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 風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

徳川家康BEST5!

2020-06-29 14:18:46 | 時代劇

 

 

 

 

信長、秀吉ときたら、次は当然家康だろうということで、10人選ぼうとしたのでしたが

 

でしたが

 

10人選べない!

 

なぜなら

 

家康という役は、10人も選べるほど、面白くない!

 

いやあ、参った。ホント徳川家康って、役として面白みがない。改めて思い知らされました。ということで

 

いささか変則的ではありますが、今回はBEST5ということで

 

いってみよう!

 

 

 

 

第5位。津川雅彦。

『独眼竜政宗』 1987 NHK

伊達政宗が豊臣秀吉に初対面した際、政宗にアドバイスをした人物として描かれており、政宗が最終的に家康の側につくことを自然に上手く描いていたと思います。この作品における津川家康は重厚感のある好人物といった感じ。なかなか良かった。

 

 

第4位。内野聖陽。

『真田丸』 2016  NHK

気が小さくて情けない、そんな家康像は新鮮でした。特に本能寺の変で揺れる京都からの脱出行ね。ヘロヘロになりながら逃げ惑う姿は、めっちゃ面白かった。これが年を経るに従って徐々に狡猾になっていく。絶品でした。

 

 

 

第3位。津川雅彦。

『葵 徳川三代』 2000  NHK

また津川さん!?いや同じ津川さんでも、演技がまったく違う。こちらの家康は見事に食えないタヌキ爺。そのタヌキに翻弄される息子・秀忠(西田敏行)がまた面白かった。西田さんは後に家康を演じていますが、こちらの方が何10倍も良かった。

 

 

第2位。中村梅之助。

『真田太平記』 1985  NHK

真田家に敵対する悪役家康として、見事な憎々しさでした。この作品で二代将軍・秀忠を演じたのが、梅之助さんの息子さん、中村梅雀さん。まだ演技が初々しかった。

 

 

第1位。森繁久彌。

『関ヶ原』 1981  TBS

善悪を超越した超大物政治家といった風情。この貫禄、この気品。いかにも器の大きい人間といった感じで、こんな人には到底かなわないでしょう。これでは純粋さ一辺倒の石田三成(加藤剛)が勝てるわけがない。納得の家康でした。

 

 

 

 

いかがでしたか?さて、次はどんなBESTが選ばれるやら。

 

乞うご期待!

 

 

 


豊臣秀吉BEST10!(後編)

2020-06-22 12:17:05 | 時代劇

 

 

 

 

 

第5位。笹野高史。

『天地人』 2009 NHK

歴代の中で、秀吉本人の肖像画に一番そっくりだったのが、笹野さんでした。それだけです(笑)

 

 

第4位。柄本明。

『功名が辻』 2006  NHK

この方の場合、茶々を演じた永作博美とセットで語らなければなりますまい。柄本さんは秀吉を演じるにあたり、コメディギリギリの猿っぽいメイクで臨むなど、相変わらずの芸達者ぶり。その秀吉は晩年、死の恐怖に怯え、その秀吉の耳元で、呪いの言葉ともいうべきとどめの言葉を囁く、永作茶々。絶叫する柄本秀吉!永作チャンは歴代茶々の中でダントツに怖い。ほとんどホラーでしたね。

 

 

第3位。緒形拳。

『黄金の日日』 1978 NHK

この秀吉は完全なる悪役です。自由を希求する主人公らの前に、巨大な壁となって立ちはだかる、めっちゃ憎たらしい秀吉でした。緒方さんはこの悪役秀吉を実に楽し気に演じていたのが、とても強く印象に残っています。

 

 

第2位。小日向文世。

『真田丸』 2016 NHK

秀吉という人物のもつ怖さ、脆さ、寂しさなどを細かく丁寧に演じられており、近年の秀吉の中では一番好きです。脚本も良かった。やっぱり脚本は大事。

 

 

