今日はウロフによるレッスンの日。
今後の自習用にと、録音タイムになった。
ウロフのトラッド(伝統音楽)の基礎は、ウップランド地方の有名なフィドラー Curt TallrothとIvar Tallroth(二人は兄弟)の伝統。
なのでこの二人から受け継いだ曲を中心にたくさん弾いてくれた。
その後「みんなにお願いがあるんだけど...」とウロフ。
以前このブログでリンネ生誕300周年関係でヴェーセンが5/25にコンサートをすると書いた。
「その時にCDを販売する人手がまだないんだ。興味ある?」って。
みんな「もちろん、いいよ。やる、やる!」と言うと、
じゃあ...とデカいバッグからヴェーセンのCDを取り出し私達にくれたのだ(写真)。
といっても、上記会話はスウェーデン語で、私は??状態だった。
何でCDを私にくれる訳?と聞くと、英語で一から説明してくれたのだった。
ごめんなさい。
でも、お礼に当日はいっぱい売らないとね!
前回はソロの新作を出したばかりだったけど、ヴェーセン(Vasen)でも新作を出したばかりらしい。
まだ聞いてないけど、今回は1曲をのぞいて全曲トラッドみたい。わざわざCDの表に書いてある。
CDのブックレットもまだ目を通していないので正しくは未確認だけど
「リンネがいた18世紀か19世紀?頃の、彼が聞いていたであろう曲」でフォーク(民族音楽)ともクラシックとも
取れるような曲調のものらしい。
でもヴェーセン・アレンジ。聞いてみるのがとっても楽しみ。
リンネ関連行事といえば、まだ決定してないけど私も来週、弾くかもしれない。
来週はこの行事で日本から両陛下の訪問予定。
そのため日本関係者が沢山来るらしい。
詳しいことは聞いてないけど、弾く相手はもちろん「日本関係者」のほう。
第一、いまだに返事待ちということで、キャンセルの可能性もある。
最初に誘ってくれたのはカイサというエキゾチックな美人ニッケルハルパ・プレーヤー。
今回の留学中、習うことがなかったのでブログであまり触れなかったけど、すっごくすっごくウマイ。
特徴はダイナミックな演奏。
あんなに聞く人を惹き込むエネルギッシュな演奏と歌でそうそう右に出る人はいない。
ウロフの「ニッケルハルパの歴史」の授業でも"現代のプレーヤー"部門で当然名前があがった。
私としては人前で弾くことよりもカイサと一緒に弾くことの方が緊張すると思う...。
さて、話は今日に戻して。
録音タイムの後はリハをウロフとダンスの先生アンドレアスの二人に見てもらった。
まずはByss-Calleの曲から。
弾きこんでいい感じになっていたつもりだった。
でも、さっそく私達の演奏を聞いて「もっとメリハリを!」と言う。
「まるで一本調子の声で"ワクワク スル ネ"としゃべっているみたい。
もっとこんな感じ!」とウロフが一緒に弾き始めた。
空気が一変。
まるで水色の壁が突然に黄緑に変わったかのような劇的な空気の変化を感じる。
あー、同じ曲なのに。同じメロディなのに。
なんで、こんなに違って聞こえるのか!?
ともかく盛り上げられた私達の演奏もウロフの空気にもちろん一瞬で染まります。
そうか、こんな弾き方があるのか、と演奏しながら納得。
弾き終わると「そう、そんな感じでね」と。
ずっと一緒に弾いていて欲しい。
昨日、チラッと書いた「B.O.B.」のボーダの曲の出だしが分かりにくい点について、
特にウロフには私達からは何も意見は求めていない。
でも、この「B.O.B.」を聞いてもらったら、すぐに「これはちょっと・・・」と気づいたみたい。
「後半(Bメロ)の方がボーダの特徴が出ているから曲の後半から弾き始めたら?」と。
やってみるとかなりしっくりと来たので、それで決定。解決。
ちなみに地方による曲の特徴、細かな部分についてはかなり感じ方に個人差がある。
ビングシューという村の曲は16分音符の続くリズムで知られている。
ディッテは「長い音はさらに長く、短い音は短くと強調するのがビングシューっぽい」と。
ウロフは「典型的なビングシューの曲は、弓を8の字に使ってスウィングするノリだ」と。
どっちかが正しいというよりは、感じ方の問題なのでできるだけ多くの人の意見を聞いて
絶妙にオリジナル・ブレンドするのがいいでしょう。
きっと。
今後の自習用にと、録音タイムになった。
ウロフのトラッド(伝統音楽)の基礎は、ウップランド地方の有名なフィドラー Curt TallrothとIvar Tallroth(二人は兄弟)の伝統。
なのでこの二人から受け継いだ曲を中心にたくさん弾いてくれた。
その後「みんなにお願いがあるんだけど...」とウロフ。
以前このブログでリンネ生誕300周年関係でヴェーセンが5/25にコンサートをすると書いた。
「その時にCDを販売する人手がまだないんだ。興味ある?」って。
みんな「もちろん、いいよ。やる、やる!」と言うと、
じゃあ...とデカいバッグからヴェーセンのCDを取り出し私達にくれたのだ(写真)。
といっても、上記会話はスウェーデン語で、私は??状態だった。
何でCDを私にくれる訳?と聞くと、英語で一から説明してくれたのだった。
ごめんなさい。
でも、お礼に当日はいっぱい売らないとね!
