どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

魔女ひとり

2016年05月18日 | 絵本(外国)
魔女ひとり  

   魔女ひとり/作:ローラ・ルーク 絵:S.D. シンドラー 訳:金原 瑞人/小峰書店/2004年初版

 

 丘の上のひとりの魔女が からっぽのお鍋のふたを取り、シチューパーテイの準備。
 素材といえば?

 二匹ののらねこからは、ごみすてばのほね
 三人の藁人形からは、小鳥のつめ
 四人のゴブリンからは、にょろにょろむし
 五人のドラキュラからは、真っ赤な血
 六人のミイラからは、きたないガ
 七羽のフクロウからは、がらがらへび
 八人の幽霊からは、髪
 九人の骸骨からは、小指のほね
 十頭の魔犬からは、くも

 となんともどくどくしいものばかりです。

 最後に残った一杯は、読者にむかって、さあどうぞ。

 具をしっていると「遠慮します」というのが正直なところです。
 
 数え歌らしく展開します。
 
 最後はみんなで盛り上がりますが、小さな少女が印象に残りました。
 ごった煮といった感じです。