スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

よもやま話、徒然なるままに。

2007-01-15 03:08:30 | スウェーデンのこと...
1週間近くたって、やっと今日の夕方、ネットサーバー復活。
1月13-15日まで更新。
次回も予告なくブログが途絶えたらサーバーダウンだと思ってください。

今日は、ソニアとの個人レッスンの日。
さっそくKarolinermarshenの隠されたCパートを尋ねるつもりだったのにすっかり忘れてた。(ソニアのお父さん、Eric Sahlströmの作曲した有名な曲。Aパート、Bパートの2部構成。実はメジャーに転調するCパートがあるが公表されていない)
1時間の個人レッスンは私がトップバッター。で、遅れて始まり次の人は時間通りにくるのでほとんど練習にならなかった。
朝一のトップバッターは先生も私もお互いエンジンがかからず、まったりとした会話からはじまるのでなおさら。

ソニアの親戚で、宮崎なんとか?監督のアニメファンがいるらしくその話。
もののけ姫はカナダにいる頃にも人気で見せられたけど、ここに来てもまだ人気。プリンセス・モノノケと言って通じます。先日はラピュタを見たらしい。"今度あれを見て"と言いたかったのにタイトルが出てこない。妖怪やお風呂屋さんがでてくる起承転結のはっきりしない、とても日本的なお話。うーむ、いまだに思い出せない。

午後は50歳の誕生日を迎えた学校スタッフのお祝い。(写真)
スウェーデンでは50歳はビッグイベントなのだそう。
私たちからは、何度も話題に出ているチューナー、SEIKO ST777をプレゼント。
50歳でなくても、こちらの人は誕生日をとても大事にする。
ダンスコースの人達は歌とお芝居を披露。
王様がキリストが生まれたことを知って子供という子どもを殺したらしい(?)昔のお話。アラブの人やスタッファン、馬、悪魔、背中の曲がった召使など色々な扮装で登場。おもしろおかしく仕立てあげていた。話の内容を演じた本人に尋ねても「良く知らない。キリスト教の人に聞いてみて」と言われてしまう。意味を尋ねたのではなく単に演じたストーリーを聞いただけなんだけど。みんな英語が上手くなく、一生懸命しゃべってくれるので、あれもこれもと沢山は聞きにくい。

今日は話があちこちに飛ぶけれど、スウェーデンの宗教観は日本に似ている。
クリスマスやルシア、スタッファンなど、キリスト教にまつわるイベントが盛りだくさんの割りには、由来や背景を知らない人が多い。

「スウェーデンの宗教って?」と尋ねると、「プロテスタントが主流だけど、一般的には信じている人はいない」と誰もが言う。宗教的イベントは「昔からの伝統だか、意味自体はほとんど知らない」そう。一般的に公立学校では宗教教育も禁止されているらしい。

「日本は?」と聞かれると私も大体同じことを言う。仏教、神道にまつわる伝統、習慣はあっても宗教という意識より伝統意識の方が強いと思う。(違う意見の人もいると思うけど)
そして「盆踊りの意味は?8月のこの日にする意味は?」と外国人に尋ねられて、答えられる日本人は果たしてどの位いるか。

この現象は近代国家に共通するのか。それとも日本とスウェーデンの類似点と捉えるのか。
と、まじめな問いかけで今日はおしまい。
コメント (2)
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