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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’18年「冬」 (32)

2018年02月07日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日の続きになるが、牧場は牛以外を全て侵入禁止と言っているわけではない。鹿は侵入して欲しくないが、人を迎え、案内することはいくらでもある。求められ、都合がつけば、冬季ばかりでなくそれ以外の季節にもしているし、牧場の宿泊施設利用者以外にも、そういう運の良いい人たちはたくさんいるはずだ。問題は、断りもなく無断で侵入する輩だ。
 知らない者が無断で自分の所有する土地に入ってこられたらどういう気がするかと、そういう人たちには問いたい。確かに、牧草は牧場にとり畑の野菜に匹敵するし、防疫や事故対策のためでもあるのだが、もっと管理する側の心情的な面も理解してほしいと思う。一人で、精一杯やっているのだから。
 
 毎日新聞の昨日の地方版では「星空環境守ろう」という見出しで、「信州を宇宙と身近な『宇宙県』と位置づけ、星空の環境をいかに守るかなど」についての話し合いが行われたとあった。そして『宇宙に近いという素晴らしい資産を共有し、地域振興や天体観測の環境維持に寄与する』との『松本宣言』」とやらが採択されたという。「宇宙に近い」、「素晴らしい資産を共有」、そして「宇宙県」、言うも言ったり、アングリだ。
 それはともかく、またしても「地域振興」である。どうも利に聡い小商人(こあきんど)的な発想が、魂胆が、この言葉を隠れ蓑にしてかならずくっついてくる。夜空が美しいことに越したことはないし、満点の星空を見れば誰もが感動もするだろう。しかし、今まで地域振興の名で、さんざん夜空を汚してきた人たちがその中にはいるはずで、そんなことを今さら言い出すのも厚顔無恥、という気がする。「光害」なんて言葉は何十年も前から一部で遠慮しながら問題にされていたが、各地で「ライトアップ」とやらが持て囃されている現状について、では、どう考えるのか。
 そろそろ一度、「地域活性化」とか「振興」とかのお題目を切り離した上で、日本の自然について考えても良さそうな気がするが、どうだろう。雪の原に一本の踏み跡を残す。それが、しっかりとして合理的な踏み後であれば、その冬の道となる。

 雪山では踏み後に惑わされないよう、シッカリと地図で確認を。その件についても、明日。N田目さん、ありがとうございました。是非また、都合の良い時にお出掛けください。




    HALは元気で雪山も一緒です

 2月の10,11,12日の3連休、人数にはこだわらずに、宿泊希望者は連絡ください。

 冬季の営業については以下をクリックしてください。「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。

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