第1位。勝新太郎。

『独眼竜政宗』 1987 NHK

伊達政宗は奥州の覇者、向かうところ敵なしのイケイケ状態。そんな政宗を理屈抜きに屈服させた秀吉。ですからかなりの迫力、圧迫感を持った方でなければ、この役は務まらなかった。勝さんはまさにうってつけでした。結果、政宗と秀吉の発対面シーンは歴史的名シーンとなりました。まあ、秀吉というか、勝さんが凄いんですけどね。こんな役者さん、もう2度と出てきませんね。

 

 

 

結果として竹中直人も西田敏行も、武田鉄矢も入らない。ご不満のむきもおありでしょうが、これはあくまで、私の個人的好みです。どうかこらえてつかあさい。

 

さて、信長ときて秀吉ときました。とすると、お次はあの方かな?

 

 

乞うご期待!


豊臣秀吉BEST10!(前編)

2020-06-22 05:09:21 | 時代劇

 

 

 

 

 

これまで多くの役者さんが演じてきた豊臣秀吉。今回は秀吉の私的BEST10を選んでみました。先ずは10位から6位まで。

 

いってみよう!

 

 

 

第10位。市川亀治郎。

『寧々~おんな太閤記』 2009 テレビ東京

ひとたらしの才能でのし上がっていくまでの演技が良かった。権力者となってからの秀吉が余り深く描かれなかったのが残念かな。

 

 

第9位。岡田義徳。

『国盗り物語』 2005 テレビ東京

大河じゃないほうです。そんなに出番はないのですが、不気味なニヤニヤ笑いが妙に印象に残っています。そういえば今年の大河の秀吉役、佐々木蔵之介さんも、ちょっと不気味なニヤニヤ笑いをしていますねえ。

 

 

第8位。マコ岩松。

『梟の城』 1999 東宝映画

出番は少なくとも、いや少ないからこそ、秀吉には強烈なインパクトが必要です。そういう意味では、ハリウッド俳優マコ岩松氏のインパクトは絶大でした。知る人ぞ知るハリウッドの名バイプレーヤー、マコ岩松。2006年歿。ご冥福をお祈りいたします。

 

 

第7位。国村隼。

『石川五右衛門』 2016 テレビ東京

ドラマはつまらなかったですが、国村さん演じる秀吉には、男の「色気」を感じました。かっこよかったです。

 

 

第6位。火野正平。

『国盗り物語』 1973 NHK

大河の方です。正直覚えていないのですが、火野さんの秀吉なら絶対面白いという確信がありますので。今の火野さんには是非とも、晩年の秀吉を演じていただきたい。絶対面白い!

 

 

 

 

ここまでいかがでしょうか。続きは後ほど。

 

 


織田信長BEST10!

2020-06-14 15:59:19 | 時代劇

 

 

 

 

 

今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』は、コロナ禍のため撮影が休止となっております。そのため本日より放送休止と相成りました。

今月末には撮影再開とか、放送の方の再開を楽しみにしつつ

 

本日は、『織田信長BEST10!』を開催したいと思います。

これまで多くの役者さんが演じてきた信長の中から、私が個人的に気に入っている、10人の信長を選出してみました。

 

異論反論おありでしょうが、あくまで私個人の見解ですので、その点ご了承の程。

 

 

では、始めます。

 

 

 

 

 

第10位。吉田鋼太郎。

『真田丸』2016 NHK

登場シーン僅か2シーン。セリフは一言もなし。ただただ鋼太郎さんの「怖い顔」を見せるだけという、インパクト一発勝負の信長でした。

三谷幸喜氏の「作戦」は見事でした。

 

 

第9位。藤田まこと

『影武者・織田信長』1996 テレビ朝日

どう考えても年齢が高すぎますが、そこは芸達者な藤田さんのこと、他の誰でもない、藤田まことの信長を見事に作り上げており流石でした。これはこれで面白かったです。

 

 

