ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

父の、ファイナルステージ

2013-12-18 01:06:33 | 日記
父の担当医から電話。

パーキンソン病は進み
身体の機能低下は著しく
肺に溜まった水は抜けず
もはや物を飲み込むことすら
痰を吐き出すことすらできない状況にある。

1週間様子を見てきたが

「胃ろうか経管栄養などによって延命するか
今のままの処置にするか
そのときが来たようです」

いよいよ、最期の決断をというわけだ。

深夜、姉と泣きながら話す。

活動的で人と接することが大好きだった父。
チューブにつながれて生きることは
彼の本意ではあるまい。

父は前向きに自分の人生を歩いてきた。
一度目の嫁にも、二度目の嫁にも“情けない男”の烙印を押されてきたが
娘からしたら、めげずに自分の人生を歩いてきた男だと思う。

それを考えたら
もう、いいんじゃないかな、お父さん。という思いが・・・。
アナタは精一杯生きてきたよね。生を全うしたよね。

結論。胃ろうという選択肢は、ない。

ただ、せめて父が建てた家で最期を過ごさせてやりたい。
その方法を考えられないものか。

私は休みが取れない状況なので
医師との対話は姉に託すが
医療に生かされるだけの最期ではなく
好きなところで好きな人に囲まれて暮らす最期。
担当医やソーシャルワーカーに相談しつつ
その道を探りたい。

私の原点である父が
“生きてきてよかった”と思える最期を考えたい。