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佐野洋子づくし。

2008-09-09 | これ読んだ。
「シズコさん」新潮社

以来、どとーのように佐野洋子にはまっている。
思えば、なぜ
佐野洋子のエッセーを読まなかったのか?
絵本は「100万回生きた猫」「おじさんのかさ」
などなど、
もちろん読んではいたけれど…。

正直、この人性格ちょっと…な人だろうなと思ったから。
私に似てるかも…と思ったから。
辛口エッセーも今更…と思ったから。
などなど。

でも、今だから読めるような気がする。

「シズコさん」

ぼけてしまったお母さんのこと
死んでしまった兄弟たちのこと
繰り返し繰り返し出てくる同じエピソード。
繰り返すフレーズ。

帯に書いてあった「母との愛憎」という言葉で括りようのない
自分の生まれた家族への想いが波のように繰り返し紡がれる
音楽みたいな本だ。


「役にたたない日々」朝日新聞出版
どの書評にも書いてあった
韓流にはまるエピソードは、いやいや最高に可笑しい。
思いっきりはまった。
これは絶対読むべき。
いやー絶対だね。
40歳で読んでほんとーよかった。
年をもっともっと取りたくなった。


「がんばりません」新潮社文庫
「ふつうがえらい」新潮社文庫

文庫本はまだ途中。1話1話が短くてそれはそれで面白いけど。
でもやっぱり、
長さとしては「役にたたない日々」くらいが素敵。
短いすぎず、長すぎず、繰り返すフレーズと、
くるくる旋回して自分や周りを傍観しているトンビみたいな
視点が心地よい。