
きょうから4月だというのに、春らしい雰囲気はない。外は雪が舞っている。牧場はまたしても雪だろう。
昨日書き漏らしたことがあった。そのことをもう少しだけ書いておきたい。雪崩で8名の生命が奪われた事件に関して、警察は被害者の通っていた高校へも立ち入り捜査を開始、部室からは部員の用具などを持ち去る捜査員の姿がテレビに流れた。業務上過失致死傷の容疑らしい。8名もが亡くなる事故となれば、警察は捜査するだろう。しかし、普通の犯罪捜査と同じようにあまり杓子定規で、強引な捜査をすれば、その後の影響がどうなるかを案じてしまう。
強調しておきたいが、恐らく高校山岳部の顧問だけだろう、生徒と同じことをしなければならないのは。他の競技の顧問は、生徒と同じように走ったり、投げたり、打ったり、泳いだり、滑ったりはしない。まして何かあっても、業務上過失致死傷罪に問われるようなことは、まずない。
山岳部の顧問の場合だけが、生徒と一緒に雪の山にも登り、最悪今回のように、自らの生命まで落としてしまうことになるのだ。もし、顧問だけが助かれば、それこそ生き残ったことがいけないかのように糾弾され、罵倒されただろう。法的責任も当然、問われる。そういう酷しい立場の教師が、報道では今や「生徒ら」の「ら」にされてしまっている。
山岳部の顧問になるなんて、大変なことだ。それを20年も続ける教師は偉い、そういう言い方もできるだろう。県内7の高校、55名もの生徒が参加していて、講師もそれなりにいたはずだ。30年もこの場所で講習会を行い無事故だったというから、確かに気のゆるみや、判断が甘かったかも知れない。ただ誰でも、いつも正しい判断ができるわけではない。また登山は文明に背を向け、自然の中において生死にからむ危険の管理を行うことが魅力のひとつでもある。山岳事故は起こりうる。
警察の捜査結果によっては、もう山岳部の顧問になどなり手がいなくなってしまうかも分からない。何かあると、寄って集って責任ばかりが追究され、「たら、れば」問題にされてしまうから、責任回避だけに専念するる教育者や役人が増えていく。
それともうひとつ、「あまりに無謀」と言った那須町の町長だが、こういう講習会が毎年同町で開かれていることを知らなかったとしたら、それもおかしくはないか。
ET子さん、コメント多謝。今後もよろしく。