしまう。
いつから戦前に戻ったんだろうにゃ。
このブログも結構ネットの話題になってるような気がするが。
ちなみに話題となった江川さんのニャン語ツイートの件で検索しようと、ネットで「郷原信郎 ニャン語」「江川紹子 ニャン語」と検索すると、にゃんとトップ10にこのブログが入っている!!(*_*)