ガザ地区の状況とされたビデオをメールで教えてもらい視聴しました。
まず、最初に驚いたのは、ずっととぎれることのない人の叫び・泣き声・怒号でした。
たしかに、攻撃されれば「ワーッ」と叫んで逃げるでしょうし、爆弾が近くに落ちれば驚愕の声を上げる、負傷すれば悲鳴を上げる、家族が亡くなれば泣き叫ぶ。そのシーンがおびただしい数に及べば、その声はとどまることを知らず、落ち着きのないけたたましい音となって、とぎれることなくその場を覆っているのです。
私は、そのことに気づきませんでした。本当に驚きました。
「もう、この音を止めてくれ」と思いました。
東京大空襲の被災者が逃げまどう様子について、これまでお話を聞いてきました。火炎地獄の絵を描いてもらいました。
「その時、あたりの音はどんなだったですか?」私は、当時20才くらいで五感も記憶も十分だった被災者に尋ねました。すると、その女性は「不思議なことに、阿鼻叫喚の巷だったはずなのに、音の記憶が全くないのです」と答えられました。あの音をずっと聞き続けていれば感覚が麻痺してくるのも分かるような気がしました。
でも、いつ被弾するとも分からない状況で逃げまどうその恐怖は、人をおかしくすることは間違いないと思います。
昨年12月27日の空爆で始まったガザ大規模攻撃は11日目となります。この状況が10日以上続いているのです。死者は計500人を越えています。
いかなる理由があろうとも、人が殺され、傷つき、家族を失い、その精神が侵されるような悲劇を「NO」ということに躊躇する理由はないはずです。
ヨーロッパの首脳は、停戦に向けて動きを始めていますが、日本はどうして積極的に行動しないのでしょうか。もちろん国内でも職を失った方の問題など手を打ってほしい問題はたくさんありますが、平行して行えることでしょう。
私も、自分でできる訴え方はしていこうと思っています。
<東京新聞から>
ガザ住民ら死者80人に イスラエル軍、地上侵攻継続
【エルサレム5日共同】イスラエル軍は5日、イスラム原理主義の強硬派ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザで地上攻撃を続け、ロイター通信などによると、同じ家族の13人を含む民間人29人が死亡した。地上攻撃は3日目で、開始後の死者は計80人。うち70人以上が民間人という。
国際社会の懸念が深まる中、フランスのサルコジ大統領や欧州連合(EU)の閣僚級代表団が同日イスラエル入りし、外交調停が本格化。同国のリブニ外相はEU代表団との記者会見で、攻撃は「正当な自衛行為」と述べ、現時点での停戦に否定的な姿勢を示唆した。
中東和平を支援する国連、米国など4者のブレア特使(前英首相)も同日、ヨルダン川西岸の自治区ラマラでアッバス自治政府議長とガザ情勢を協議した。
現地からの情報では、地上部隊は中心都市ガザ市を包囲し、周辺部の住宅地を戦車などで攻撃。砲弾が複数の民家を直撃し、一家7人と母子4人が死亡した。軍の標的が人口密集地に移ってきたことで、住民の犠牲が相次いだ。
昨年12月27日の空爆で始まったガザ大規模攻撃は10日目となり、ロイターによると、死者は計541人となった。イスラエル側の死者は兵士を含め計5人。
まず、最初に驚いたのは、ずっととぎれることのない人の叫び・泣き声・怒号でした。
たしかに、攻撃されれば「ワーッ」と叫んで逃げるでしょうし、爆弾が近くに落ちれば驚愕の声を上げる、負傷すれば悲鳴を上げる、家族が亡くなれば泣き叫ぶ。そのシーンがおびただしい数に及べば、その声はとどまることを知らず、落ち着きのないけたたましい音となって、とぎれることなくその場を覆っているのです。
私は、そのことに気づきませんでした。本当に驚きました。
「もう、この音を止めてくれ」と思いました。
東京大空襲の被災者が逃げまどう様子について、これまでお話を聞いてきました。火炎地獄の絵を描いてもらいました。
