風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

『麒麟がくる』キャラクターBest10その②

2021-02-13 14:55:40 | 時代劇

 

 

 

第5位:正親町天皇(坂東玉三郎)

風格、威厳、浮世の人とは思えぬ神々しさ、すべて完璧。さすが玉三郎さんです。戦国時代モノで天皇がここまでクローズアップされたのはおそらく初めてでしょう。大変興味深く、楽しく拝見させていただきました。

月に閉じ込められた男の話、感銘を受けました。やはり「月」なのですねえ。

 

 

第4位:斎藤道三(本木雅弘)

物語前半の、事実上の主役だったんじゃないかと思えるくらいの、強烈な存在感を放っていました。単なる悪人ではない奥深さ、「大きな国を作れ」との言葉を残し、光秀の生き方に多大な影響を与えた最重要人物。歌いながら毒殺するシーンは、大河の歴史に残る戦慄の名場面でした。

本木雅弘新境地!

 

 

第3位:松永久秀(吉田鋼太郎)

光秀のことをなにかとサポートする良き先輩、不良中年オヤジ(笑)。態度も声もデカいが、一本筋の通った人物。平蜘蛛の茶釜を通じて光秀に覚悟を伝え、本能寺の変へと光秀を導いた重要人物の一人。爆死こそしなかったものの、最期の死に様、痺れました。

吉田鋼太郎さん、素晴らしかった。

 

 

第2位:織田信長(染谷将太)

この物語は光秀と信長の奇妙な友情物語であり、愛憎劇なんです。本当の信長はこんな人じゃないとか、あーだこーだ色々言いたくなる気持ちもわかるけど、このドラマの信長はこうなのだから、この信長を楽しめばいい。染谷信長、サイコパスだがどこか哀しく、寂しい孤独な男。面白かった、とても楽しませていただきました。染谷信長、好きです。最高でした。

 

 

第1位:明智光秀(長谷川博己)

本能寺を攻めながら、その頭に去来するのは信長と初めて会った時の思い出。本能寺に上がった火の手を涙で見つめる光秀。己が夢を託した人物を、己が殺さねばならぬ悲しみ。これで光秀が死ぬところまで描いたら、とても悲惨な物語となってしまう。だから敢えて、死の場面は描かなかったのだと解釈したいですね。

光秀の「魂」は死なず、それは江戸250年の太平の礎となり、その「思い」は現代まで繋がっている。そういう意味を込めたラストシーンなのだと、私は思いたい。

長谷川光秀、大河の歴史に残る名演!

 

 

 

ここからは漏れたけれど、他にもよいキャラは沢山おられました。足利義輝(向井理)、明智光安(西村まさ彦)。玉を演じた芦田愛菜ちゃんも良かったし、門脇麦さんの演じたお駒さん、色々言われましたけど、私は良かったと思います。架空キャラの役割を見事に果たしていました。

 

 

『麒麟がくる』、何度でも言います。素晴らしい、面白いドラマでした。楽しませていただきました。

ありがとうございました。

 

さて、次回からの大河ドラマは『青天を衝け』、このタイトル、高橋克彦氏の小説『天を衝く』のパクリに思えて、今一つ気に入りませんが…果たしてどんな作品となることやら。

 

『麒麟がくる』忘れられぬドラマとなりました。素晴らしかった。

 

ありがとー!!!

 

 


『麒麟がくる』キャラクターBest10

2021-02-13 03:48:30 | 時代劇

 

 

 

『麒麟がくる』とても面白いドラマでした。

休止を挟んで1年2ヶ月、楽しませていただいたことに、感謝の意を込めて

 

『麒麟がくる』キャラクターBest10を開催したいと思います。拍手~👏👏👏👏

 

 

先ずは10位から6位まで。

 

 

第10位:摂津晴門(片岡鶴太郎)

「わ~か~り~ま~せ~ぬ~」いやいや、とても分かりやすい悪役で、物語の中盤を盛り上げてくださいました。悪ノリとも言えるあの演技には賛否あるでしょうが、私は好きでした。

 

 

第9位:足利義昭(滝藤賢一)

貧しい人々を救いたいという思いから将軍になったものの、所詮はお神輿。何もできないイライラと、信長への反発心が募り混乱していく様を見事に演じていました。今までにない足利義昭像、楽しませていただきました。

 

 

第8位:羽柴秀吉(佐々木蔵之介)

出世のためなら利用できるものはなんでも利用する、かなりえげつない秀吉でした。光秀が変事を起こすかもしれないことを知ったときの秀吉の冷静な対応ね。この秀吉は信長に心酔などしていない。すべては出世の手段。ただ、命がけであるところが、この秀吉の凄いところ。

どうせスピンオフを作るなら、この秀吉を主人公にしたドラマを作れば面白いのにね。今までにない『悪辣太閤記』が観られるよ、きっと。

 

 

第7位:菊丸(岡村隆史)

架空キャラというのは自由に動かせるので、物語を円滑に動かすにはとても都合がよい。自由だから将軍とも親しくなれるし、天皇と碁を打てるようにもなる(笑)。家康の間者、菊丸は第1話から登場し、光秀と親しい関係を築いて行きますが、これが光秀と家康の間を繋ぐ重要なパイプ役となっていき、これが最終回で生きてくる。

出番は少ないが、実はとても重要なお役だったのです。岡村さんの演技、良かったです。

 

 

第6位:帰蝶(川口春奈)

信長のプロデューサーであり、光秀の背中を押した、とても重要なお役目。結果的に川口さんの抜擢は大正解でした。

こういうのを「怪我の功名」というのかな。

 

 

 

続きは後ほど。