旧JT小田原工場の取り壊し工事が始まってから1年。工場建屋やグラウンドの木々も撤去されほぼ更地となった。JT小田原工場が稼動していた頃、工場前を通るとよく手入れをされた芝のグラウンドを目にすることが多かった。先日、写真の整理をしていたら取り壊し工事が始まった頃にグラウンドを撮影した写真が何枚かあった。 昨年7月23日のJT小田原工場。工場側は取り壊し工事のためのフェンスが設置されていたが、グラウンド側は従来の金網フェンスのままだった。 このJT小田原工場のグラウンドは小学校の頃にサッカーの試合で何度か訪れたことがある。当時、芝のグラウンドはここと大井町の第一生命の2ヶ所くらいしかなかった。芝のグラウンドというだけでずいぶんと嬉しかった記憶がある。 今から30年ほど前は、JTの工場内に引き込み線もあり、工場と芝のグラウンドと踏切と線路があって、なんだか不思議な場所だと認識していた。 グラウンド内には野球場とサッカー場があり芝の手入れも行き届いていたが、工場の操業が終わると雑草が伸び放題になってしまった。 この写真を撮った数ヵ月後には、グラウンドの周囲に植えられていた木々やベンチやフェンス類も撤去された。 工場が稼動していた頃の綺麗な芝のグラウンドの写真を撮っていなかったのが悔やまれる。まもなく取り壊し工事が終わる旧JT小田原工場。グラウンド部分の敷地は将来どのように利用されるのだろうか。
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