前回はソロの新作を出したばかりだったけど、ヴェーセン(Vasen)でも新作を出したばかりらしい。
まだ聞いてないけど、今回は1曲をのぞいて全曲トラッドみたい。わざわざCDの表に書いてある。
CDのブックレットもまだ目を通していないので正しくは未確認だけど
「リンネがいた18世紀か19世紀?頃の、彼が聞いていたであろう曲」でフォーク(民族音楽)ともクラシックとも
取れるような曲調のものらしい。
でもヴェーセン・アレンジ。聞いてみるのがとっても楽しみ。
リンネ関連行事といえば、まだ決定してないけど私も来週、弾くかもしれない。
来週はこの行事で日本から両陛下の訪問予定。
そのため日本関係者が沢山来るらしい。
詳しいことは聞いてないけど、弾く相手はもちろん「日本関係者」のほう。
第一、いまだに返事待ちということで、キャンセルの可能性もある。
最初に誘ってくれたのはカイサというエキゾチックな美人ニッケルハルパ・プレーヤー。
今回の留学中、習うことがなかったのでブログであまり触れなかったけど、すっごくすっごくウマイ。
特徴はダイナミックな演奏。
あんなに聞く人を惹き込むエネルギッシュな演奏と歌でそうそう右に出る人はいない。
ウロフの「ニッケルハルパの歴史」の授業でも"現代のプレーヤー"部門で当然名前があがった。
私としては人前で弾くことよりもカイサと一緒に弾くことの方が緊張すると思う...。
さて、話は今日に戻して。
録音タイムの後はリハをウロフとダンスの先生アンドレアスの二人に見てもらった。
まずはByss-Calleの曲から。
弾きこんでいい感じになっていたつもりだった。
でも、さっそく私達の演奏を聞いて「もっとメリハリを!」と言う。
「まるで一本調子の声で"ワクワク スル ネ"としゃべっているみたい。
もっとこんな感じ!」とウロフが一緒に弾き始めた。
空気が一変。
まるで水色の壁が突然に黄緑に変わったかのような劇的な空気の変化を感じる。
あー、同じ曲なのに。同じメロディなのに。
なんで、こんなに違って聞こえるのか!?
ともかく盛り上げられた私達の演奏もウロフの空気にもちろん一瞬で染まります。
そうか、こんな弾き方があるのか、と演奏しながら納得。
弾き終わると「そう、そんな感じでね」と。
ずっと一緒に弾いていて欲しい。
昨日、チラッと書いた「B.O.B.」のボーダの曲の出だしが分かりにくい点について、
特にウロフには私達からは何も意見は求めていない。
でも、この「B.O.B.」を聞いてもらったら、すぐに「これはちょっと・・・」と気づいたみたい。
「後半(Bメロ)の方がボーダの特徴が出ているから曲の後半から弾き始めたら?」と。
やってみるとかなりしっくりと来たので、それで決定。解決。
ちなみに地方による曲の特徴、細かな部分についてはかなり感じ方に個人差がある。
ビングシューという村の曲は16分音符の続くリズムで知られている。
ディッテは「長い音はさらに長く、短い音は短くと強調するのがビングシューっぽい」と。
ウロフは「典型的なビングシューの曲は、弓を8の字に使ってスウィングするノリだ」と。
どっちかが正しいというよりは、感じ方の問題なのでできるだけ多くの人の意見を聞いて
絶妙にオリジナル・ブレンドするのがいいでしょう。
きっと。
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