杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・選挙後に報道すべきこと

2010-07-13 08:19:16 | 報道・情報
選挙結果は、民意を反映したものになったでしょうか。
自民党が、改選議席で民主党に勝ったわけですが、多くの人が自民党を支持していたのでしょうか。
こんな結果になるとは・・・と思った方のほうが多いのではないかと感じています。

これまで自民党が国民に気づかせることなく手慣れたルーティンワークとしてこなしてきた事柄の問題性を、民主党はいくつか見せてくれました。
パフォーマンスの要素も強かったとは思いますが、事業仕分けなることができるということも示してくれました。
鳩山さんの普天間基地にしても、結局はあのようになりましたが、国民の声を聞こうと試みた内閣ではありました。

私たちは、選挙で自民党を勝利させる結果を選んだ訳ではなかったのではないかと思います。
選挙というものが、多数の人の行動によるものであることから、わずかな要素が大きな影響になってでてくるという、大きな現れだったように感じます。
選挙ってこんな不可解なものなんだと、痛感しました。

マスコミは、選挙直前まで大相撲のことをあれだけ報道していて、もっと選挙に関して報道すべきではないかと、ちょっと批判的に見ていました。
何か、報道してはいけないことがあるのかな、とも。

選挙日・翌日の開票速報はやむを得ないとしても、この後、マスコミがこの結果をどう評価して視聴者に示していくか、はとても重大だと思います。

「ねじれ国会」という言葉に、街頭インタビューでマイクを向けられる町の人は「不安です」と答えている映像もありますが、質問すべきは、もう少し別のことではないでしょうか。

次には衆議院選挙もありますが、せっかくの政権交代という変化を、この参議院選挙で潰してしまう方向付けをすることだけは、やめてほしいです。
小さな政党の存亡もますますきになってきますが、適切な選挙の総括がなければ
ただのくじ引きと同じです。

今こそ、メディアには、そのオピニオンリーダーとしての役割を期待したいです。





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8 コメント

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どこまで期待できるか (yasu)
2010-07-13 15:59:42
上杉隆さんが報じた、官邸機密費が評論家などに長年にわたり渡されていたという問題一つをとっても、オピニオンリーダーとしての役割を期待する事は難しいと思っています。

それより、フリーのジャーナリストの方に期待したいというのが正直なところ。彼らに刺激されて、後追いでもいいから、いろいろと事実を報じるという、それだけでもやってくれればいいのですが。

でも記者会見でもなかなかフルオープンは難しいようで、やっと少しずつあちこちで行われるようになったと。

こういう状態をみると、メディアにどこまで期待できるか、正直疑問に思っています。

現に私自身、新聞は一応読むけど、ネットでいろいろ記事を見て、という形で、情報を集めています。
今は、フリーのライターが自分でツイッターを始める時代ですから、(江川紹子さん、上杉隆さんなど)そういうのも見て参考にしています。

ただ言うまでもなく、これらはネットですので
影響力は、記者クラブメディアの方が上です。
ですので、もっとしっかりしてほしいと思っているのですが。

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こういう視点もあります (yasu)
2010-07-14 19:47:48
ネットでの意見を一つご紹介します。
“外務省のラスプーチン“と呼ばれた、作家の佐藤優さんの意見です。
さすが、インテリジェンスのプロと言いたいところです。
こういうのは記者クラブメディアでは、まず読むことができない。

