11月4日
旧東海道五十三次の宿場町、関宿の街道を歩きます
関の山車会館で資料館3か所の共通券を買っていたので、この『関まちなみ資料館』にも入ってみます。
この資料館は旧別所家の邸宅で関宿を代表する町屋のひとつ。町屋で使われていた道具類や町並み保存事業による関宿の移り変わりなども知ることができました。
これは箱階段。
2階に登る階段ですが、いわゆる階段下のデッドスペースが引き出し式の収納庫になってました。
箱階段を上がった2階にはこの家で見つかった江戸時代の天目茶碗などの焼き物が展示されていました。
この暗さ、妙に落ち着きます(笑)
明治時代の初期に有栖川宮が宿泊された時の宿札。
離れの2階はまちなみ保存コーナーと称し、関宿の街並みの変遷の様子がパネル展示されてました。
関宿は東海道往時の面影を唯一残す歴史的街並みとして、昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。関宿には江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた町屋が200棟以上も残っており、そうした歴史的建造物を伝えていくため、住居者の協力を得て保存修復工事も行ってきたそうです。
また、新しい建物については周囲の街並みと調和させるための基準もあります。整備前は電柱もあったそうですが、今は無電柱化されていて、より昔の街道らしい美しい街並みになりました。
何かお婆ちゃんの家みたいで懐かしい雰囲気。
大きな振り子式の柱時計は今となっては古い民家の象徴ですね。
銭箱と銭皿
火鉢
かまど
自転車が一般的になったのは昭和に入ってからですが、これは明治10年代に製作された自転車だそうです。
ペダルで前輪を直接回すタイプで、後輪は極端に小さいのが特徴ですね。
こういった前輪、後輪のサイズが極端に異なる自転車はオーディナリー型と呼ばれます。
貴重な一品を見ることができました。
つづく
過去記事<仇討烈女 関の小万>
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