goo blog サービス終了のお知らせ 

スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

Grandで演奏 その1

2007-01-21 19:40:54 | スウェーデン生活
お金をくれないなら演奏しない云々で話し合っていた件は、結局支払われることに。(1000krと交通費、建物内のカフェでの飲食)

前、話をきいたとき大学かどこかで弾くのでは、と皆で想像していたけど詳細を聞いてみると違っていた。
場所はウプサラにあるGrandというライブホール。
Klintettenというバンド(もちろん民族音楽)が、コンサートとダンスの伴奏をする。ダンスは延々とエンドレスに続くので、そのバンドの休憩のため私たちが間に2回ダンスの伴奏をする。

夕方の電車に乗り込んで出発!
みんな黒っぽい格好してニッケルハルパを背負っている姿が軍隊みたい!と友人I。そうね、私たちESI(学校名の略称)アーミー(軍隊)!FBIならぬ、E.S.I. いぇーい!と盛り上ります。きっと電車で私たちって妙な集団。(スウェーデン人ならみんなニッケルハルパを知っているというのは大間違いで、名前は聞いたことあると言われればまだマシ)

ホールでサウンドチェック後は、2階のカフェで軽くサンドイッチを食べ腹ごしらえ。
このカフェ、単にライブ前後にお客さんが利用するカフェスペースで、特に凝った内装でもコンセプトのある空間作りをしている訳でもない。
なのに北欧っぽいのは、売っている商品(ランプとかカーテン)にダサいものがないんじゃないか?と思ってしまう。安物買いをしてもなぜかデザインは北欧っぽいから意図しなくてもこんな雰囲気になるのかも。

さぁーて、本番。(写真はメインのほうのバンドのもの)
ボンドポルスカを弾くと、さっそくみんな踊り始めた。ボンドポルスカのダンスの特徴はゴムのように伸び縮みするターンでスウィング感たっぷり。みんなのノリノリのスウィングが伝わってきて、弾くほうもスウィングたっぷりに盛り上ってくる。
そうか、これがダンスと演奏の相乗効果なんだ!ダンサーと一緒に打ち合わせた演奏とは全然違う。ダンスの練習に合わせて弾くのとも全然違う。同じような演奏はしたことがあるけど誰かのグループに混ぜてもらっていただけなので、「自分達でリードして盛り上げて行く」という経験が初めて。だって、テンポを決めるのもノリを出すのも全て私たち。
2拍子のショティシュを弾くとみんな飛び跳ねるように踊り始めた。必然、こちらも負けてられない!みんなエレキギターでも弾くようなポーズでニッケルハルパをかき鳴らす。すでに電車から頭のネジがゆるみ始めていた私たちはかなりステージを楽しんだ。お客さんは、もっとボンドポルスカが踊りたいとリクエストしてくる。

私たちがこの話を依頼されたとき、ウップランドの曲だけしか弾かないで欲しいと言われていた。何でだろう?と思ったけど、当日の様子をみて納得。このメインの方のバンドは、色んな地方の曲を弾くバイオリン編成なので繊細な感じの曲が多い。そこで、合間にウップランド一色の時間が入るとガラッと雰囲気が変わて、しっかりしたスウィングの時間になるからだ。

2度のステージを終えると、楽器をおいて少し踊りに行った。
友人Jはとってもダンスが上手い。ステップを知らなくても、彼のリードで踊ると自然に体が動く。でもJはその後すぐに帰ってしまったので、私はクレージーを絵に描いたような友人Cと、もう少し踊ることに。Cはデンマークとのハーフ。
デンマークって
全くイメージがわかない。

別の友人に聞いたところによると、国民の幸福度を測る調査でデンマークがトップだったらしい。税金はスウェーデンより高く、そして福祉はスウェーデンより優れていると、その友人は言っていた。
そして国民性は陽気らしい。ちなみに一般的なスウェーデン人のイメージは、シャイで打ち解けるまで物静か。電車のたとえ話で、「最初に乗る人は一番後ろの席、次に入ってきた人が先頭、その次の人は真ん中、といった具合に離れて座りたがる」というのをスウェーデン人から聞いたことがある。

話は戻って、この友人C、デンマークとのハーフだから人一倍陽気だ、というつもりはないけれど、ともかくお酒が一滴も入っていないのに酔っ払ってるみたいにいつも明るい。
この日も、彼女と少し踊ると「暑い!」と言って外に飛び出し、雪をつかんで顔や体中になすりつけながら道の真ん中で奇声を発していた…。
それよりも、私はカナダで購入した大雪用の重いブーツで踊ったので足がヒリヒリと痛み、0時もまわっていたので友人Cを置き去りにして帰ることにした。