第8位。村上弘明。

『寧々~おんな太閤記』2009 テレビ東京

元々モデルだった方ですから、背は高いし手足は長いしイケメンだし、ベテラン俳優だし知名度もあるし。これほど「画」になる信長もなかなかいないでしょう。役柄としては、特別新しいところはありませんが、やはり「画」になるという事は大事。

 

 

第7位。中村錦之助。

『風雲児 織田信長』1959 東映映画

「うつけ」と言われた少年時代から、父の死、斉藤道三との会見そして桶狭間の合戦までの、若き日の信長を描いた映画。東映時代劇の若きスーパースター中村錦之助が、颯爽とした若々しい信長を、激しく華麗に演じています。

錦兄ぃカッコイイ!

 

 

 

第6位。天海祐希。

『女信長』2013 フジテレビ

元宝塚の男役スターということで、舞台で鍛えた発声と確かな演技力で「ファンタジー」としての時代劇空間を作り上げることに成功している稀有な例だと言えるでしょう。いまさらネタバレもないので言ってしまいますが、天海信長は明智光秀(内野聖陽)と恋仲になり、本能寺の変で死んだことにして実は海外に逃亡するんです。それを手引きしたのが、羽柴秀吉(伊勢谷友介)と徳川家康(藤木直人)だったというトンデモな展開。でも物語としては面白い。時代劇のファンタジー性を味わえる、良くできた作品だと思います。私のオススメ。

 

 

第5位。隆大介。

『影武者』1980 日米合作、東宝配給。

黒澤明監督が撮り、第33回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを取った作品でもあります。私はこの映画、あまり好きではありませんが、隆大介演じる信長は、その高い身長と長い手足に、漆黒の西洋風甲冑に身を包んだ姿が実に画になった。

画になるって大事だね。

 

 

第4位。高橋英樹。

『国盗り物語』1973 NHK

私の記憶にギリギリ残っている最初の大河ドラマがこれ!高橋英樹といえば桃太郎侍ではななく信長!

 

 

第3位。高橋幸治。

『黄金の日日』1978 NHK

冷徹、残酷な恐怖の権力者としての信長を、高橋幸治氏は独特の感情を抑えたセリフ回しで演じ、強列なインパクトを残しました。底知れぬ恐ろしさを感じさせる、「怖い」信長としてはこちらが一番!

 

 

第2位。染谷将太。

『麒麟がくる』2020 NHK

まだ途中ですが、今年の大河は間違いなく傑作!中でも染谷くん演じる信長は最高に面白い。家族の愛情を知らぬ故か、人としてどこか欠落した部分があり、それを童顔の染谷くんが演じることで、怖さとともに哀れさをも感じさせ、これまでにない信長像を作り上げることに成功している。

今後の展開が楽しみ♪

 

 

第1位。役所広司。

『徳川家康』1983 NHK

荒々しさとともに寂しさ、哀しさをも感じさせる、奥深い信長でした。役所さんのキビキビした演技が気持ちよかった。未だにこちらを越える信長は、少なくとも私の中ではありませんね。役所さんはこれがほぼデビュー作、それまで無名だった俳優さんが、これで一気にその名を馳せた。役所広司出世作。

 

 

 

 

いかがでしょうか?あなたの好きな信長は入っていましたか?お愉しみいただけましたなら、幸いです。

 

では、また。


岡村讃!

2020-06-01 08:20:18 | 時代劇

 

 

 

 

 

昨日の『麒麟がくる』風間俊介くん演じる、松平元康(後の徳川家康)がついに登場しました。

 

風間家康はまだ何ごとも成し得ていない、ただの若武者。「たぬき親父」になるのはまだずっと先の話。

 

この若武者家康を、周りの者たちが盛り立てて、天下人へと押し上げて行くわけですが、その中の一人に

 

 

岡村隆史さん演じる、菊丸がいるわけです。

 

 

昨日の放送では、家康の母、於大の方の手紙をもって、菊丸が家康の下に参上します。その手紙には、幼くして引き離された息子への切々たる想いとともに、今川を見限り、織田方へ付くよう要請する内容が書かれていました。