『マスメディアは、「民主党敗北」、「菅直人首相の責任問題浮上」などと大騒ぎをしているが、参議院選挙の結果によって、天が落ちてくるわけではない。今後も民主党連立政権は続く。しかも、国民新党の比重が落ちるので、民主党の「自由度」が高まったと見るのが妥当である。
(中略)
 ところで、菅総理の消費税率引き上げに関し、自民党の主張する10%を参考にするという発言は、財務官僚の意向をそのまま反映したのもだ。マスメディアも概ね好意的反応を示し、読売新聞は社説で欧州並みの15%を基準に考えよとまで主張した。しかし、国民は菅発言に強く反発した。官僚とマスメディアが足並みを揃えても、有権者がそれに激しく反発し、今次参議院選挙で有権者は民主党に対して厳しい評価を下した。筆者はこのことをとても高く、肯定的に評価している。消費税のような国民の生活の根本にかかわる問題について、有権者は、官僚と官僚に親和的な政治家、メディア・エリートの言説を鵜呑みにしないということが示した。日本の民主主義が機能していることが明らかになったと筆者は見ている。
(中略)
ここで言う「悪党」とは、犯罪者ややくざのことはない。「悪党」とは、<中世、荘園領主や幕府の権力支配に反抗する地頭・名主などにひきいられた集団。>(『岩波古語辞典』1974年版)すなわち、既成権力に対抗する強い武士の集団のことだ。小沢一郎氏が、数あわせの観点で、政界再編を画策しても、それは実を結ばない。国民不在の永田町での権力再編ゲームに国民は飽き飽きしている。小沢氏が、南北朝時代の南朝の忠臣・楠木正成が「悪党」と呼ばれたことを念頭に置き、徹底して国民に軸足を置き、今後、国民の中で起きるであろう反官僚運動と連携し、民主党政権を国民の側に引き寄せる努力をすることにより、状況が変化する。いま求められているのは、小沢氏が、中途半端ではなく、徹底した「悪党」になり、官僚により半ば支配されている菅政権を内側から揺さぶることだ。』

【佐藤優の眼光紙背】 小沢一郎は徹底した「悪党」になれ より
http://news.livedoor.com/article/detail/4879897/

要は、菅政権を「得宗専制」(得宗とは、分かりやすく言うと、北条氏のトップという意味です)と呼ばれた政治を行い、
滅ぼされた北条氏と見立てて
小沢一郎が、楠木正成などの南朝勢力のように民意を集めれば、状況が変化しますよといっているわけですね。
ただ一つ抜け落ちているのが、誰が足利尊氏になるのかということです。

私は、小沢が悪党になるだけではなくて、尊氏にもならないと、状況は変化させられないと思っています。
というより、一人三役、正成、尊氏、後醍醐の役を演じないといけないのではと思っています。
もちろんすみ分け出来れば、いいのでしょうが、その後の三者の運命は、歴史の示すとおりです。

さらなるカオスを生み出すだけなのではという不安もありますが、議会制民主主義の時代ですから、
カオスではなくて、政権交代や政界再編を生み出すと言う風に、解釈することもできます。
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マスコミや報道の在り方とは (yasu)
2010-07-14 20:24:26
ここに報道の在り方を考えさせる一つの記事があります。

北海道警裏金問題の報道をめぐる裁判とジャーナリズムのあり方<1>・<2>

http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/07/post_605.html
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/07/post_606.html

という注目すべき、そして道民としては大変恥ずかしい記事が載っています。
北海道新聞という記者クラブメディアが、どんなに素晴らしい報道をしたかは
ご記憶の方もいるかと思います。
もちろんそれは大変恥ずかしい事件での報道ですので、あまり自慢したくありません。

問題は、その後の道新の対応です。
「川:北海道警元釧路方面本部長の原田宏二さんが「北海道新聞が警察に屈した日」(「明るい警察を実現する全国ネットワーク」ホームページ、http://www.geocities.jp/shimin_me/hokkaidou1.htm#15http://www.geocities.jp/shimin_me/hokkaidou1.htm#18)で指摘しているように、道警は道新の内部で起きた不祥事を摘発する中で、それとのバーターで裏金問題に関する道新の報道を抑えようとした疑いが濃厚です。しかし、メディアの中ではそうしたことは頻繁にあります。オウム真理教の事件に絡んでTBSが放送前のテープをオウム真理教側に見せていたことが発覚した際、故筑紫哲也さんは「TBSが死んだ日」と言いました。裏金問題の報道とその後の動きは、道新の歴史の中で最も大きかった出来事ではないでしょうか。
高田:社史を読むと、道新も遠い昔には様々な事件があったようです。権力と報道機関の関係は、非常に難しい。権力と報道機関のひどい事例は、どの新聞社にもテレビ局にもあると思います。ただ、裏金報道のその後については、なかなか自己評価はできません。自分も当の組織にいる以上、問題解決や組織改革に一定の責任を負っているわけですし。」

