ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

カマトト

2013-11-07 23:52:27 | 日記
きのう、職業訓練校の仲間たちと1月ちょいぶりに会う。
私たちの「会う」は「酒を飲む」ということであり
きのうも介護現場に出て2ヶ月目となる仲間たちが
それぞれの近況を携えて酒場に集結した。

盛り上がりを見せる中、少し離れて座っていた女二人の会話が耳に届く。

「ええっ! あなたってもしかしてカマトト?」

言われているのは45歳のY子。
私のことを「いい加減女」「女・高田純二」と
酔っては言う私の仲良しだ。

話の前後はまったくわからないが
会話の一端だけを捉えた私はやや遠くから参戦!
「このカマトト女~~~!」
酒の勢いで人の会話に乱入する、酔っ払いの見本であろう。

しかし、私もみんなも大人だ。

そういえば“カマトト”って言葉の由来、何だっけ?
意味不明の会話の中に登場した言葉を取り上げ
私を含めた酔っ払いたちが首をひねる。
酔っているとはいえ
わからないことをそのままにできない勉強好きの集団である。

「あれ、何だっけ? 俺、昔調べたことあったんだけど」
「“トト”は魚のことだよね」
「そうそう。“カマ”は蒲鉾のことじゃなかったっけ?」

カマトトと言われたYのことは放ったらかしで
悶々とすること、約3分。
誰の口からも、正解は出ない。

勉強好きな大人集団もさすがに酔いに負け
その論議はあっけなく終了した。

帰ってから、すかさず検索。
言葉に関しては、すぐに調べる習性がある。

せっかく調べたので、ここに書いておこう。

カマトトとは・・・
女性が世間知らずを装うために言った「蒲鉾はトト(魚)からできているの?」
という文句からできた言葉で
知っているのに知らないフリをすること。
幕末の花柳界で普及したらしく
のちに、「うぶを装う」という意味で使われることになったそうだ。

松田聖子をさして“カマトト”と言ってから
ずいぶんと年月が過ぎた。
久しぶりに聞くその言葉。
さすが、40代を中心とする酒宴である。

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