トレイルランニング。
山の中を走り回る、という競技です。
長篠のある新城市は登山ルートが豊富で岩場も多いことから、様々なスポーツに向いています。
ロッククライミング。
軽登山。
そしてこのトレイルランもその一つ。
城旅で山の中を歩くのに慣れているとはいえ、そんな走り回るような競技に出るなんてありえん、と、常々思っていたのですが、会社の20~30半ば位の人達に誘われたことで興味を持つ。
「11kmを4時間で走れば完走です。」
と、言う。
『なんだ、時速3kmで走れば完走できるじゃん。』
自分は平地ですが、約9kmを1時間15分で歩いておりました。
『山場なので丁度その半分ならば、俺いけるじゃん。』
そう、思ってしまったのです。
なぜか、その時、そう思ってしまったのです。
城でとんでもないところを歩いていたし、足に錘つけて負荷かけて生活しているし。
そんな私ならば、完走くらいできるんじゃないか。
そう簡単に考えてしまいました。
しかも、こんな感じの写真があって
「ああ、なんと素敵な」
と、引き込まれてしまいました。
そして本日。
大阪とか北陸とか遠来の客も多い中、地元の利で朝普通に起きて職場の皆で乗り合わせて向かう。
そのときまで私は、
「まぁ、歩いていけばなんとなるし。」
と、思っていたのです。
ところが、スタートするとマラソン大会のように走り出し、歩いている人はいない。
「えー・・・。」
と、思って仕方なしに走る。
そりゃそうだ。トレイル『ラン』なんだから。
15分ほど走ったところで、息切れする。
何もやってないアラフォーで最近太ったおっさんが、走ること自体危険なことです。
諦めて早歩きしていると、突然渋滞発生。
細い山道に入るところで自然渋滞が発生するのです。
だから皆早めに行って高順位を狙おうとしていたので、マラソン大会並みのスピードで皆が走っていたわけなことが判明しました。
私自身は「完走」が目的なので、急いでおりません。なので、別に渋滞でも構わない。
そして登っていくのですが、城と違ってとてつもなくキツイ上り坂。
『人生には三つの坂があると言います。上り坂、上り坂、上り坂。』
と、いう言葉が頭を駆け巡る。
しかも、延々と続く上に、皆記録や順位があるのでペースが速い。
そして、最近育児で長距離を歩いておらず、体が鈍っている。足が上がらない。脂肪と言う錘も相当付いている。
「これは、ヤバイな。。。」
と、気が付いてももう遅い。いまさら引き換えすたって結構な距離。進むしかない。
壁を登るような場所も多く、足が前にでない。
本当に完走できるのか。
疑念が頭をよぎる。
とにかく平坦地もなければ下りもたまに有る程度。岩場や木の根で足場の悪いところをひたすら歩いていく。抜かされるがしょうがない。何のトレーニングもしてないので当たり前と言えば当たりまえ。流石に軽はずみなことをしたことに気が付くが、いまさら引くも地獄、進むも地獄。体が動かないので何とももどかしい。
『これが歳を取ると言うことか!』
と、思う。
とにかく上を目指し続けて2時間。
やっとエイドステーションに到着する。
水をがぶ飲みして、ようやく一息つく。
ここからは下りがメイン。
登りに比べて下りは何故か早く走れる。自分の筋肉のうち、下る筋肉はまだ少しマシだったようです。
でも、膝が痛くなってくる。
「♪ぐるぐるぐるぐるグルコサミン」
グルコサミンのCMの音楽が頭に鳴り響くが進むしかない。
ほうほうの体で走り続けると、こんな光景もあったりする。
そこそこ景色を楽しみながらも、下りでは結構人を追い抜きました。
上りの時に私を抜いていった方たちですけど・・・。
膝の痛みも限界を超えて訳のわからない状態に。
「頭が真っ白に・・・。」と船場吉兆のおかみがささやくような状況の中、気が付くとゴール地点が近づいてくる。
無事に完走することができました。
※これが完走証明書!