そしてその後の道警と道新(のちに大谷明宏・宮崎学が補助参加人として参加)との裁判での対応にも触れるのですが、
これがさらに恥ずかしい。

「高田:誤解を招くと困りますので、説明しておきますが、甲84号証はあくまで佐々木氏による記録です。
 私と佐藤、道新は連名で書面を裁判所に提出し、証拠採用すべきではないという趣旨の反論をしています。当時の編集局長も「提訴させないための交渉だった」という趣旨の反論の文書を出しました。30数回に及ぶ交渉の記録は、録音だけでなく、佐々木氏のメモに基づくものも含まれています。裁判所に提出した書面でも書いていますが、録音を文字に起こした中身は、必ずしも録音を正確に反映していません。佐々木氏が都合良く解釈した部分もあります。裁判では、佐々木氏に勝つことが最大の目的ですから、そうした反論は当然必要です。
 ただ、訴訟進行に限定せずに物事を考えた場合、権力とメディアの関係を考えるうえでも、一連の交渉は実に大きな問題を孕んでいます。仮に録音の文字起こしが細かな部分で正確ではなかったとしても、交渉があったこと自体は事実ですし、大筋は記録通りでしょう。こんな交渉がなぜ行われたのか、きちんと検証すべきだと、私は思ってきました。権力監視型報道の根幹にかかわる問題が、そこには横たわっているからです。
 例えば、一連の交渉では、道新側が佐々木氏に対し、「裁判を起こすなら起こしてください。その代わり、最初に道新がいくつまで負けを認めるか決めておきましょう。4つの事実のうち3つだったら納得しますか、2つだったらどうですか」という趣旨のやり取りが出てきます。さっきも言いましたが、訴訟で争点となっている書籍の記述について、提訴前に「本の記述に問題はなかったか」と会社から聞かれたことは、一度たりともありません。この交渉が行われている期間中、そんなことは一度も聞かれていない。それなのに、幹部が勝手に「誤りを一部認めましょう」と言い、こういう交渉をしてしまう。この部分は当時、週刊新潮に「道新が出来レース裁判を持ち掛けた」として記事にされました。
 佐々木氏との交渉は事実の検証プロセスではなく、どうしたら佐々木氏が納得するか、ひたすらひれ伏していく交渉でした。甲84号証を読む限り、誰でもそう判断するでしょう。記録の中には、提訴するなら被告に高田や佐藤を入れるな、道新だけを被告にしてくれと頼むシーンも出てきます。「高田たちを個人で被告にすると独自に動くから、会社が裁判をコントロールできなくなる」といったことを言うのです。一体何なのか、と思います。」

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補足説明 (yasu)
2010-07-15 16:57:53
道警対道新の裁判という表現をしましたが、正式には、

「北海道警察(以下道警)の元総務部長佐々木友善氏が、道警の裏金問題を扱った「警察幹部を逮捕せよ!」(旬報社)と「追及 道警裏金疑惑」(講談社)の合わせて4カ所に事実と異なる記述があり、名誉を傷つけられたとして、北海道新聞(以下道新)と同社の高田昌幸、佐藤一の両記者と旬報社、講談社を相手取り、慰謝料と謝罪広告の掲載などを求めた損害賠償請求訴訟を札幌地裁に起こした」
という形になります。

詳細はこちらを。
http://www.geocities.jp/shimin_me/hokkaidou1.htm#5

ではなぜ道警と書いたかというと、以下の表現にもあるように、

「佐々木は、この訴訟はあくまでも個人の立場で起こしたものとしているが、しばしば道警の訴訟代理人を務める齋藤祐三、齋藤隆広両弁護士が担当していることから、そのバックには道警がいると見る向きは多い。
 
