一昨日(4日)のことになるが、姉のブログに「土筆を見つけた!」と書かれ、かわいい土筆の写真が載っていた。
私には去年、名残りの土筆を苦労してやっと見つけたという、苦い経験があった。
そこで私は、「今年こそは、遅れをとってはならじ!」と、早速淀川の堤防に出掛けた。
淀川の堤防には、中津公園を横切って行く。
私が中津公園に行くのは、なんと、1ヶ月ちょっと振り。
その日の中津公園に、春の色鮮やかさは、まだなかった。
梅もまだ、3~4分咲きってところ。
先端の方に花だか実だか分からないものをつけた、高い木があった。
木の名前はいまだに分からない。
緑の木々は、強い風を受けて大きく揺れ、光を受けて輝いていた。
公園を横切り、淀川の堤防に向かう。
下から見上げた堤防ののり面は、つい最近草が刈り取られたようで、さっぱりとキレイだった。
ここで土筆を捜すのだが‥“なんか、ありそうにもないなぁ‥”
私は上の写真ののり面を左から右へ丁寧に見て歩いたが、案の定、土筆らしいものは、影も形もなかった。
私は諦めて堤防の上に上がり、堤防の上の砂利道をしばらく歩いた。
淀川の風景は、いつもと変わらなかった。
ただ葦が、光と風を受けて、色をいろいろと変えていた。
暖かくなるという天気予報を信じて、薄着で出掛けた私は、この頃になるとすっかり冷え切ってしまった。
土筆も見つからず傷心(ちょっとオーバー?)の私は、急いで家路についた。
帰ってベランダに出ると、(朝外に出した)サクラソウが、太陽の光を受けて鮮やかに輝いていた。