素面で楽しむ、育児と仕事。

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一言どうしても。

2015-02-19 | 独り言…。
やっぱり一言どうしてもいいたい。

最近のイスラム関連の殺害写真を
学校で授業の一貫で見せたという件。

テレビのコメンテーター等によっては
「実際に地球で起こっている現実をこどもも知るべき」
ということもおっしゃっていましたが、

私は絶対間違っていると思う。

地球で起こる様々な問題・悲劇・現実を
良く知ることはとても大切。
でも、
写真1枚(しかも非道なことをした人々が撮影した素材)で
すませるような教育は
非常に安直で考えがなさすぎ
教育者としての力不足だと、いわざるをえない。

世界中の賢い大人でも解決策を見いだせないような
大きな悲劇的現実を
写真1枚だけで子供に考えさせようなんて
教育でもへったくれでもない。
(もちろんその他の資料や先生の説明があったとしても)

画像や写真など眼から入る情報は
言葉や音声よりも
非常に情報量が多く
インパクトが大きい。

しかし
言葉や文字にした情報は
画像1枚より情報量や伝える力は弱くても
ある程度熟考された内容になるし、
受け取った側もその意味を咀嚼するなかで
自分の頭で考える過程が生じる。

言葉と文字で受け取って
それを自分の考えとして熟考する
それが
教育だと思うのだが

SNSで氾濫する情報も
YouTubeの情報も
私たちの想像を越えた現実の
1ショットに過ぎない。
それも抜群のインパクトある
ベストショットで!!

情報を伝えるというのは
視聴率競争ではないのだ

もちろん素晴らしい写真や画像は、
千も万も超えた言葉と考えを、
見る人の頭に溢れさせる
それはプロの仕事で
素人が踏むこむ領域ではない

だからこそ、
こどもたちには、まず最初に
言葉と文字で伝えあう、考える力を
重視してほしい

自分の頭で考えること
それを言葉にすること
それを伝えることでしか
人が生き残る道はないと思うのだが