それだけではない。たとえOBといえども警察にとって最重要な裏金問題に関わる訴訟を個人的な判断だけで提起することは考えられないのだ。
 
道警内部やOBの中には、現職やOBが拠出して9億6千万円の返還が終わり、世間が道警の裏金問題を忘れかけている現在、何故、寝た子を起こすようなことをするのだ、との批判がある一方で、佐々木の出身部門である警備・公安部門のOB等を中心にカンパを集め訴訟費用を準備したとの情報もある。
 それによると当初700万円を目標にしていたが、結局集まったのは300万円弱だったともささやかれる。
 佐々木は、道警本部長とともに道警の裏金の存在を否定した事実や、警察署長や副署長などいわゆる金庫番のポストにあったなどの経歴からみて裏金システムを熟知していたはずだ、と指摘する声が当然ある。
 そのことを意識して「意趣返しではない」と言ったのかもしれないが、かえってやぶ蛇に思えるのだが。
 佐々木が、いかなる見通しを持って提訴に踏み切ったのかよく分からない。
 訴訟ともなれば、当時の芦刈道警本部長の証人出廷の問題も出てくるだろう」

という指摘があります。
組織にいた人間が、自分だけを傷つけられたというのならともかく、組織全体の問題であったわけですから、
相談もしないで、裁判など出来ないはずです。

またなぜ押し掛け女房みたいな形で、大谷明宏・宮崎学が補助参加人として、被告に加えろと言ってきたのかという
事も、裁判の行く末に不安を抱いていたからではないかと思います。

二人の決意表明はこちらを
http://www.youtube.com/watch?v=lWO7PVKGoY8


誤解のないようにしたいので改めてご紹介した理由をご説明したいと思います。
決して警察や検察が嫌いだから、こういう事をご紹介したわけではありません。
皆さん熱心に仕事されていると思っています。
ただ不幸にして、報道の在り方をめぐりこういう事態になったと言う事は残念だと言う事を
お伝えしたいだけです。
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佐藤優をほめすぎた (yasu)
2010-08-04 19:50:28
もう少し南北朝時代の歴史研究を読みこんでから、発言してほしい。
足利尊氏が後醍醐天皇に敬意を抱いていたこと。(でないと天竜寺なんか造らない)
後醍醐天皇が自分が正統な天皇家の跡継ぎだと
主張したのは、それが南朝内部でもマイナーな意見だったから。

この二点はきちんと押さえてから発言してほしい。
きちんとした歴史認識をと言われますが、特に昔の歴史は、研究の進展によって、通説が覆されている。たえず一般書でもいいから、確認しなおすことが重要となってきます。

例えば、律令政治は衰えていったと学習しましたが、実際は、律令制度どうりに運用することができないので、現実的に変えていったということだそうです。

ましてや建武の新政は時代錯誤と言われても仕方がないものだった。
あの北畠親房ですら、東北の支配をまかされていた時、打倒したはずの北条氏のやり方をまねていたという。

作家たるものが、そういう認識を欠いたままでは、恥ずかしいとしか言いようがない。


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/973より
『南北朝時代の南朝の忠臣・北畠親房は、わが国の本質について、「大日本者神国也(おおやまとはかみのくになり)」と述べた。当時、京都には軍事官僚(足利尊氏一派)による北朝がたてられていた。これに対して、親房、そして「悪党」と呼ばれた楠木正成たちは、奈良の吉野に逃れた後醍醐(ごだいご)天皇による南朝を命がけで支えた。
参議院選挙の結果がどうなろうと民主党は権力を手離さない。民主党という巨大な権力の器の中に、超越的なものに対する畏敬の念を欠いた、合理的計算で理想的社会を構築することができると考える人々が、官僚と手を組み、イタリアのムッソリーリ首相が理想としたファッショ体制が、知らず知らずのうちに形成されるのではないかという不安を筆者はもっている。』
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ボヤを火事にして政争の具に (yasu)
2010-11-18 18:05:43
なんだか日に日にバカバカしくなってくる政治の話ですが、なんかミニ天皇機関説事件みたいになってるような気がする。
それが議会制民主主義の否定を招くと言う意味でも深刻なのだが、攻撃する野党はどうかしてる。言う本人の資質も問題だが。
ただこうやってネチネチとミスを大きく報道すれば、どんな内閣でも支持率は下がる。
アベちゃん以降歴代総理はみなその洗礼を受け、政権のたらい回しとなっている。
これを見て政治がしっかりしてないと、逆にむしろメディアや有権者にも問題があるんじゃないかと思うが。
ちなみに今問題となっている発言問題(柳田法相・仙谷官房長官)の件で
江川紹子さんはこうツイートしてる。
「今回の柳田法相の発言問題は、ユーモアのセンスがない人が、笑いをとろうとして冗談めいたことを言おうとすると、こうなる、という典型。普通に、「法相といっても具体的な事件の中身は話せないことが多いんです」と言えばよかった。言いたかったのは要するにそういうことでしょ」