 

菊丸が進言します。三河の国が日の目を見るために、今川を討ってくだされと。

 

このとき岡村隆史さんの演技、ぐっと感情を抑えながらも、あふれずには置かない「熱情」の迸りが感じられ、心震わされました。

 

良い演技を見せていました。さすがアカデミー賞俳優だ!(笑)

 

いやホント、冗談抜きに、素晴らしい演技でした。なんかね、色々ありましたけど、この方から仕事を奪わないで欲しい。今後出番を減らしたりだとか、突然いなくなるとか、そういうことは無しにして、出来るだけ最後まで重用して欲しい。

 

だってホントに良いキャラだし、いい仕事してるもの。

 

 

 

他人を許せない人が増えています。歪んだ正義の名のもとに、ネット上で行われる数々のリンチ。

 

でもね、他人を許せないということは、結局自分を許せないということ、全ては自分に

 

帰ってくるんだよ。

 

 

松本人志さんも言ってたけど、悪いことを言う奴が悪い奴ではない。どうか仕事の機会を、挽回の機会を奪わないで欲しい。もう少し他人に

 

優しくあろうや。

 

 

 

 

丸顔の信長、長身の秀吉、そして若武者家康と、戦国三英傑が揃いました。来週はいよいよ桶狭間!前半最大のクライマックス到来!

 

お愉しみ~。

 

 

 

 


『大忠臣蔵』を総括する

2020-05-25 12:45:24 | 時代劇

 

 

 

 

 

昭和41年制作の時代劇ドラマ『大忠臣蔵』。漸く残っていた後半部分、視聴致しました。

一言で言って、「歴史的傑作」ではないかと。

 

「剣豪」大石内蔵助の豪快かつ鋭い殺陣。豪華なゲスト陣。駆け引きあり暗闘ありのサスペンスフルな展開。

 

中盤多少の中弛みはあるものの、後半討ち入りへ向かっていく盛り上りは半端ではない。赤穂義士一人一人にスポットを当て、討ち入りに向けての様々な想いが描かれ、人間ドラマとしても秀逸。血気に逸る若者達をあの手この手でなだめすかし、抑えていく大石の苦労。

大石としてはこれは単なる仇討ちではないわけです。喧嘩両成敗の御常法を犯し、片手落ちのお裁きを下した、御公儀への命がけの異議申し立てであり、吉良の後ろにいる御公儀に対し、いくさを仕掛けることなのです。

 

いくさなればこそ、筋を通し、なるべく余人に迷惑をかけず、秩序立った行動をとることこそが肝要。ただ老人の首一つ取ればいいというものではないのです。

 

ぞこが若い人たちにはなかなか理解されない。いつの時代にもあることですな。

 

ドラマは赤穂義士たちだけではなく、吉良方や幕府方についた人々のドラマもしっかりと描かれます。皆それぞれの士道のもとに、相戦い散っていく。討ち入りのシーンは2週に亘って描かれ、赤穂義士のみならず、吉良方の武士たちにも見せ場が用意されています。彼らは悪者ではない。皆自身の信じる士道に従った「侍」でした。

 

討ち入り後の吉良邸に累々と横たわる武士たちの遺体を、カメラは静かに映し出していきます。武士道の残酷さにも目を背けず、描いていく。

 

 

赤穂義士たちへの幕府の裁定は「切腹」。これは武士の対面を守ったかたちの裁きであり、つまり幕府は彼ら赤穂義士たちの行動を認めたのだ、ひいては幕府の非を認めたのだ。

 

「勝った!」死にゆくものたちの顏は、晴れやかでした・・・。

 

 

 

 

ドラマは、かつて日本にいたであろう、このような方々の「精神性」に対するリスペクトにみちています。この精神性を後世に伝えていかなけばという「使命感」のようなものが、ドラマ全体からにじみ出ているような、

 

そんなことを感じました。

 

 

 

 