凍った小川と朝焼け

2007-01-14 03:04:39 | スウェーデン生活
ネットで暇つぶしもできないし、夜はstormが来ると言われ、午前中のうちに歩きに行くことに。


写真左:雪の上に流れる水。氷ではなく雪。小川が全てクリーム色できれい。
写真右:こちらは普通に流れる小川。

写真左:(実は14日ではなく15日の写真)朝の8:20。
写真右:8:25。朝焼けが見えたので建物(写真左)の向こう側に行って撮った写真。

8時半には北の空まで赤くなっていました。

Stormと聞くと台風みたいなすごいのを想像してしまったけど、なんてことはない。ぴゅーぴゅー風が吹いて木がゆさゆさと揺れていた。
夜は、学校で練習しようにも風が建物にあたって悲鳴のような音がするので、怖くて部屋に戻ってしまったけど…。
「25m/秒だった」と一夜明けたら友人が言っていた。
ノットで言ってくれないと私にはぴんとこない。

朝食大公開!&一日の流れ

2007-01-09 20:36:07 | スウェーデン生活
1月9日の流れ

7:40  起床
8:15  朝食
9:00  Fys(体育、主にストレッチ)
10:30  Fika(ティータイム、シフォンケーキ) その後、自由時間
11:30  クラスミーティング(3月のプレゼンや、別の学校との音楽交流についての話など)
12:15  ランチ(コルブ, マッシュトポテト、豆、サラダ)
13:00  ニッケルハルパ授業(前学期の復習とショティシュを1曲習う。次回のレッスン用にレクサンドとウッシャという町の曲を録音)
15:00  Fika(ティータイム)
15:30  歌の授業(4曲)
16:45  夕食(メキシカン・タコス)

18:00 メール、ネットなど
19:00 練習
20:00 CDを聴いたり、本を読んだり。PC内の整理など。
    (CDは津軽三味線と沖縄の三線。対比が聞き比べると面白い)
23:00 シャワー
00:00 就寝

朝食の写真は、夜明け前なのでとっても暗いです。
まずは、左手前がシリアル。シリアルはミルクではなくヨーグルトかヨーグルトそっくりのサワーミルクをかけるのが一般的。

右手前はオートミール。
手前中央は、ナッツ類、レーズンなどお好みでのせて。
そして中央から奥にかけては、アツアツのパン、クネッケブロード(乾パン?)とそれにのせるチーズ、ハム、野菜など。
後はオレンジジュースとコーヒーも。

ちなみに私はオートミール派。さらにコーヒーを飲むときには、パンをサンドイッチにして食べます。朝から結構苦しい…。

音楽交流
WIKという数百年前、ウプサラ郊外にディフェンス用にたてられた見張り用の建物で開催。現在は修復を重ねお城になっているそう。エレキなどロックをやっている生徒と私たちのフォークとを融合させるらしい。そのため、エレキ楽器の特徴やアレンジの仕方について相手側の学校から先生が数回来て授業するらしい。
いやはや、Hoven Droven(フォーク・ロックのバンド)もどきができるのか。

ルッセカッテルの作り方

2006-12-13 23:48:56 | スウェーデン生活
今日はルシア祭(11/30参照)。
ほんとはちゃんと伝統的なことをするはずが結局やらなかった。けど、朝のfika(ティータイム)で突然ギターを持った校長先生ミッケと、学校スタッフに先生のソニアが登場。
グルッグ(12/03参照)とルッセカッテル(lussekatter)というサフラン入り菓子パン、ジンジャークッキーなどを食べながら、staffanの曲などを聞く。どんな歌も校長の手にかかればカントリーロック風にかっこよくなる。

昨日の夜、寮でこのルッセカッテルを作っていたので私も途中からお手伝い。
レシピ
イースト 50g
マーガリン(バター) 150g
ミルク 5dl
砂糖 1dl
サフラン 1g
塩 0.5tsk(ティースプーン)
たくさんの小麦粉

*見せてもらったレシピに”en massa mjöl”と書いてあって意味を尋ねると「たくさんの小麦粉」らしい。「多分、1.4~1.5 literかなぁ」とのこと。

混ぜたら30分冷やし生地を休ませる。その後30gずつ位にちぎって手でくるくると細長く伸ばす。両端を写真のようにクルンと巻いたら、渦巻きの中心にレーズンを1個ずつ載せる。この状態で40分放置。200度のオーブンで5-10分焼く。

カッネルブッレ(kanelbulle)という定番おやつ、シナモン入り菓子パンの作り方もほぼ同じだそう。
(注:サフランはもちろん入れない)
こちらは、冷やした生地を長方形に薄くのばし、上から砂糖入りシナモンをふりかける。
その生地をナイフで細く切り、クルクルと最後までロールしてから焼く。出来上がりは…写真が10/04のブログにあり。これは簡単だからか、定番なのか、しょっちゅう出てくる。焼いたものを冷凍保存してオーブン(レンジ)で暖めても十分おいしい。

そうだ、今日、初めて流れ星を見た!
夜、数人で森へ散歩に。街灯もないので懐中電灯片手に。全身に反射板や反射テープもつけて(車から人が見えないので)。天の川は日本では夏のイメージだけど、スウェーデンではvintergatan(冬の道)というそう。満天の星。白樺の隙間からも星の瞬きが見え、まるで森の中のクリスマスツリーみたい。

