スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

特別講師ウリカ

2007-05-21 23:19:01 | 授業 その他
今日は特別講師にウリカ・ボデーン(Ulrika Boden)がやってきた。

彼女は、日本ではラーナリム(Ranarim)のボーカルとして有名。
来日コンサートは2回?か3回?になる。
特徴は透明感があり伸びのある声。
まさに北欧のイメージたっぷり!
歌モノが苦手という人も、彼女なら聞きやすいと思います

久々に見る彼女は、大きなお腹を抱えて車にのって颯爽と現れた。

先生によって授業の進め方はいろいろ。
自分のバックグラウンドを語る人、私達に自己紹介を求める人など。
今日は彼女は、名前と出身以外は多くを語らず主に曲を教えることを中心に進めていった。

まずは、体の柔軟、発声練習などを1時間ちょっとかけて。
見ているとハラハラする。
お腹の大きな人が立ちっ放しで体を動かしているのだから。
私達は立ちっ放しに疲れて椅子に座ったりしているというのに。

さて、スウェーデンの歌い方の特徴として「よく通る声」というものが挙げられる。
これは「大声」ではない。息の束を細く強く前に前にと出す。
何度か書いたように柔らかな教会の歌唱法とも違う。
そしてアグネタ・ストルペから何度も言われた「アーティキュラふーン」。
英語ではariticulation。はっきりした明瞭な発音のこと。
これが重要で、これがあるから「透明感」や「リズム感」が出る。
tやkだけでなく、mやnの音もとても明瞭に、大げさなくらいに発音する。

今日は6曲習い、おまけと言って3曲録音した。
歌詞は教えてくれても結構大変。
隣に座っていたCが即座にノートに書いてくれたのでなんとか乗り切れた!
感謝。

それからmajvisaと言う、5月(夏の到来)を祝う歌のCDを聞かせてくれた。
このmajvisaの伝統は、南の地方(スコーネ、スモーランド、ブレッキンゲ)しかない。

写真右上はウリカのソロCD
実は左側のCDはコピーで持っていた。
そんなことしちゃ、だめよねぇ!と思い今日はちゃんと購入した。
なのでCDの内容は知っている。とってもおススメ。
Droneのweb pageで試聴可。
他にも最近出した中近東風のCDも持ってきていた。

今日は、学校で3人も誕生日がいて(日にちは全員今日ではないけど)、学校の調理師が
オメデトウ!とさくさくアップルパイのバニラソースかけを用意してくれていた。

さて話はさらに飛び...
Björn björnに注文していたミニチュア・ニッケルハルパのアクセサリーが届いた。
(このページから、左のメニューにあるSilver miniaturesをクリック)
写真はサイズ比較のためにマッチ棒と一緒にパチリ。
他にも、ハーディンフェーレハーディガーディフルートなどもあり。
楽器は何でもできますよーと注文に応じる風のコメントも書いてある。

以前は金や金メッキもあったけど、現在はシルバーのみ。
(今後のゴールドの予定は聞いてません)
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
びっくり (josan)
2007-05-23 03:00:01
わぁ、お腹の大きいウリカだ。写真見てびっくりしました。

ソロCDいいですよね。ジャケットも可愛い。私も日本で会った時にサインしてもらいました。
お店で彼女と撮ったツーショットは宝物です(今もPCの前に飾ってます^^;)。

ところで中近東風のCDと言うのは、前に紹介されていたSheidaのでしょうか?
YouTubeで一曲だけ画像は見たことがあります。レーベルとか判ればありがたいです。
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sheida (管理人)
2007-05-23 07:17:36
ごめんなさい!
そのCD買わなかったので分かりません。
シングルだったので。
誰か買った人がいないか周りに聞いてみます。
返信する
Re:sheida (josan)
2007-05-23 12:36:44
あ、シングルだとしたら、恐らくそうだと思います。管理人さんもご覧になったユーロヴィジョンの時の曲がシングルカットされる予定だと聴いていましたから。
フルCDは夏か秋との事だったので、あれ?っと思ったのでした。
お手数おかけしました。
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