赤穂義士たちがなにを思って討ち入りを決行したのか、本当のところは分からない。

だけど歴代の日本人は、彼らの行動に、武士道の潔さと美しさと、同時に悲哀を見てきた。

 

重要なのはこの「感性」なんです。

 

日本人がこの感性を後世までも保ち続けられることを

 

願うものです。


大忠臣蔵(令和版)キャスティングを夢想する。

2020-05-07 13:39:39 | 時代劇

 

 

 

 

 

忠臣蔵は日本人の「心」のふるさと。絶対に無くしてはいけない。

 

ということで、夢想シリーズ(笑)第2弾、大忠臣蔵編、はじまり~。

 

 

 

 

大石内蔵助:中井貴一

時代劇がさまになる数少ない俳優の一人。ここは中井さんにがんばっていただきましょう。

 

浅野内匠頭:藤原竜也

切れたらヤバそう、ということで。

 

大石主税:伊藤健太郎

単純に人気者ということで。

 

大石りく:薬師丸ひろ子

時代劇合うって、絶対!

 

大野九郎兵衛:佐野史郎

適役でしょう。

 

原惣右衛門:村上弘明

江戸急進派に同調する割と過激派な人物。村上さんの激しい一面が出せたら面白い。

 

片岡源五右衛門:上川隆也

内匠頭の遺言を伝える重要な役。ここは上川さんに。

 

堀部弥兵衛:泉谷しげる

槍の名手。ちょっとうるさい老人ということで(笑)

 

堀部安兵衛:北村一輝

怖そうだけど人の好さそうな感じがいい。

 

吉田忠左衛門:石橋蓮司

赤穂浪士№2。ここは重鎮にお願いしたい。

 

奥田孫太夫:六平直政

『元禄繚乱』と同じキャスティングだけど、いいでしょ!

 

小野寺十内:伊東四朗

どこかにいて欲しい俳優さん。

 

赤埴源蔵:長谷川博己

この方の佇まいが好き。いるだけで絵になる方ですから、いていただきましょう。

 

岡野金右衛門:松坂桃李

吉良邸画図面を手に入れるため、心ならずも大工の娘を騙す色男。トーリくん絶対ハマる!

 

不破数右衛門:岡田准一

今、剣豪を演じて説得力のある方、ということで。

 

大高源吾:田辺誠一

吉良上野介が屋敷に滞在している日時を探り出す。俳人でもあるインテリ。

 

矢頭右衛門七:高杉真宙

この方空気感がいいよね。

 

前原伊助:中原丈雄

吉良邸の側に呉服屋を構え、吉良邸を監視する。中原さんも名優なので、是非!

 

神崎与五郎:要潤

この方とトーリくんが並んだら、結構いい画になるよね。

 

杉野十平次:松田悟志

吉良邸近くで屋台のそば屋を営み、監視する。槍の名手、俵星玄蕃と親しくなる。仮面ライダー・ナイトを演じていたときから気になっていた俳優さんなので、ここは抜擢してみようということで。

 

寺坂吉右衛門:有薗芳記

面白い役者さんですから。

 

高田郡兵衛:山本耕史

裏切りそうもない人が裏切る以外性を狙って。

 

橋本平左衛門:中村倫也

女郎と駆け落ちして自害して果てる哀れな男。こういう役いけそうでしょ。

 

萱野三平:高橋一生

実家と義士たちとの板挟みに苦しみ、どちらにも義を立てるため切腹する。こういう哀しい役ハマる。

 

搖泉院:北川景子

いいですよ絶対!

 

柳沢吉保:片岡愛之助

諸悪の根源。一見悪そうじゃない方にやっていただくのが面白い。

 

徳川綱吉:東山紀之

将軍様とか似合いそうなので。

 

上杉綱憲:濱田岳

上野介の実子。父親の評判がどんなに悪くともこれを守ろうとする実直さ。ハマるんじゃないかな。

 

吉良義周:菅田将暉

吉良上野介の養子。討ち入り後吉良家は断絶、義周は若くして病死と、不幸な人生を送った人物。父親は上杉綱憲。つまり上野介は自分の孫を養子に迎えたんだね。えっ、てことは菅田くんは濱田岳くんの息子ってこと?ちょっと無理がある?いや、時代劇はなんでも出来る!