ところで。以前書いたアドヴェント・カレンダー(12/02参照)。定番は、12月1日から24日までのカレンダーでめくると絵が出てくるもの。買えなくてがっかりと思ったけど、スウェーデンのmsnがこれをやっていた。
アクセスしたら右やや下のほうに、めくれそうでめくれない日付のあるカレンダーが。それをクリックすると、めくれて絵(動画)が見れる。
アドベントカレンダーのことを知らずにこのサイトに来たら、意味は分からなかっただろうなぁ。

ラーバンとラボリーナ

2006-12-10 23:26:21 | スウェーデン生活
写真1
おばけのラーバン(spöket laban)の本を2冊買った。
ラボリーナ(Labolina)という妹もいるおばけの一家でとってもかわいい。著者(Inger& Lasse Sandberg)が、おばけを怖がる自分の子供のために、怖くないおばけのお話を書いたらしい。スウェーデンでは12月に初のアニメ化。今日買ったのはどちらもクリスマス・バージョン。
スウェーデン語が読めるのかって?失敬な!辞書を使えばなんとかなる!
多分。
大阪だと梅田の大丸で日本語版・スウェーデン語版どちらも売っているらしい。

写真2
フライ返し。色がおもちゃみたいでつい購入。一応180度までいけるって書いてあった。

写真3
ある日突然、たくさんの木が…。植樹ではなく、雪が積もったとき用らしい。雪かきの時にここは歩く所など目印に使うそう。
ちなみに今日は寒くて昼の15時頃から地面がみるみる凍っていった。やっと冬模様!?

写真4はおまけ。サンタのチョコが並ぶショーウィンドー。

職人さん、全員集合!

2006-12-08 23:17:41 | スウェーデン生活
今日は記事を二つ書いています。
実は今日、金曜の夜から明日にかけ、職人さん向けの週末コース。
先生はもちろんエスビョン(Esbjorn Hogmark)。製作者としてのトップで演奏でもリクスペルマンという称号もあり、マルチな人。
この職人向けのコースは年に一回あり、エスビョンによるとコースの内容よりもこうして職人が年に一度集まることに意義があると言っている。(私たちも参加していいというので明日もう少し内容に触れられると思う。)

私の楽器製作者ウッレ・プラン(Olle Plahn)はもちろん、先日紹介した本の著者ペールウルフ(Per-Ulf Allmo)にも再会。さっそく気になっていた楽器の調整をお願いしたり、ペールウルフには著書の件で色々聞いたりできてラッキー。
そういえば、ウッレは日本向けに作るとき、楽器を一旦サウナに置いてから調整するんだって!(最近の話。昔はしてなかった)
へー!
黒檀は使わないのか聞いたら、「高いし、固いから加工も難しい」難色を示していた。

そしてもう一人、実は期待していた人が…。
あ、いたいた!
ソーレン・オーケル(Sören Åker)。すっごい久しぶり。
2年前かな?ペーテル・ヘドゥルンド(Peter Hedlund)という人のおうちでワークショップをしてくれたことがある。ペーテルが、このソーレンの楽器を使っていることもあり、その時に会ったのだ。メンテナンスやチューニングについてなど一通り楽器の説明をしてくれた。
(今、思い出してもおかしい。このペーテルのおうち、田舎すぎて地図に載ってない。ペーテルのCDをかけながらルンルン気分で向かっていて、途中で道に迷ってしまった。そこにこのCDのジャケットのことを思い出したのだ。「ペーテルのおうちの前の小道で撮影されたあの写真がある!」と。本当にその写真だけを頼りに家までたどりつけたのだ。)

ソーレンの楽器はとてもいい楽器で値段もその分高い。個人的な印象としては、繊細でエレガントな音色。ウップランドの元気な曲よりはエリック・サルストレムの曲が似合う感じ。そして、本人は…めちゃめちゃ朗らかでよく笑う人。ちゃんと覚えてくれていて、髪が黒くなったね!って。そうなのです。染め直しが大変と思いわざわざ黒に染めたのです。

夜はもちろん…恒例のセッション。12時30分で引き上げようとすると、ソーレンが「何で弾かないの?」って。だって、夜中でしょ。明日はセミナーでしょ。お話ばかりだから(スウェーデン語分からないし)寝ちゃうじゃないの!!と強引に帰ってきて今これを書いているところ。

そうそう。ここで終わりにしようと思ったけど、もう一つ。
以前、エスビョンから楽器製作を習う話書いたけど難航している。理由はいくつもあるけど、一番大変そうなのが、私がこの学校の生徒で、エスビョンもこの学校の先生ということ。「今年は授業は開催できないけど私だけ生徒にとる」というのは問題みたい。一人、その話を知ったクラスメートは見る見る固まってノーコメント状態になってしまったし。エスビョンは、すでに土台で使う木の準備が進んでいると言ってくれるけど、今から始めても私がスウェーデンを去る日までに完成できるのかも疑問…。期待はせずに様子を見ます。

伝統音楽VS伝統舞踊

2006-11-28 23:46:19 | スウェーデン生活
昨日のミーティングでは、疲れていたので終わってからバトルの要点を尋ねなかった。
けど、今日のクラスミーティングでその話題になり、なぜ皆がキレだしたのかが分かった。