しかし、一緒に走っていた人達と1時間遅れ。
何とも情けない。が、完走できただけでもよしとしましょう。
ゴール後は体が疲労しすぎて寝込みそうでしたが、帰りに湯の風HAZUさんの温泉に入ったあと、いえやすで焼肉食べましてなんとか復活しました。
が、膝はとんでもない状況になってしまいまして、今、ロボットのような動きしかできなくなっております。
それこそ「膝が痛い!」というCMの人と同じです。
新城市を堪能した訳なんですが、次やるかといわれると・・・。
まずは体力づくりからですね。
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山の中を走り回る、という競技です。
長篠のある新城市は登山ルートが豊富で岩場も多いことから、様々なスポーツに向いています。
ロッククライミング。
軽登山。
そしてこのトレイルランもその一つ。
城旅で山の中を歩くのに慣れているとはいえ、そんな走り回るような競技に出るなんてありえん、と、常々思っていたのですが、会社の20~30半ば位の人達に誘われたことで興味を持つ。
「11kmを4時間で走れば完走です。」
と、言う。
『なんだ、時速3kmで走れば完走できるじゃん。』
自分は平地ですが、約9kmを1時間15分で歩いておりました。
『山場なので丁度その半分ならば、俺いけるじゃん。』
そう、思ってしまったのです。
なぜか、その時、そう思ってしまったのです。
城でとんでもないところを歩いていたし、足に錘つけて負荷かけて生活しているし。
そんな私ならば、完走くらいできるんじゃないか。
そう簡単に考えてしまいました。
しかも、こんな感じの写真があって
「ああ、なんと素敵な」
と、引き込まれてしまいました。
そして本日。
大阪とか北陸とか遠来の客も多い中、地元の利で朝普通に起きて職場の皆で乗り合わせて向かう。
そのときまで私は、
「まぁ、歩いていけばなんとなるし。」
と、思っていたのです。
ところが、スタートするとマラソン大会のように走り出し、歩いている人はいない。
「えー・・・。」
と、思って仕方なしに走る。
そりゃそうだ。トレイル『ラン』なんだから。
15分ほど走ったところで、息切れする。
何もやってないアラフォーで最近太ったおっさんが、走ること自体危険なことです。
諦めて早歩きしていると、突然渋滞発生。
細い山道に入るところで自然渋滞が発生するのです。
だから皆早めに行って高順位を狙おうとしていたので、マラソン大会並みのスピードで皆が走っていたわけなことが判明しました。
私自身は「完走」が目的なので、急いでおりません。なので、別に渋滞でも構わない。
そして登っていくのですが、城と違ってとてつもなくキツイ上り坂。
『人生には三つの坂があると言います。上り坂、上り坂、上り坂。』
と、いう言葉が頭を駆け巡る。
しかも、延々と続く上に、皆記録や順位があるのでペースが速い。
そして、最近育児で長距離を歩いておらず、体が鈍っている。足が上がらない。脂肪と言う錘も相当付いている。
「これは、ヤバイな。。。」
と、気が付いてももう遅い。いまさら引き換えすたって結構な距離。進むしかない。
壁を登るような場所も多く、足が前にでない。
本当に完走できるのか。
疑念が頭をよぎる。
とにかく平坦地もなければ下りもたまに有る程度。岩場や木の根で足場の悪いところをひたすら歩いていく。抜かされるがしょうがない。何のトレーニングもしてないので当たり前と言えば当たりまえ。流石に軽はずみなことをしたことに気が付くが、いまさら引くも地獄、進むも地獄。体が動かないので何とももどかしい。
『これが歳を取ると言うことか!』
と、思う。
とにかく上を目指し続けて2時間。
やっとエイドステーションに到着する。
水をがぶ飲みして、ようやく一息つく。
ここからは下りがメイン。
登りに比べて下りは何故か早く走れる。自分の筋肉のうち、下る筋肉はまだ少しマシだったようです。
でも、膝が痛くなってくる。
「♪ぐるぐるぐるぐるグルコサミン」
グルコサミンのCMの音楽が頭に鳴り響くが進むしかない。
ほうほうの体で走り続けると、こんな光景もあったりする。
そこそこ景色を楽しみながらも、下りでは結構人を追い抜きました。
上りの時に私を抜いていった方たちですけど・・・。
膝の痛みも限界を超えて訳のわからない状態に。
「頭が真っ白に・・・。」と船場吉兆のおかみがささやくような状況の中、気が付くとゴール地点が近づいてくる。
無事に完走することができました。
※これが完走証明書!
しかし、一緒に走っていた人達と1時間遅れ。
何とも情けない。が、完走できただけでもよしとしましょう。
ゴール後は体が疲労しすぎて寝込みそうでしたが、帰りに湯の風HAZUさんの温泉に入ったあと、いえやすで焼肉食べましてなんとか復活しました。
が、膝はとんでもない状況になってしまいまして、今、ロボットのような動きしかできなくなっております。
それこそ「膝が痛い!」というCMの人と同じです。
新城市を堪能した訳なんですが、次やるかといわれると・・・。
まずは体力づくりからですね。
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