魔女ひとり/作:ローラ・ルーク 絵:S.D. シンドラー 訳:金原 瑞人/小峰書店/2004年初版
丘の上のひとりの魔女が からっぽのお鍋のふたを取り、シチューパーテイの準備。
素材といえば?
二匹ののらねこからは、ごみすてばのほね
三人の藁人形からは、小鳥のつめ
四人のゴブリンからは、にょろにょろむし
五人のドラキュラからは、真っ赤な血
六人のミイラからは、きたないガ
七羽のフクロウからは、がらがらへび
八人の幽霊からは、髪
九人の骸骨からは、小指のほね
十頭の魔犬からは、くも
となんともどくどくしいものばかりです。
最後に残った一杯は、読者にむかって、さあどうぞ。
具をしっていると「遠慮します」というのが正直なところです。
数え歌らしく展開します。
最後はみんなで盛り上がりますが、小さな少女が印象に残りました。
ごった煮といった感じです。