ディッテ(先生)の主張:
ダンスコースはダンスメインのパートを持ち、ニッケルハルパコースは演奏のみのパートを持つこと。
合同でするのは2-3曲程度が好ましい。
ダンスの伴奏には、ダンスコースの人が演奏してもいいし、ニッケルハルパコースの人に頼んでも良い。CDでもいい。
演奏パートではアーティストとしてのパフォーマンスを見たいので、ダンスの伴奏ではなく演奏のみでやるように。

それだと「音楽」の部と「ダンス+音楽」の部となる。
自分たちの(ダンス)コースがバカにされている、または二つのコースの時間配分が不平等になると感じたらしい。
特に「アーティストとしての…」云々の当たりも気に障ったらしい。
でも、ディッテはもちろんそのつもりは全くない。
実はダンスコースの先生とも意見が衝突しているらしく、今日のランチには顔を真っ赤にさせて別室に二人で消えてしまった…。どうなることやら。

この手の話、何度も聞いたことがある。答えの出ない議論かもしれない。
これを読んでいる方はどういう意見でしょう

演奏側の視点:
演奏している前に、動くモノがあると人の注目はそちらへ行き、音楽はBGMになってしまう。選曲、テンポで多少なりとも表現上の制約を受けてしまう。

ダンサーの視点:
音楽とダンスは二つで一つ。別ものではない。いい音楽で踊らされ、互いに影響しあう関係で、BGMにはならない。

私の意見は、ダンスの伴奏は有名な人が弾いていても、はっきり言って何の曲を弾いていたか、どんなアレンジだったか、ほとんど記憶に残ってない。
記憶に残るのは「ノリノリでのせられた」など雰囲気作りの面ばかり。
かと言って、伴奏と演奏は別だと断言するほどの自信はない。
工夫すればどちらかだけが目立つなんてことはないのだろうけど...。

ちなみに私が観た...
成功例:という訳で、その例。

Bootというバンドと良く一緒に踊っているあのスタイル。踊りの大半が一点にとどまって踊る(コマみたいに一点で周り続ける)ので視線のブレが少なく、ダンスも演奏も美しかった。
過去のDVDから一つ。二人が歌でダンスの伴奏をしていて、ハモって歌いながら踊る人立ちの間を自由にぬって歩く。きれいなダンスのスピンと、そのすきまをぬう様に歩く姿が美しいコントラストだった。
もう一つ、歌の伴奏。すごくエコーのかかる部屋で男性ソロの澄んだ歌が響きわたり、その中で静かに音も立てず踊る姿。それこそ響く歌に聞きほれながら、息をひそめてダンスの回転に見入った。

この例はどれも、お互いから何を引き出すのがベストかを理解しあい、観客にどう伝えるかというビジョンをしっかりもっていると思う。
昨日のダンサーたちのように、演奏側の意見が理解できないのであれば、上手くいかないんじゃないかなぁ。もちろん逆に演奏側についても同じだけど。それでも全ステージをこの調子でやるとメリハリに欠ける気もする。
昨日ミーティングでほとんど何も言えなかったのが今頃くやしい。

痩せ細っていきます

2006-11-27 23:40:53 | スウェーデン生活
そちらはもう寒いことでしょうとよく日本にいる人に言われる。
でも、一度雪が降って解けた後は再び暖かくなり、毎日10度くらい。セーター一枚と薄手の手袋で十分。どうやら、今年はおかしいみたい。今年は春が長く、夏が短く異常に暑く、秋が長い。冬もどうなるのかな?
それでも、日照時間だけは確実に少なくなってきている。
朝の8時を過ぎてやっと薄明るくなり、15時で同じように薄暗くなり遠くに夕焼けがみえる。(日が昇らなくなるのはスウェーデンでももっと北のほう)
太陽や月の昇る位置も、すごく低い。こないだ見た三日月は、下のほうにあって変な感じ。写真で薄暗さや月が写せないのが残念。

それにしても最近、疲れ果てている。もうぐったり。
例の左手のしびれはまだ残っているし、首も痛い。
寝るのは2時前くらい、朝は7時40分頃起きる生活で寝不足気味。夜だと弾いたりCD聞いたりして軽く興奮状態(というと変人みたいに聞こえるなぁ)で頭すっきりしてるけど、朝がツライ…。

そして、最近はっきりと痩せたのが分かる。なんでだろ?たっぷりミルクとたっぷりチーズの料理に、fika(おやつ付ティータイム)は一日3回。
スウェーデンはバイキング料理の本家本元(ビュッフェスタイル)だけあってか、すごい迫力でいつも朝からテーブルにどおーんと出てくる。私のような小心者の日本人は、大量に料理が余るのをみると罪悪感を感じてついつい食べ過ぎてしまう。(いや、それは言い訳か?)ともかく、食べ過ぎて苦しいのです。
なのに。
痩せていくとはどーゆーことやねん!