で今度は(国会中継でなんか丸川珠代がいやに張り切っていたが、確か金子勝の弟子だったよな。本も読んだぞ。どこまで右にいくんだろう。怖いにゃ。)

「またですか…国民とは無縁の火遊びはたいがいにして欲しいにゃRT @nami_takenaka: 国会中継 参院予算委員会、自衛隊に関する問題で炎上中・・・」

さらに官房長官の「暴力装置」発言で

「言葉狩り国会ですにゃ RT @mitsuya_niwa 出火元は言葉の「暴力装置」が原因であることがわかった.....」
(この発言のどこが悪いのだろう?仙谷は嫌いだが、それとこれは別。ちなみに前田参院議員の
「仙石総理」発言、これは歓迎。菅が当事者能力を失っていることに、民主党はもっと危機感を持ってほしいものだ。
道新は”「影の首相」身内もそう思ってる?”と報じてるが。
この前田議員、保坂正康が高く評価している、堀栄三という陸軍参謀(情報担当)のおいに当たるが、
叔父さん同様、評価できる人なのかな?)


ちなみに郷原信郎氏は、柳田発言について

「柳田法務大臣の発言要旨 http://bit.ly/9Z7p3V 柳田大臣の肩持つわけではないけど、歴代の自民党法務大臣も同じようなことばかり答弁してきたのに、それが法律上やむを得ないと言った柳田大臣を責める自民党の神経もどうかと思う。それを厳重注意する官房長官も」

「「法相が法を犯してしゃべることはできないという当たり前の話です」の部分がマスコミ報道で意図的にネグられているのはやはり問題です。そこを本人が強調して説明すれば良いと思うのですが・・・、本当に不器用な人です。RT @MUNE1004 マスコミによって話の趣旨がネジ曲げられた感が強い」

>法相が法を犯してしゃべることはできないという当たり前の話です」の部分がマスコミ報道で意図的にネグられているのはやはり問題です
というツイートを見ていても
改めてミニ天皇機関説事件という印象を強く持つ
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江川さんの爪の垢 (yasu)
2010-11-19 19:23:23
ライターはこういう認識も必要かと思うが、中には霞が関あたりをうろつく事で記事をかくフリーもいるから、少しは江川さんのつめの垢でも煎じて飲んだ方がいいといいたい。

江川さんのツイッタ―より
「最高検と東京地検の会見終わったなう。フリーランス対策らしかった警備員さんの姿がなく、ようやく検察当局もフリーは暴れるという認識を改めたらしい。ふふふ…甘いにゃ…なあんてね(^O^)」

「くっちゃねしながら爪研ぎは欠かさないのがにゃんこのたしなみ RT @manomasumi 隠された猫の爪だにゃあにゃあ RT @amneris84: …ようやく検察当局もフリーは暴れるという認識を改めたらしい。ふふふ…甘いにゃ…なあんてね(^O^)」