 

色部図書:役所広司

上杉家家老。綱憲の暴走を止め、上杉家を守るため大石内蔵助の行動を監視する。誰よりも大石の人物を認めている。良い役です。

 

小林平八郎:本田博太郎

吉良上野介を警護するため、上杉家から遣わされた。一筋縄ではいかなそうな感じがいい。

 

清水一学:波岡一喜

いい奴とも悪い奴ともつかない不気味さがいい。

 

脇坂淡路守:真田広之

内匠頭の善き相談相手。松の廊下刃傷事件では、吉良上野介の頭を扇で叩き、怒りを露わにした。赤穂城受け渡しの使者でもあり、出番は少ないがめっちゃおいしい役。ここは真田さんにお願いしたい。

 

垣見五郎兵衛:佐藤浩市

お馴染み「大石東下り」の重要人物。こちらも出番は少ないが大変重要な役。是非お願いしたい。

 

梶川与惣兵衛:木下ほうか

「殿中でござる!」と浅野内匠頭の刃傷を止めた人物。「武士の情けを知らぬ奴」と罵られる、ちょっと可哀そうな人。

 

多門伝八郎:北大路欣也

内匠頭を尋問する幕府目付。内匠頭を憐み、内匠頭切腹の場に片岡源五右衛門を呼び対面させる。情け深い人物。これも良い役。

 

田村右京大夫:伊達みきお

内匠頭切腹は奥州一関藩主、田村右京大夫の江戸屋敷にて行われた。この田村家は仙台伊達家の親戚筋ということで、まさしく親戚筋の方に演じていただきましょう。

 

太夫:柴咲コウ

内蔵助が遊び惚ける遊郭の太夫。コウちゃん花魁姿が似合いそうなので。

 

橋本平左衛門と駆け落ちする女郎:二階堂ふみ

なんでも出来る子だから、大丈夫。

 

畳屋の棟梁:ビートたけし

有名な「畳替え」を指揮する棟梁。ここは是非師匠にお願いしたい。

 

大工の棟梁:石丸謙二郎

吉良邸画図面を保管している大工。イキの良い役も上手そうだし、なにより好きな俳優さんなので。

 

大工の娘:百田夏菜子

そりゃ出て欲しいでしょ!トーリくんに騙される純情娘。ピッタリだわ!

 

土屋主税:里見浩太朗

こちらも出番は少ないですが、大概、大物俳優さんが演じられる「大物枠」です。里見先生に是非!

 

宝井其角:中村梅雀

大高源吾の俳諧の師匠。大高源吾の詠んだ句を聴いて、討ち入りがあることを悟る。梅雀さんにも出ていただきたいということで。

 

天乃屋利兵衛:笑福亭鶴瓶

赤穂義士たちに武器を供給する関西商人。「天乃屋利兵衛は男でござる」このセリフ、是非鶴瓶師匠にビシッと決めていただきたい。

 

俵星玄蕃:渡辺謙

架空の人物ですが、面白い役なので。雪の中での杉野十平次との掛け合いが観たいですねえ。「先生!」「おおっ、そば屋か!」

 

吉良上野介:仲代達矢あるいは中村吉右衛門あるいは松本白鴎あるいは……

とにかく大物の俳優さんに演じていただきたい。単なる悪人ではない、人間の業を表現できるような、大物かつ名優の方に、是非!