おそらく以下のどれか、いやいや、全部でしょう。
1、酒を飲まなくなった 2、夕食が16:40と早い 3、体育・ダンスが毎週ある 4、週の半分以上ウォーキングしている 5、週末の自炊が貧相
弾くこと自体も運動だしねぇ。英語と日本語とスウェーデン語(少しはね)の3ヶ国語生活が脳のカロリー消費を異常に高めているのかもしれない。

なので、痩せた私をみて、この子、食いっぱぐれてるんじゃないかという心配はご無用です。おしり周辺(失敬。)から痩せてくれたらいいのに、必要な部位からやせるのが悲しい。

それにしても、最近の疲れに輪をかけてしんどいのが、クリスマスコンサートの打ち合わせ。いつも夜、2時間以上の熱い議論が繰り広げられ、ぐったり。みんなわざわざ英語でしてくれるから、取り残された感はなく感謝しているのだけど。
あれがしたい、これがしたい、このアイデアを膨らませたい、それは退屈だ、など結論の出ない話をフリーディスカッション・スタイルで延々と。今回はダンスコースと合同で、こっちのコースの人達はみんな主張がはげしい。

そして、今日はとうとう数人ぶちきれてしまった。
ダンスコースの人達の熱い議論は、「今までにないクリエイティブなコンサートにしたい。従来のやり方は無視したい。ダンスコースもニッケルハルパコースも混ぜこぜにして、ダンサーが演奏したっていいはずだし、その逆もしかり」という主張からきている。

でも、先生は「ニッケルハルパコースはニッケルハルパだけで40分。ダンスコースはダンスコースだけで40分。合同で数曲。」と言う。ダンスと音楽を一緒にしてしまうと、テンポや選曲という点でダンスにある程度合わせるため、演奏は完全に好きなようには出来なくなる。
それに、過去のコンサートを録画したDVDをみて私が思ったことけど、目の前で動いている人がいれば視線が自然とそっちへいってしまう。なので、演奏は演奏のみの時間を持つべきという主張は、そんなに偏屈じゃないと思う。

もちろん、先生は打ち合わせに同席しないので、「そう言ってたよ」と誰かが言った瞬間、数秒の沈黙。その後、一気にダーっと猛烈早口スウェーデン語モードへ。スウェーデン語がちんぷんかんぷんの私だって、顔中真っ赤にしてあっちでもこっちでもワーワーまくし立ててたら、怒ってることくらい分かる。一人はノートを投げ捨て出て行く始末。私もトイレがガマンできず部屋を出たけど、怒れる人のうちの一人と思われたかな。
結局、英語モードには戻ってくれなかったけど、ホワイトボードに書いていく字を見ると「真っ向から学校側に挑む!」という姿勢が伺えた。
もうどうでもいいから、疲れた!早く部屋に戻ってチョコ食べたいよう!
これ以上やせたらどうしてくれるー!
違う意味でハラがたってきた。

終了後、このグチャグチャ・ミーティングは西洋スタイルなの?と聞いたら、「とんでもない。」との返事。、ハァー、また来週のミーティングがいやだなぁ。

ビョーン・ストービに再会

2006-11-25 23:08:27 | スウェーデン生活
先生のディッテが誕生日。
みんなでプレゼントに靴下を買って、ハッピーバースデーの歌と一緒にわたすことに。「土曜日なのにどうやってディッテに渡すの?」と私。「今日はビョーン・ストービが来るからディッテも来るの」とみんな。
な、なんと。はるばるこんな田舎にビョーンが来るとは!

ビョーン・ストービ(Bjorn Ståbi)は、知ってる人なら「おおー!」と言う。日本でも有名なFrifotのペール(Per)よりも、もっと大物(なぜペールと比べるかって、同じダーラナ地方なので)。11/23にも書いた、フォーク・リバイバル運動の中心人物。神様のような存在。でも、本人はとってもほがらかでそういうのを感じさせない。

私がはじめてスウェーデンに来たときのこと。
若かりし頃のBjornの写真しかみたことがなく、「この人がBjorn」と紹介されたら、おじいちゃんだったのでめちゃめちゃ驚いた。

おじいちゃんで当たり前なんだけど、なぜかビンの長いあのビートルズ風の写真しか頭になかったのだ。そんなこんなで、以来、数回お目にかかる機会があり、最後は2年ほど前のBjornの自宅で開催されるバイオリン・コース(←すごく人気。ミュージシャンも習いにくるほど。Bjornの主催なだけあって先生達も超一流)。
私のこと覚えてくれてるかなぁ?とドキドキ。

いかん、いかん、せっかくのお誕生日。しっかり歌わなきゃ。
100年は生きるよね!って内容。
Ja, må hon leva
Ja, må hon leva
Ja, må hon leva uti hundrade år
Javisst ska hon leva
Javisst ska hon leva
Javisst ska hon leva uti hundrade år
この後に何か言って、フレーフレーみたいなこと言う。

ディッテを囲んで歌っている間、学校の食堂は結構な人でいっぱいだった。
今日のBjornのコースは、先生レベル以上の人を対象に非公開のワークショップ。もちろん、ウッシャ(Orsa)出身なのでウッシャの曲を教えるらしい。(ウッシャの曲はスウェーデンの中でも独特。モダンジャズ好きの人が得に好む傾向がある気がする)
でも、もちろん私たちは参加できない。うちの学校の先生を始め、日本でもコンサートをしたCajsaやノルウェイ人も来てて、ざっと30人くらいはいるかな。Cajsaは「教えることはあっても習うことってないから新鮮」と興奮気味。
そこへBjornがやってきた。一通り周囲の人と挨拶が終わるの待ってから話しかけに行くと覚えててくれた。よかった!
コースには参加できないけど、夜のセッションは一緒に弾いていいよ、と。やったね!

