夏休み中に、故郷の味を食べようと友人と食べに行ったうどん店
『手打うどん す奈は』
実は、店の存在自体は昔から知ってはいた
実際にこの店のすぐ近くに違う友人宅があって、
学生時代はよくその友人宅に泊まっていた
しかし、若い頃の食生活でうどんを好んで食べる事はあまり無かった
逆にこのオヤジくらいの歳になってくると、
麺類はラーメンより蕎麦やうどんを好むようになる
この店の人気メニューに『ころうどん』と呼ばれるうどんがある
この『ころ』とは、香る露と書いて『香露』と呼ばれ、
たまり醤油にかつお出汁を効かせたやや甘口の冷しうどんつゆ
発祥は、同じ多治見市にある信濃屋の店主がまかない飯として考案したとされる
中部地方ではポピュラーな夏のうどんメニューのひとつでもある
この『す奈は』で人気メニューである海老天麩羅が乗った『天ころうどん』を注文
初めて食べてみたが、
中太うどんはつるつるとした食感で、手打うどんでありながら変にコシが強くは無くて程良い茹で加減が絶妙
また薬味として、わさびやネギ、刻み海苔と生卵が乗る
生姜や胡麻も合うように思うが、あえてわさびのさっぱり感が夏には良いのかも?
初めて食べてみたが、故郷にこんな美味いうどんがあったとは知らなくて恥ずかしいばかり…
ただ、海老天麩羅のころもが多くて天麩羅としてはやや残念
天麩羅が本業ではないから仕方ないのだろうが、この天麩羅が完璧ならさらに評価は高いだろう
夏はころうどん、冬は味噌煮込みうどんを食べてみたい
また年末にも食べに行こうと思う