Mさんから、Mさんが属しておられる「蓮華庵社中」の『佛画展』の案内のお葉書を、ずいぶん前にいただいていた。
以前、Mさんが『佛画』なるものを描いていると言われたとき、正直私は、『佛画』というもののイメージが全く湧かなかった。
そこで、展覧会をされることがあれば、ぜひ知らせてほしい!と、Mさんにお願いしていたのだ。
お葉書によると、佛画展は4月30日から5月5日にかけて、道頓堀のギャラリー『香』の2階で行われるとのこと。
『香』には、以前別の展覧会で行ったことがあるし、私のところからは地下鉄一本で行ける。
いつでも簡単に行けるワ!
そう高をくくっていたのがアダになって、結局私が実際に足を運んだのは、展覧会最終日の5日の午後だった。
展覧会場ではMさんが待っていてくださって、佛画に全く無知な私に、いろいろ説明してくださった。
が、その説明をここで正確に伝える自信が、私には無い…。
なので、Mさんの作品を下に載せさせていただくことで、説明に代えさせていただきたいと思います。
(イイカゲンでごめんなさい!)
(会場は撮影禁止だったが、Mさんの作品に限って許してもらった。)
『聖観音菩薩』(3点)と、『蓮弁曼荼羅』
(上の2枚は、蛍光灯の灯りが入ってしまった…)
佛画というものについてまだ十分理解できていない私だけれど、Mさんの作品の色彩の穏やかな美しさに心惹かれた。
もちろん、線描もとても美しいと思った。
宗教心が皆無に近い私だけれど、Mさんの作品を見ていると、不思議と心が落ち着き和んでくる。
(宗教心は無いけれど、仏さまを見る(失礼!拝む)のは、普段から好きなのです。)
全く知らなかった佛画の世界に触れることができ、また、心鎮まる時間を持つことができて、誘っていただいて本当によかった!
Mさん、ありがとうございました♪
その日ギャラリー『香』の1階では、≪貝原和子・三浦七湖 (墨象とアクセサリー) 二人展≫という展覧会も、開かれていた。
私は、Mさんの展覧会に行く前に間違えて1階に入り、その時チラッと見ただけだったが、素敵な作品が並んでいるなあと、興味を
持っていた。
Mさんも、1階の展覧会がとってもいいから、帰る前にぜひ見たら!と勧めてくださった。
私は、Mさんの佛画展を見終ると、すぐに1階の展覧会に立ち寄らせてもらった。
展覧会は“二人展”となってはいるが、その中心は、何と言っても、貝原和子さんの書だった。
(三浦七湖さんは貝原さんの娘さんで、趣味でアクセサリーを作っておられ、この際一緒に展示させてもらってるとのことだった。)
貝原さんの書(墨象)は、本当に素晴らしかった!
聞いてみると、それもその筈、貝原さんは、あの≪榊莫山氏≫の弟子だったのだそうだ。
どの作品も、ため息が出るほど素敵だった!
でももちろん撮影は禁止なので、ここでは案内の葉書に載せられた作品を再度写真に撮って、載せさせていただきます。
貝原さんの作品に酔いしれたあと、娘さんのアクセサリーを見せていただいた。
娘さんの三浦さんもとっても素敵なセンスのある方で、私は結局イヤリングを一つ買わせてもらった。
しかも、商売をしているわけではないからと、千円もおまけしてくださった。
Mさんの佛画展だけでも充分心が満たされたのに、貝原さんの書でも深い感動を与えてもらった。
おまけに娘さん(三浦七湖さん、七湖というお名前がまたステキ!)のアクセサリーまでいただくことができた。
本当に充実した、展覧会鑑賞の一日となった。
≪余録≫
帰り、久しぶりに、戎橋筋から心斎橋筋を歩いた。
予想していたとは言え、その人混みの凄さと、心斎橋筋の店の変わり様には驚かされた。
人混みに揉まれながら撮った写真を、次に載せます。
≪余録 その2≫
展覧会に行った前日の夜、例年のように、ふる里の友だち・Tさんから、カラーの花30本が送られてきた。
前日は遅かったので、とり合えず段ボール箱からカラーの花を出して、バケツに入れておいた。
それを、この日帰ってから、水切りをして、玄関の花瓶に入れかえた。
そして、昨日になって、やっと写真に撮った。
左下は、カラーの花を上から撮った写真。(光不足でボンヤリしてしまった…。)
右下は、カラーとは関係ないけれど、室内のポトスとベランダの南天の葉っぱの組み合わせがちょっと面白く感じられて、撮って
みました。