そして夜
バイオリン持って行くとすでにBjornを囲んでじゃんじゃん弾いていた。普段ニッケルハルパを弾く人も今日はみんなバイオリンで(この地方の伝統はバイオリン。残念ながらニッケルハルパでセッションに参加した人は、合わないと思ったのか早々に退散)。みんなエライ人ばかりだからと、私とクラスメート数人は端っこで参加。
そしたら、Bjornはわざわざ話しかけにこっちまで来てくれた。とっても優しい人だなぁ。

いいねー、いいねー、やっぱり。ダーラナの曲って好き。一番メロディが美しくて、リズムが気持ちいと思う。すると、ウップランド出身のソニア(うちの先生)その他みんなが、ウップランドの曲を弾こうとする。うーむ!ここがウップランドの地だからって、負けるなダーラナ!ウップランドに押され気味じゃないか!

そんなとき、ケーキが登場し、みんなしばし手を休める。私達、生徒はコースに参加してなく料金も払ってないので、ケーキは残りものをもらったほうがいいだろうと手をつけず。

私が「今夜くらいノー・ウップランド・デーにしようよ」と友人に言い、3人でレトビック、ウッシャ、ボーダ、マールンなどなどダーラナ地方の曲を、ケーキのBGMとして弾き続けることに。すると、Bjornが「一緒に弾いてもいい?」と隣にやってきてびっくり。弾いてもいい?なんて、まー!なんて謙虚な!学生が弾いてるって気を遣ってくれてるのかな。スバラシイお方だ。それも、隣で弾かせてもらえるなんて身に余る光栄。この時ばかりは、ニッケルハルパなんかせずにバイオリンを極めてればよかった、と浮気心がつい。(いかん、いかん。今夜だけね。)

数曲一緒に弾いていると、ケーキを食べ終えた人たちが私達の周りにやってきて弾き始めた。気がつくと、来たときの端っこから中心へと位置が逆転してるじゃん。私達を囲んでコースの参加者が周囲に。今度は一転、ウップランド色はどこへやら。延々とウッシャの曲が続く…。

すると、Bjornが私に次に弾く曲を選べ、と。困ったなぁ。
相手はBjornでしょ。周囲にいる人は超ベテランでしょ。私が知ってるウッシャはすでに出尽くしたし。
退屈なのとか、選曲を間違うと雰囲気壊すからねぇ。
困ったなぁと言いつつ、実は困ったときはいつも”Hjortingen”と答えることにしてるのだ。
ハッハッハ!
有名すぎて弾き飽きた人もいるかもしれないけど、この曲は細かい音が沢山あってリズムの取り方も複雑でおもしろい。こんな時には無難でしょ。(そういえば、来日ライブもしているFrifotがよくコンサートで弾いてた)
こんなウマイ人達に囲まれてHjortingen弾けるなんてシアワセ。Bパートのリズムが崩れるあたりの浮遊感がたまらなく気持ちいい。
それからも延々とセッションは続き、0時にはほとんど撤収。
私たちとディッテ他数人が残り、延々2時まで弾きつづける…。で、それから帰ってきてこれを今書いてます。疲れた。

それにしても私はこんな経験ができてラッキーだと思う。この留学を可能にしてくれた全ての人、みんなに感謝の気持ちでいっぱい。
とりあえず、眠いし疲れたので、おやすみなさい。

ファールンでミュージックフェスティバル

2006-11-12 05:06:14 | スウェーデン生活
写真は冬景色。
ファールンは、ダーラナ地方の中心地。そしてFalu corvというソーセージで有名な地でもある。ここで、11日、Folkmusiknattenというフォークミュージックのイベントがあり、今回はるばるやってきました。

こういうイベント時には必ず何曲か教えてくれるワークショップがある。
お昼にウッレと分かれた後、このワークショップへバイオリンを持って行ってきました。
と、ところが!
行ってみると、ちびっ子ばかり。大人がいる!と思って見ると、楽器を持っていない。どうやらちびっ子達の両親みたい。言葉の問題に加えてこんな状況、居ても立ってもいられない。
「ひょっとして、ちびっ子用のコースですか?」なんて尋ねる心のゆとりもなく、文字通り逃げ出してしまった。
雪の中。ふと、友人との待ち合わせが数時間後だったのを思い出し、ワークショップの部屋まで戻り、中の様子をうかがうことに。でも、なんど張り紙をみても、どこにも対象やレベルは書いてない。たまたま、運が悪かったのかも。部屋の中からは、いかにもダーラナといった風の渋くてくらーいメロディが聞こえてきた。
ちょっというと、モダンジャズファンにうけそうなの曲。こんな渋い曲、チビが弾くなんて。想像できない。ともかく、小心者らしく音を録音してその場をはなれることに。(曲を習う時は、譜面を使わないのでMDで録音が基本。)