「その時、あたりの音はどんなだったですか?」私は、当時20才くらいで五感も記憶も十分だった被災者に尋ねました。すると、その女性は「不思議なことに、阿鼻叫喚の巷だったはずなのに、音の記憶が全くないのです」と答えられました。あの音をずっと聞き続けていれば感覚が麻痺してくるのも分かるような気がしました。
でも、いつ被弾するとも分からない状況で逃げまどうその恐怖は、人をおかしくすることは間違いないと思います。
昨年12月27日の空爆で始まったガザ大規模攻撃は11日目となります。この状況が10日以上続いているのです。死者は計500人を越えています。
いかなる理由があろうとも、人が殺され、傷つき、家族を失い、その精神が侵されるような悲劇を「NO」ということに躊躇する理由はないはずです。
ヨーロッパの首脳は、停戦に向けて動きを始めていますが、日本はどうして積極的に行動しないのでしょうか。もちろん国内でも職を失った方の問題など手を打ってほしい問題はたくさんありますが、平行して行えることでしょう。
私も、自分でできる訴え方はしていこうと思っています。
<東京新聞から>
ガザ住民ら死者80人に イスラエル軍、地上侵攻継続
【エルサレム5日共同】イスラエル軍は5日、イスラム原理主義の強硬派ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザで地上攻撃を続け、ロイター通信などによると、同じ家族の13人を含む民間人29人が死亡した。地上攻撃は3日目で、開始後の死者は計80人。うち70人以上が民間人という。
国際社会の懸念が深まる中、フランスのサルコジ大統領や欧州連合(EU)の閣僚級代表団が同日イスラエル入りし、外交調停が本格化。同国のリブニ外相はEU代表団との記者会見で、攻撃は「正当な自衛行為」と述べ、現時点での停戦に否定的な姿勢を示唆した。
中東和平を支援する国連、米国など4者のブレア特使(前英首相)も同日、ヨルダン川西岸の自治区ラマラでアッバス自治政府議長とガザ情勢を協議した。
現地からの情報では、地上部隊は中心都市ガザ市を包囲し、周辺部の住宅地を戦車などで攻撃。砲弾が複数の民家を直撃し、一家7人と母子4人が死亡した。軍の標的が人口密集地に移ってきたことで、住民の犠牲が相次いだ。
昨年12月27日の空爆で始まったガザ大規模攻撃は10日目となり、ロイターによると、死者は計541人となった。イスラエル側の死者は兵士を含め計5人。
戦争を想像する時に、体験のある方はそれがどれほど身に迫る恐怖として思い出されるのか。想像しようとしても、漠然と絵空事しか描けないかの違いは本当に大きなことです。
人間、体験しなければ分からないこともありますが、一人の一生が台無しになるようなそんな経験は繰り返さずに伝えて行くのが知恵というものだと思います。
うまく聞き取って(伝えて)いくことをこれまで怠ってきたのかもしないと思っています。
はっきり言って、手の打ちようがないからでしょう。
歴史的に日本はイスラエル-パレスチナ紛争に何の関係もなく、日本が積極的に働きかけても耳を傾けてくれるとは思えません。
今回のガザ空爆の原因はハマスによるイスラエルへのロケット攻撃なわけですが、では何故ハマスがそんなことをするのかというと、イスラエルの攻撃を呼び込んで西岸地区に反イスラエル反ファタハの声を高めさせ、ハマスへの支持を強固にするためといったところでしょうか。
何の関係も何の力も持たない日本としては、ハマスを批判した上でイスラエルに「ガザ攻撃は過剰防衛であり、ハマスに利益を与えるだけ。」と論理的に諭すのが良いのでしょうが、戦後すっかり引きこもりになり、国際外交に及び腰の日本では「おたがいよくはなしあいましょう」と言うのが関の山。(嘆
まあ、もし日本が積極的に行動したとしても即効果が出るはずもなく、野党・マスコミから「選挙目当てのパフォーマンス」「もっと内政に力を入れるべき」と叩かれるのがオチでしょう。