で最近気になる記事が
http://www.the-journal.jp/contents/yokota/2010/11/post_11.html

「現在、全国に約70万人いる教員のうち、16万人が「担任外」となっている。約20年間で子どもの数は3分の2になっているが教員の数は日教組の抵抗で減っていないため、子どもの数と教員の数が逆転している学校も少なくない。さらに、いわゆる問題教師=不適格教員が増殖しているにもかかわらず、文科省は「コンクリートから人へ」の政策を盾に「定員の上積み」を要求している始末だ。ちなみに、義務教育国庫負担金には約1・7兆円の予算がついている。
 この事案自体は、すでに事前のヒアリングからもはずされている。前政権時代に「元祖・仕分け人」の河野太郎議員が2008年にメスを入れた政策でもあり、当時も、「さぼり教員が5万人いると仮定すると、5千名が不適格教員。頑張っている先生に負担をかけている」とかなり厳しい批判が出た。
 それにもかかわらず、昨年の仕分けでは「見直し」という結果は出たものの、内容は明らかに後退していた。「国と地方のあり方について抜本的な整理見直しが必要」、つまり「教員の給与は全額国庫負担金にせよ」という日教組の要求そのままの「見直し」だったからだ。現行では、2分の1負担である。
 単純に計算しても 700万×16万人=1兆円 が捻出できることになるのだから、なぜメスを入れないのか不思議でならない話だ。」

月刊現代時代からこのライターの記事を読んでいたが、なんか霞が関にいやに親和感をもっているなあと思っていた。
そもそも、組合は日教組と全教と保守系と三つあるということは知らないのかな。
>子どもの数と教員の数が逆転している学校も少なくない。
いわゆる僻地校の事をいってるのだろうが、こういう学校ができたのは、少子化と過疎化
が大きい。しかし地域の交流の場として、文化の継承の場として機能していると言う側面もあり、よって閉校には地域住民の抵抗があって、“子どもの数と教員の数が逆転”するまで進まない。
逆転しても、すぐには閉校できない。
通学先の問題もあり、何年も検討してやっと閉校となる。
地域からすれば断腸の思い。
こういう人たちの思いを汲みとると言う、ライターとしての素養が欠けているような感じが前からしてたが、やっぱり官僚の方を向いてるのねと、納得。
というより現場に言って取材してるのかな。
ツイッタ―を見てもそんな感じは見えないし、と大いなる疑問を持ちながら読んでいる。
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ウィキリークス (yasu)
2010-12-14 21:14:48
http://uonome.jp/read/1020 より

「この原稿を書いているさなかに、機密を暴くことで有名なウィキリークスが、米国の外交文書を暴露した。機密の外交文書で、歴史的な意味を持つものであれば、報ずる価値はあるだろうが、外国の首脳を「無能」とか「うぬぼれ」などと揶揄する評価や、非公式な外交交渉での会話など客観性を担保できない資料を、報ずるに値する資料だとは、私は思わない。
 かつてはこういった機密文書はマスコミにもたらされ、きちんとした評価や裏づけ取材というフィルターを通して報じられていた。それがユーチューブやウィキリークスなどのネット媒体で、評価なしに公表される。この新しい事態に、既存のメディアは戸惑っているようにみえる。」
辰野哲郎『ネット時代の潮流に進路を見失うメディア 海保ビデオ流出報道に欠けた、ある「視点」』より

ウィキリークス批判より擁護の方が多いと思うが、やはりこういう視点も大切かと。
「外国の首脳を「無能」とか「うぬぼれ」などと揶揄する評価や、非公式な外交交渉での会話など客観性を担保できない資料を、報ずるに値する資料だとは、私は思わない。」

ウィキリークスは評価とか裏付け取材なしで、なんでもかんでも報じようとする。
それは、はっきり言ってレベルが低いし、海保の保安官氏と同レベルとしか言えないと思っていたので、アサンジ逮捕には放火犯が逮捕されたみたいな気持ちしか持てない。

自業自得みたいな感じがする。
むしろ、創始者は別にいて、アサンジはウィキリークスを貶めるために送り込まれた某国情報部の工作員というのなら、話もわかるのだが。(どこの国かにゃ?)

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