さてさて、このイベント。ステージ(部屋)が4つあり、それぞれのステージで1時間程度のコンサートが次々と行われます。もちろん、踊りたい人用(スウェーデンのフォークダンス)のコンサートも。

待ち合わせた友人はファールスペルマンスラーグ(Falu Spelmanslag:ファールンの演奏グループ)のメンバー。彼女たちが今からダンスホールで弾くのね、と思っていたら、私も一緒に弾くからイベントの入場料は払わなくていい、と。
え?私も?弾くの!?
という訳で、何を弾くのかも知らないのに一緒にFalu Spelmanslagと弾くことに。(もちろんバイオリンで。ニッケルハルパは音域的に弾きにくい曲が多い)しかも、イベント始まって一発目。こんな飛び入り、いいのかなぁ!?でも、とっても光栄!
さっそく、ロビーでスペルマンスラーグのメンバーとウォーミングアップ。ぱっと見た感じ30名位かな?こんなに大勢で、ダーラナの独特な揺らぐリズムを弾くのはとっても気持ちイイ!友人に感謝!と、ウォーミングアップですでに感激していると、もう本番の時間。

ダンスホールへ入ると、踊りたい人たちでいっぱい。若い日本人女性も二人いました。(日本語が聞こえたので間違いない。話しかける機会がなかったけど)
次々と曲を弾きます。メンバーが作曲した曲や、南スウェーデンの曲など知らない曲もあったので目立たないように後ろの方にたって。
やっぱり、演奏なれしてるなー!見ていて参考になる。リードを取る人がぐいぐい皆をひっぱっていって盛り上げていく。時々、大きな音をたてて床を踏みならしたり掛け声をかけたり。ダンサーも楽しそうに踊ってる。一番シンプルなダンスが2拍子のショティシュ。このショティシュになると特に踊る人がぐっと増え、会場中が踊れなくなるくらいの人でいっぱい!

他に、こういうイベントのお楽しみ。あっちやこっちで弾きたい人が楽器を持ってきていて、コンサートの合間もコンサート中も関係なくいたるところでセッションがはじまる。私もさっそく先ほどお邪魔したFalu Spelmanslagの人たちとセッション。いろんなコンサートを聞いて感動して直後に楽器を弾くというのは、とっても気持ちいい。

さてさて、他のコンサートは、どんなのがあっていたかというと、
いくつかのスペルマンスラーグの演奏(主にダンス向け)。
Alexandra & Åsaというサックスとアコーディオンの女性デュオ。サックスプレーヤーがウッシャ(独特な曲が多い村)出身ということもあり、味のある曲を聞かせてくれます。他に作曲した曲など、とってもキレイ。
Maria & Ian 先日、おススメCD(Slatta)でも紹介したヴィオラダモーレのマリア。イギリス出身(今はスウェーデン在住、マリアとの間に子供も)のギタリスト、イアン。イアンはSwåpというバンドで来日ライブも3度ほど。かなりエッジの聞いた演奏でかっこいい。
この二人の組み合わせはとってもよかった。メロディアスで物静かなマリアのヴィオラダモーレと、クリア&シャープでリズミカルなイアンのギターの絶妙な組み合わせ。
それから、泣く子も黙る大物コンビ。日本では、Frifot(来冬、日本ライブが決まっているとか)というバンドで有名なPer Gudmundssonと、先ほどのSwåpやBootというバンドで日本では知られているOla Bäckströmのデュエット。二人ともクリエイティブなバンドで人気があるけど、純トラッド界でも実力ナンバーワン。(この二人の名前でCDも出してます。)
他にもコンサートは目白押しだったけど書ききれません。ラストステージ(深夜0時~)は前にも書いたBootというバンド。日本でも人気で、かなりかっこよくて鳥肌モノ(今度、新作も出るそう)。先に紹介したOlaはこのバンドで、マリアと同じくヴィオラダモーレを使っているけど、Olaが弾く音色は”うなる”という表現があっている気がする。情熱的で迫力がある音。
このBoot、低音域で中東風のトランス音楽が好きな人とかは絶対はまると思う。しかも、ダンスできるようにスペースまでもうけてくれている。それぞれ音楽に酔いしれたり、ポルスカをくるくると回り続けたり、あっという間に時間が過ぎていく…。

ロンドン。あれもダメ、これもダメ

2006-10-30 22:30:14 | スウェーデン生活
写真は、ストックホルム(アーランダ)の空港。
ゲートは写真の通り、レッドブラウンの木の床にブルーグレーの壁。さすが北欧。スタイリッシュ。ちなみに空港に入ってすぐは全面ライトブラウンの木の床で明るくこれまたステキ。

一時帰国はロンドン(ヒースロー)経由でした。
ロンドンのセキュリティ強化については、日本出発頃だったかな?ニュースで確かに知っていた。でも、「ロンドンなんて行かないから」と、セキュリティー内容の詳細は知らなかった。

