スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

ニクラスによる影響とは!?

2006-12-07 23:03:54 | 授業 その他
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昨日も今日もコンサートのリハばかり。
コンサートの出番が増えていく。

少人数編成で弾くのは、
ワルツ、スレングポルスカ、中世の曲、ダンスの伴奏
のはずだった。でもここに
ヘルシンボリ・ポルカ(Helsingborgs polkan)
が追加。

暗い曲と3拍子の曲が多いということで、明るく2拍子のポルカが追加されたのだ。
先生いわく「ポルカやポルケットは、個人的な意見では軽いので(実際には英語で「It’s shallow.」と言った)好きじゃないけど」と前置きをした上で、それでもコンサートとなると1曲あるとスパイスになる、と。
全国のポルカファンの皆様、ごめんなさい。私もポルカはあんまり好みではない…。アイリッシュ・ポルカはいいけど、ドイツ・ビアホール風のポルカが苦手。でも確かに、一曲あると面白い。コミカルな雰囲気で楽しい曲ではある。
そこで早速リハを。一人がコードを弾き、残る3人でメロディ。
なんかシンプルじゃない?3人もメロディ弾くくらいなら違うことしたら?と思って私が尋ねたところ、「このままで十分。ニクラスによる悪い影響では」と言われた。
アレンジの授業であれやらこれやら習うと、みんな複雑なアレンジをしたがるらしい。でも、時には伝統に戻ってシンプルなスタイルの良さにもう一度目を向ける必要があると。
なるほど。そうかもしれない。それにしても3人もメロディは要らない気がするけど、ま、いっか。

ダンスの伴奏のリハも。こちらもなかなかアイデアが練ってあって面白い。
ゴットランドのスレンポルスカを、ダンサーが途中で部屋に入ってくるまでは、まるで演奏だけかのように弾く。で、そのあと演奏の音がフェイド・アウト。音楽がやんでもダンサーはしばらくポルスカを踊り続け、この後、リズミカルでモダンな創作ダンスに突入。
手をたたいたり足を踏み鳴らしたりしながら複雑な動きをする。
私たちが曲を弾き始めると再びポルスカを踊り始め、最後はツーステップのポルス(pols)ターンをする人もいたり、女性を抱え上げたり、掛け声をかけたりとエキサイティングなターンをそれぞれが全身で表現して終わる。かなりいい感じに盛り上る。
でも音楽がやんだ後に再び始まるところ、じっと凝視してカウントしてないと入りそこねるので難しい。

そして、さっき演奏ではないけどもう一つ頼まれてしまった。
ショティシュ(schottis)というダンスを使って、ワールド・チャンピョンシップ風にみせかけたバトルをやるらしい。そこで、プロレスの実況中継みたいにスウェーデン語、英語をやるので、日本語のコメンテーター役をやって欲しいと。
お安い御用。どうせ私の日本語が分かる人なんていないだろうから、緊張せずにできそう。来週のリハが楽しみ。
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