今回は毒のある植物を2つ紹介します。
ちょうど今、赤塚植物園ではどちらも花が咲いています。
先ずはカルミアです。
アジサイの様に小さな花が沢山咲きます。
ご覧の通り白い可愛らしい花で、つぼみも星形できれいです。
しかし、このカルミアは葉にグラヤノトキシンと言う毒を持っており、羊が良く中毒になることから、「Lambkill」(羊殺し)と言う恐ろしい別名を持ているのです。
続いてこちらです。
オオバウマノスズクサと言う弦状の植物です。
ハート形の葉が生い茂っています。
そして、オオバウマノスズクサの花はこちらです。
何ともユニークな形です。
この花が馬につける鈴の様な形をしているので、ウマノズズクサという名が付けられたそうです。
こちらも葉にアリストロキア酸と言う毒があるそうです。
しかし、このジャコウアゲハ(下の写真)の幼虫はウマノスズクサの葉を食べて育ちます。
ウマノスズクサの葉を食べることによって、体内に毒を蓄積して、外敵から捕食されるのを防いでいるそうです。
赤塚植物園でも毎年、ジャコウアゲハが生まれています。