ブナの木や林は、テレビなどではよく見るのに、私の身近にはあまり無く、私にとっては<憧れの木>であり<林>だ。
この間の日曜日の「さわやか自然百景」を見て、日頃から感じているブナの木に対する思いが、より強くなった。
北海道南端の渡島半島の森は、その6割くらいがブナの木だという。
ブナの幹がたっぷり水を含み、それ故、幹に苔や地衣類がまだら模様のようにできてる様は、その薄緑の葉っぱととも
に、私に何とも言えない安らぎを与えてくれる。
ああ、この木に囲まれて、思いっきり深呼吸し、ゆったりした時間を過ごしたい!
体が大きいため、太い木にしか巣を作れないクマゲラ。ブナの幹に作った巣から体を出している。
それでなくても湿っぽいブナの木だが、一旦雨が降ると、幹は全体が濡れそぼち、果ては幹がまるで川になったかのよ
うに、水が流れ下る。
ブナの幹は、まるで川の流れ。
その幹を棲家とするサッポロマイマイ(苔や地衣類が彼らの食べ物)、どんなに雨が降っても小さな体を幹から離さない。
水分の多いブナの林では、、いろんなキノコも生活している。
名まえが分からなかった。
そして、ブナの実には、長さ5ミリにも満たないキノコが生え、ブナの実を分解して自然に返すのだそうだ。
季節が移り変わり、秋がやって来る。
森や林は色づき、ブナの葉っぱも薄黄色へと色を変える。
ブナの葉は色づいてもやはり、人の心を穏やかにするような、静かで上品な色だ。
最後に、秋に実った種を求めてやって来た2種類の鳥と、ブナの実を載せておきます。
アカハラ
初めて見た、ブナの実
あった
「