 

 

 

いかがでしたでしょうか。忠臣蔵は日本人の「心」のふるさと。絶対に無くしてはいけない。忘れてはいけない。

大事な「文化」なんだよ。文化を忘れた民族は

 

滅びるよ。

 

もうね、多額の製作費で、3部作に分けて公開しちゃおう。なんて、そんなこと

 

出来たらいいなあ。

 

夢だね、夢。


鬼平犯科帳(令和版)キャスティング2

2020-05-06 15:34:33 | 時代劇

 

 

 

 

 

五鉄の三次郎:松重豊

松重さんにはこちらの役の方が合ってる。他に思いつかない。

 

小野十蔵:柄本佑

かつて柄本明さんが演じた役を、今度は息子さんが演じる。いいと思いません?

 

三沢仙右衛門:柄本明

平蔵さんの従兄。年が離れ過ぎかなという感じもするけど、イメージ的には合う。

 

井関録之助:オダギリジョー

なんというか、むさい役が合いそうだし……(笑)

 

血頭の丹兵衛:西田健

粂八が密偵になるきっかけとなった盗賊。重要な役どころです。

 

蓑火の喜之助:里見浩太朗

老盗の夢。超大物盗賊には、超大物俳優を。

 

狐火の勇五郎:江口洋介

おまささんの「想い人」ですから、一目見て「カッコイイ!」ってひとじゃないとね。

 

清州の甚五郎(一本眉):奥田瑛二

悪くない。

 

鹿留の又八:温水洋一

こういうカッコイイ役に温水さんを当ててみるのも面白いかと。

 

堀本拍道:藤岡弘

「雲竜剣」の使い手。老剣客を思いっきり演じさせてあげたいので。

 

葵小僧:本田博太郎

鬼平に登場する盗賊の中でも外道中の外道。思いっきり悪い奴を、是非本田さんに!

 

金子半四郎:村上弘明

「暗剣白梅香」に登場する殺し屋。最近「侍」を演じていないし、こういう暗い役を演じていただくのも面白いかなと。我が岩手の星だし(笑)

 

京極備前守:中村吉右衛門

鬼平さんを火盗改に推した人物。鬼平さんの善き理解者。やっぱりね、吉右衛門さんにはどこかにいて欲しい。

 

こんなんで、どうでしょう。


鬼平犯科帳(令和版)キャスティングを夢想してみる。

2020-05-06 11:57:11 | 時代劇

 

 

 

 

 

おかかさんからのリクエスト、改めて記事にしてみたいと思います。

 

 

長谷川平蔵:市川海老蔵

今第一候補に挙げられるのは、やはり海老蔵さん以外いないんだよねえ。私としてはまだちょっと、躊躇するところもあるけど、今やるなら海老蔵さんしかいないでしょうね。

 

大滝の五郎蔵:遠藤憲一

他には考えられません。決定!

 

小房の粂八:川原和久

蛍雪次郎さんとか片桐竜次さんとか、色々候補を上げてみましたが、最終候補として上げてみたいのがこの方。長年『相棒』に刑事役で出演している方で、一見怖そうなんだけど、根は真面目で筋の通らぬことは大嫌いというあの役柄は、粂八にも当てはまるし、この方には良い役をやらせてあげたい、そう思わせる役者さんなんだよね。

 

伊三次:松坂桃李

良い男で影があって、といったらトーリくんじゃない?私が個人的にお気に入りの役者さんということもあるけど、トーリくんいいね!

 

相模の彦十:火野正平

火野さんが本格的な年寄りを演じるところを見てみたいというのもあるし、火野さんならいい意味で猫八さんのイメージを壊せるんじゃないかという期待を込めて。

 

おまさ:尾野真千子

吉田羊さんとどっちかだなと思いつつ、今のところは尾野さんが僅差で上位。表向き控えめな女性だけど、芯の強さは密偵の中でも一番。普段は静かだが、いざ啖呵を切らせたらめっちゃ迫力ありというイメージに合うのは、やはり尾野さんかなあ。

 

佐嶋忠介:石橋蓮司

与力の佐嶋様には石橋さん。盗賊役もいいけど、こういうレギュラーで出演していただくのもいいかなと。

 

天野甚造:金田明夫

西田健さんとかも考えたけど、西田さんには血頭の丹兵衛をお願いしたいということで(笑)ここは名脇役の金田さんにお願いしたい。

 

酒井祐助:阿部寛

なんか、ピッタリじゃん?

