大人だって、絵本!/上田絵里/東京図書出版/2009年
サブタイトルの「大人だって楽しむ絵本の世界」にひかれて読みました。
絵本=子ども という印象が強いのですが、年齢に関係なく楽しめるのが絵本。
出版社や絵本を紹介するものに、対象年齢が書かれているものが多いのですが、たとえ幼児むけといっても、絵を楽しんだり、構図を楽しんだりと、楽しめる要素はさまざま。
関係者の方には先入観はないのですが、あまり絵本に興味がないかたには、もったいない話。
ところで絵本入門ですが、絵本の年間出版は2000冊以上もあり、過去のものをふくめると膨大な数。
限られた時間の中ではどれを読むのかも悩むところ。知らないもののほうが圧倒的に多いのは間違いありません。
図書館のお話し会プログラムや学校の読み聞かせ、絵本を紹介している本もあって、こ参考になります。
タイトルがわかれば、ネットでいくらでも調べられますが、そこに行きつくのがやっかい。
上田さんは、この本で百冊程度の絵本を紹介されていますが、このなかで、自分が目を通したのは二割弱。膨大な中から厳選されたものでしょうから、広い広い世界。
テーマをいくつか抜粋してみました。
・愛する気持ちー絵本から
・春!-出会いと別れの季節に
・緑の中で深呼吸
・自分のための1冊をさがして
・クリスマスに贈るとっておきの絵本
・ともだちって、いいね
・家族と一緒に過ごす夏
・親の気持ち、こどもの気持ち
etc
紹介されている絵本が少ないでしょうか。