新年明けて1月8日(土)の正午から、Canal+製作、オリヴィエ・アサイヤス監督のテレビドラマシリーズ『コードネーム: カルロス 戦慄のテロリスト』(2010)が、WOWOWにて3日連続で放送される。今年のカンヌで初公開されたもので、当然これが国内プレミアとなる。
主人公の “カルロス” というのは、実在のベネズエラ人テロリストのコードネーム。本名をイリイチ・ラミーレス・サンチェス(1949- )といい、ファーストネームの “イリイチ” は、共産主義者の父によってレーニンのファーストネームから取って名付けられたらしい。14歳でベネズエラ共産党に入党後は特殊破壊工作を学び、19歳でPFLP(パレスチナ解放人民戦線)に合流、1972年、22歳の時に、日本赤軍のテルアビブ空港乱射事件に関与し、これまで14件ものテロで暗躍。現在はパリのサンテ刑務所に服役中とのことである。
実際のニュースリールを多用しつつ、フランス、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、レバノンなど世界各地でロケを敢行、〈謎のベールに包まれたカルロスの素顔に迫り〉つつ、〈テロリズムの核心に迫ろう〉とした合計5時間半、オリヴィエ・アサイヤス渾身の超大作である。特にハンガリーは、アサイヤスにとっては父祖の土地であり、そうしたゆかりの地をどのようにカメラにおさめているのか、個人的にはたいへん興味がある。この長尺ではまず劇場公開は不可能に近いだろうから、今回のオンエアは見逃すべきではないだろう。
『コードネーム: カルロス 戦慄のテロリスト』サイト
http://www.wowow.co.jp/pg/detail/060518001/index.php
主人公の “カルロス” というのは、実在のベネズエラ人テロリストのコードネーム。本名をイリイチ・ラミーレス・サンチェス(1949- )といい、ファーストネームの “イリイチ” は、共産主義者の父によってレーニンのファーストネームから取って名付けられたらしい。14歳でベネズエラ共産党に入党後は特殊破壊工作を学び、19歳でPFLP(パレスチナ解放人民戦線)に合流、1972年、22歳の時に、日本赤軍のテルアビブ空港乱射事件に関与し、これまで14件ものテロで暗躍。現在はパリのサンテ刑務所に服役中とのことである。
実際のニュースリールを多用しつつ、フランス、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、レバノンなど世界各地でロケを敢行、〈謎のベールに包まれたカルロスの素顔に迫り〉つつ、〈テロリズムの核心に迫ろう〉とした合計5時間半、オリヴィエ・アサイヤス渾身の超大作である。特にハンガリーは、アサイヤスにとっては父祖の土地であり、そうしたゆかりの地をどのようにカメラにおさめているのか、個人的にはたいへん興味がある。この長尺ではまず劇場公開は不可能に近いだろうから、今回のオンエアは見逃すべきではないだろう。
『コードネーム: カルロス 戦慄のテロリスト』サイト
http://www.wowow.co.jp/pg/detail/060518001/index.php
1/8(土)正午 第1回「理想高き革命家」
1/9(日)正午 第2回「裏切りの制裁」
1/10(月)正午 第3回「さまよえる傭兵」
1/21~22にリピート放送あり。