 

木村忠吾:濱田岳

これも他に候補なし。ハマりすぎ!

 

沢田小平次:山口馬木也

秋山大治郎のイメージはそのまま沢田さんに繋がるという事で。

 

岸井左馬之助:中村獅童

おかかさんの言う松岡修造も面白いけどね。まあ、ここは手堅く。

 

久栄:米倉涼子

海老蔵さんと米倉さんというと、NHK大河ドラマ『武蔵』で奇しくも共演した仲。なんか、上手く行きそうな気がする。

 

猫どの:香川照之

ゴメン、変更。松重さんには別の役をやっていただきます。香川さんの軽妙さは猫どのにあうんじゃないかな。なんか、「食」のうんちくとか、語りそうじゃないですか。香川さんならやってくれそうだし。

 

 

さあ、これでどうだ!


映画『居眠り磐音』 令和元年(2019)

2020-04-29 08:12:03 | 時代劇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐伯泰英原作による、超大ベストセラー時代小説シリーズの初映画化。主人公・坂崎磐音は、「まるで縁側で居眠りをしている老人のような」剣法を使う、つまり、あまりにも静かな構えで、起きているのか寝ているのかわからないというところから、「居眠り磐音」とあだ名される男。

普段は穏やかな男だが、どこか影がある。そしていざ剣を抜けば滅法強い。こういう役を演じるに、松坂桃李くんはピッタリだな、と思っていました。

その点は、外れてはいなかった、と思います。

 

 

内容としては悪くはない。元々がベストセラー小説ということもあって、ストーリーは時代劇として面白くできているし、登場人物たちのキャラクターも分かりやすい。

でも、どこか物足りない。

それは多分、「これで終わるわけねーだろ!」的な展開であるということ、だろうか。

 

元々がシリーズものなのだから、ある意味当たり前なんだけど、「終」ではなく「続く」というタイトルが最後に出てきそうな、そんな終わり方なのです。

 

芳根京子ちゃん、きょんちゃん演じる太夫との関係性があれで終わって良いわけがない!木村文乃演じるおこんさんとの関係性もまたしかり!脱藩の原因となった国元での事件も、なにやら裏がありそうだし、ともかく、なんにも終わってない!

 

これは続編ありきで制作したな、と、その意図があからさまに分かってしまう作り。でも、

 

続編を観たいか?と問われたら。

 

うーん、と弱ってしまう。

 

続きを観たい!と強く思わせるほどのインパクトには、正直欠ける印象。悪くはないが、全体的に薄味。結局は、記憶の彼方に追いやられてしまう多くの作品群の一つ、といった感じ。

 

松坂くんは悪くなかっただけに、残念です。

 

 

芳根京子ちゃん、きょんちゃんは良かった!可愛かった!綺麗だった!でも活躍するのは、これ以降の物語から、なんだよなあ。いっそのこと、きょんちゃん演じる奈緒さん、白鶴太夫を主人公にしたスピンオフ映画を作ったらいいかも、武家の才女が家の事情から身売りせざるを得なくなり、各地を転々としながら、やがて吉原で太夫にまで出世するその波乱の前半生。とてもドラマチックで、観てみたい。

 

よおし、次回作はきょんちゃん主演で

 

いってみよう!

 

 

 

 

 

『居眠り磐音』

原作 佐伯泰英

脚本 藤本有紀

音楽 高見優

監督 本木克英

出演

松坂桃李

木村文乃

芳根京子

柄本佑

杉野遥亮

佐々木蔵之介

石丸謙二郎

財前直見

中村梅雀

波岡一喜

橋本じゅん

早乙女太一

中村ゆり

陣内孝則

西村まさ彦

谷原章介

奥田瑛二

 

柄本明

令和元年 松竹映画