一時帰国の「ロンドン経由」についても、「あ、はい、はい」ってくらいで全く気づかなかった。
そしてロンドンについて、セキュリーティチェック。
私のバッグはX線検査でピーとなり、警備員から開けて見せなさいと指示。
「携帯の電源とMDの電源と、SD読み込むリーダーとか色々入れてるせいかなぁ」と結構のんきにバッグを開けてみせた。
すると、な、なんと、私の目元用アイクリームを取り出し、
"Not allowed"(不許可)といいポイッ。
は?!
そして次々と、コンタクト用目薬をポイッ。
未開封の抗菌目薬もポイッ。
歯磨粉もポイッ。
化粧下地もポイッ。
アクアコラーゲンゲルも( ̄ー ̄)ノ" ゜ ポイッ。
「あー!あなたねー、それ7800円って知ってんの?!」と叫びたい気持ちを押さえじっと見つめる私。そう、ロンドンのセキュリティについて知らなかった私が悪い。でも、チケット買うときに教えてくれてもいいのに。先方からは何も聞いてない。
せめてもの救いは、バッグのポケットに入っていた4100円の未開封マキアージュに気づかず、セーフだったこと。(スウェーデンではノーメークなので持ってったけど未開封のまま。うちの学校ではメークしてる人、浮きます)

後で調べると、化粧品など量が変化するものの持込が禁止なんだって。
ロンドンで1万円分以上捨てられ、あー、もったいない。

秋の写真(ウプサラの街並み)

2006-10-27 22:22:23 | スウェーデン生活
今日から秋休み。
私は所用で10日間ほど一時帰国します。
(その間、ブログは過去に書きかけた記事を投稿するかもという程度)

秋休みということで、ウプサラ(Uppsala)の秋っぽい写真を。
ウプサラは、スウェーデンで最古の大学がある学園都市。

1、ウプサラ城のメープルの木。色のコントラストがきれい。
2、背後に頭だけ出ているのは、ウプサラ大聖堂。
3、ウプサラにはルーン文字の刻まれたヴァイキング時代の石碑がたくさん。
4、ウプサラ、秋の街並み。

注:ウプサラには住んでいません。私がいるトボはウプサラから電車で30分。トボは約600世帯(1000~2000人くらい)の小さな村。

明日、元気?

2006-10-21 23:55:16 | スウェーデン生活
スウェーデン語のmorgon(朝)という言葉は、初心者には地雷のような言葉。
"God morgon"と言えば、そう、Good morning(おはよう)。
でも"i morgon"というと「今朝」ではなく「明日」という意味。「朝」とは関係が無くなるので混乱してしまう。

アメリカン人のクラスメート:
God morgon!Hur mår du i morgon? (おはよう!明日、元気?)
別の友人:
?! Kanske… (!? 多分…)

CITATというのをこの寮のラウンジにはってます。
英語でいうquatation(引用文)という意味で、誰かが言った面白い発言、意味深な言葉を好きに書き込んでます。
「明日、元気?」も当然ここに。

他には…

ここトボ(Tobo )という村にちなんで、
“To-bo, or not to-bo”
(シェイクスピアの”To be or not to be…”のもじり)なんてのも。

スウェーデン人は英語の発音が苦手。何の映画を見るか話していて、
友人C:Pirates of Caribbean !! (パイレーツ・オブ・カリビアン pirates=海賊)
友人L:Vad? Parrots of Caribbean!? (parrots=オウム)

アニメ文化、北欧まで

2006-10-16 15:51:58 | スウェーデン生活
学校のクラスメート。アニメオタクの友人を3人連れてきてた。
日本から来たの?ときかれて、「そう」というとみんなしてキャーキャー。なんかアイドルにでもなった気分。いいねー。
一人がトトロのぬいぐるみを手に「かわいーでしょー」。たしかにトトロはかわいい!私も「かわいー!」と言っていたら、「私の書いたスケッチみる?」というのでみせてもらうと、おもいっきり少女マンガのキラキラおメメ。でも手に血のしたたる首を持っていたり、もげかけた翼から血が流れている少年の絵とか。
いやいや、トトロまでが私の理解の範囲かな。

そうそう。先週末はスウェーデンで一番おっきなアニメオタクの集まり、あーいうのなんていうんだっけ?みんなコスプレみたいなカッコで集まってきて。それがウプサラであってその帰りらしい。

超・超・超有名なスウェーデンのフォークミュージックのプレーヤー。名前は伏せますが、日本でも人気の、泣く子も黙る大物プレーヤー。息子さんがやはりアニメオタク。
世界的な現象なんだろうけど、スウェーデンは特に影響受けているとか?そんなことない?他の国でも同じかな。

部屋でビールを飲もうとしてたところをつかまってしまい、早くお別れしようとしたら「おやすみなさい」って日本語で言われた。「おやすみー」と私も返しながら、北欧のこんな田舎でアニメオタクに囲まれるって…あー変な感じ。

そして、今やっと部屋でビール飲んでます。
Pripps Blå、スウェーデンビール。ツマミは日本から持って来た“おにぎりせんべい“。
うんうん、いい感じ。
God natt!(おやすみなさい)