依然としてセビージャに滞在している。もろもろ撮影ののちクルーを早めに帰し、一人で身軽な身になった。いくつかのお仕事メールなどを書いたあと、ぷらぷらと下町の方へ足を伸ばしてみる。グアダルキビル川は、先日逝去したユーセフ・シャヒーン監督の大作『炎のアンダルシア』でも出てきた風情のある都市河川で、隅田川より少し幅が狭いか。
レスタウランテのオープンテーブルに腰掛け、セルベサ(ビール)を。22時、ようやく日が暮れ始めた。やはりガスパッチョ・アンダルス(アンダルシア風冷製スープ)は外せない。セビージャ人がこの青臭いスープ料理をこよなく愛する気持ちは、身を以て理解できる。日中のすさまじい日差しで体内と皮膚上に貯まった余計な熱分を、ガスパッチョが爽やかに冷ましてくれる。アイスクリームとかかき氷というより、冷や奴とかそうめんのようないたわりの感じる食べ物だ。
それとウエボス・ア・ラ・カサ(自家風タマゴの皿料理)。カフェ・ソロ。仕上げはオルホ。オルホは、スペイン版グラッパといった感じのもので、透明な葡萄の蒸留酒である。帰って眠るのにちょうどいい酒。トボトボと宿に戻る。
いつもそうなのだが、一人旅の様相を呈すると、なんとも言えない旅情みたいなものが胸の中にじわりと分泌されてきて(仲間といるのが嫌だというわけではなく)、素晴らしい。
レスタウランテのオープンテーブルに腰掛け、セルベサ(ビール)を。22時、ようやく日が暮れ始めた。やはりガスパッチョ・アンダルス(アンダルシア風冷製スープ)は外せない。セビージャ人がこの青臭いスープ料理をこよなく愛する気持ちは、身を以て理解できる。日中のすさまじい日差しで体内と皮膚上に貯まった余計な熱分を、ガスパッチョが爽やかに冷ましてくれる。アイスクリームとかかき氷というより、冷や奴とかそうめんのようないたわりの感じる食べ物だ。
それとウエボス・ア・ラ・カサ(自家風タマゴの皿料理)。カフェ・ソロ。仕上げはオルホ。オルホは、スペイン版グラッパといった感じのもので、透明な葡萄の蒸留酒である。帰って眠るのにちょうどいい酒。トボトボと宿に戻る。
いつもそうなのだが、一人旅の様相を呈すると、なんとも言えない旅情みたいなものが胸の中にじわりと分泌されてきて(仲間といるのが嫌だというわけではなく)、素晴らしい。
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