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見立てアソビ

2006-06-07 | 子供たち。
【見立て】
ある物を別のものと仮にみなして表現すること。なぞらえること。



朝、起きたらいきなり娘1号(2歳6カ月)が
もくもくとぬいぐるみたちを妹のベビーラックに運んでいる。
大量のぬいぐるみ団は、今、彼女の一番の友たちだ。
部屋の隅でなにやら親密に話し込んでいる(なぜかいつも小声で)
彼女の後ろ姿を見るのは、結構楽しい。

1歳半ぐらいまでは、ぬいぐるみにさほど興味を示さなかった。
言葉が少しずつ出始め、親や保育士の先生たちとコミュニケーションがとれるようになったあたりからだ。
食事椅子に座らせて、「熱いからね♪」とスプーンをクマの口に押しつけている。
お昼寝ごっこ(自分が真ん中で両脇にぬいぐるみを寝かせ、手でとんとんしながら寝かしつける、
保育園児ならではの遊び)も大好きだ。
外出時には、必ず1~2人(?)のお供を従える。
寝る時も、家中のぬいぐるみを全部布団に敷き並べてからでないと絶対寝ない。
とーさんの布団はしばしばぬいぐるみに占領され、
仕方なしに居間で身体を丸めて雑魚寝する一家の大黒柱は、ちょっとトホホである。

ぬいぐるみから始まった見立て遊びは、
ほどなく、どんぐりや小枝、空きカップにへんなゴミまで広がった。
「見立て」は、歌舞伎や日本庭園にもあるが、
なんというか豊かで奥深い、粋でかっちょいい大人の遊びだと思っていたのだが。
生まれて2年足らずのチビたちが驚くばかりの想像力で、
そこここらに彼らだけの世界を創り上げている。

恐るべし子供たち。

ちなみに、このぬいぐるみ、子供が生まれたとたんに異常繁殖すぐがごとくに、
家中にはびこりだした。なんかしらんが、やたらともらうんだよね。ぬいぐるみ。