9月19日、東芝は子会社の東芝不動産が東京中央区銀座に所有している「銀座東芝ビル」を東急不動産に売却すると正式発表した。
売却額は1610億円。売却で得た利益1300億円は、中核事業の強化に充てる予定。
東急不動産は1610億円もの資金を投資して、有効活用できるのかと若干不安に感じるが、実は、有楽町は、再開発次第で大化けする可能性を大いに秘めている地域だと私は思う。
ザ・ペニンシュラ東京、新丸の内ビル、丸の内オアゾ、有楽町駅前開発など、近年の大手町・丸の内・有楽町の地域再開発状況には、目を見張るものがある。中でも、10月12日にオープン予定で、有楽町駅前に新しく建設されている「有楽町イトシア」は注目だ。
このような再開発ブームの中、東急不動産による東芝ビルの買収とほぼ同じタイミングで、三井不動産が帝国ホテルの株式33.16%を取得し、傘下に収めた。
これは、東急不動産が有楽町という「街」全体を再開発する大きなビジョンを持っていれば、またとないチャンスになるだろう。
東急不動産はコリドー街側全体の再開発に着手し、三井不動産は、宝塚などを含めた帝国ホテル側全体の再開発に着手すれば、有楽町という街全体を大きく変えることができる。
安藤忠雄氏のデザイン設計による原宿の同潤会ビル再開発のように、商業施設だけでなく小学校等の公共施設まで含めて一体的な再開発を実現できれば、有楽町と築地・銀座などの地域の勢力図を大きく変動させるほど、面白いプロジェクトが実現できるのではないかと思う。
東芝ビルだけに焦点を当てると、視野が狭くなります。
全体像を把握しビジョンがある実現性のある青写真を描けるかどうか、東急不動産の今後の動きに期待したい。
売却額は1610億円。売却で得た利益1300億円は、中核事業の強化に充てる予定。
東急不動産は1610億円もの資金を投資して、有効活用できるのかと若干不安に感じるが、実は、有楽町は、再開発次第で大化けする可能性を大いに秘めている地域だと私は思う。
ザ・ペニンシュラ東京、新丸の内ビル、丸の内オアゾ、有楽町駅前開発など、近年の大手町・丸の内・有楽町の地域再開発状況には、目を見張るものがある。中でも、10月12日にオープン予定で、有楽町駅前に新しく建設されている「有楽町イトシア」は注目だ。
このような再開発ブームの中、東急不動産による東芝ビルの買収とほぼ同じタイミングで、三井不動産が帝国ホテルの株式33.16%を取得し、傘下に収めた。
これは、東急不動産が有楽町という「街」全体を再開発する大きなビジョンを持っていれば、またとないチャンスになるだろう。
東急不動産はコリドー街側全体の再開発に着手し、三井不動産は、宝塚などを含めた帝国ホテル側全体の再開発に着手すれば、有楽町という街全体を大きく変えることができる。
安藤忠雄氏のデザイン設計による原宿の同潤会ビル再開発のように、商業施設だけでなく小学校等の公共施設まで含めて一体的な再開発を実現できれば、有楽町と築地・銀座などの地域の勢力図を大きく変動させるほど、面白いプロジェクトが実現できるのではないかと思う。
東芝ビルだけに焦点を当てると、視野が狭くなります。
全体像を把握しビジョンがある実現性のある青写真を描けるかどうか、東急不動産の今後の動きに期待したい。