それでも、何か行動を起こしてほしいとは思うんですが。
日本には、今のガザ地区での被害を受けている人の惨状が手に取るように理解できる人たちがいて、それは二度とやめてほしいと思う人たちがいるのに、そのことを分かっていない・分かろうとしない人たちが政治をしているということではないかと思います。
停戦を訴えることは、それによって直ちに止まる即効性がなくても、意味がないとは言えないのではないでしょうか。
「だったら、日本がハマスのロケット弾攻撃を止めてくれるのか?」と、イスラエル側から凄まれて終わりでしょう。どんな外交力のある国(米国でも)だろうと、ハマスの無差別攻撃を止めることはできなければ、イスラエルを止めることもできないでしょう。
私だったら、イスラエル国民に向かって「和平のために、ハマスのロケット弾の的になるべきだ」とはとても言えませんね。
政治だけではないですよ。マスコミ・"反戦""平和"団体の中にも分かろうとしない人がたくさんいます。
こういう政治しかできなくなったのも、国際外交に関して広い視野・深い見識を持たなかったマスコミの責任も大きいと思います。
>停戦を訴えることは、それによって直ちに止まる即効性がなくても、意味がないとは言えないのではないでしょうか。
もちろん、その通りです。
しかし、意味がないだけならまだましで、悪い方向に転がることもあるということを忘れてはいけません。
日本は第三者です。だからこそ冷静に判断できるはずなのに、ひたすらイスラエルの非道を叫ぶだけでは逆効果にしかならないでしょう。
イスラエルの責任、ハマスの責任、ファタハの責任。最低限ここまでは押さえた上で、停戦にいたらしめるには何が効果的なのか考えて行動すべきです。
つまり、犯罪者のテロに、住民を殺害して対抗しているということ。
オウムが地下鉄にサリンを撒いたので、上九一色村を爆撃、といったところでしょうか。
犯罪者の殺人を理由に他国を無差別爆撃ってひどい話です。
ハマスを正当な政府と認め、ハマス国にイスラエル国が宣戦布告するなら戦争ということになるのでしょうが、戦争でも非戦闘員への攻撃は違法ですよね。
ハマスはイスラエルに対して「非合法」どころか「生存権」すら認めていません。
地上から抹殺されるべき存在だと公言しています。
>犯罪者の殺人を理由に他国を無差別爆撃ってひどい話です。
ガザ地区は既にハマスの支配下にあり、パレスチナ自治政府からはほぼ独立状態。
>戦争でも非戦闘員への攻撃は違法ですよね。
民間人を盾にして戦闘することも違法です。
もちろん、ハマスは国家ではないので、国際法なんて気にする必要がないと言えますが。
今日の民放のニュースでは、イスラエルの選挙対策がどうこう言っていましたが、ハマスだって同じ事。
決定的に違うのは、イスラエルは自国民の命を守るために他国民を殺していますが、ハマスは自らの権力を守るために自国民を殺しているということです。
イスラエル=ユダヤ人は、かつてホロコーストを体験しました。「世界中から哀しまれて滅亡するよりは、世界中から嫌われても生き残る」が理念とも言われます。
「ガザの罪のない人々が殺されている」だけでは、イスラエルの覚悟を止めることは不可能でしょう。
ハマスに対して国際社会がどう動くか、ハマスの無差別攻撃を止められるのか、その確証をイスラエルに与えない限り、停戦は難しいと思います。
罪なのない人を人質にとって立てこもったら、人質ごと皆殺しですか?
イスラエルは、国内のパレスチナ人にどんな仕打ちをしていますか?
そもそも、元から暮らしていた人たちを殺し、追い出して住んでいるのはどちらでしょう。
ハマスは自国民を迫害はしていないけれど、イスラエルは自国民も民族差別していますね。
ハマスも凶悪な殺人者たちで支持する気はないけれど、13人殺すのと、1300人殺すのでは2桁違う。