これもずい分前の番組だが、日曜美術館のアートシーンで、<川瀬巴水>の展覧会の紹介をしていた。
川瀬氏は、大正から昭和にかけて活躍された浮世絵師&版画家だそうだ。
川瀬巴水氏(1883~1957)
川瀬巴水氏の場合は、名まえこそ聞いたことがあるけれど、彼が版画家であることも彼の作品も、全く知らなかった。
アートシーンなので、紹介された作品もホンの僅かだったが、その中で下の「芝増上寺」を見た瞬間、強く心惹かれるも
のを感じた。
「芝増上寺」の版画は縦長のため、全体を一画面で写せず残念ですが、1925年の作品であるにも拘わらず、すごく斬新
なものを感じた。
そしてその斬新さには、この作品の構図が大いに関係しているような気がする。
この版画作品を見たとき、まるで一枚の写真を見ているような気がして、写真として見ても、素敵な構図だしアングルだ
と思った。
色彩的にも、朱赤を主体として、それに白&グレーの少ない色数を配するという巧みさがあり、それもこの作品の魅力
だと思った。
「芝増上寺」の他に紹介されていた版画作品を二つ、下に載せます。(2作品とも故郷の情景を描いたものですが、作品
名を控えるのを忘れてしまいました。ごめんなさい。)
(上記の)川瀬巴水氏の作品を写真に撮ったのが5月24日で、25日にはその頃のベランダの花をちょっとだけ撮っていた。
わざわざそれだけを別にしてアップすることもないので、下に載せることにします。
以前買った菊が、こんな時期に花を咲かせました。
オリヅルランの花をアップで。
今も咲き続けてくれているゼラニュウム。
おととし友だちに貰った大文字草。去年は夏の暑さでちょっとしか花を咲かせなかった。
今年は今のところ緑の葉っぱが元気よく出ているけれど、花はどうかしら?
今年新しく買ったハイビスカス
付録の付録で、もう一つ。
私は常日頃から「テレビばあさん」を自認していて、好きなテレビ番組は十指に余るほどあるが、最近特に興味を持って
見ている番組に、「ヒューマニエンス」がある。
見ておられる方も多いのでは?と思うが、この番組は、人間という存在がいかなるものであるかを、いろんな角度から、
最新の科学研究をもとに解き明かそうとするもので、進行役を織田裕二さんとNHKアナウンサーの井上あさひさん(以
前は藤井彩子さん)が務めておられる。
こんな事を言っては失礼だが、私はこれまで織田裕二さんという人物に、さしたる興味も持ってこなかったが、この番組
で進行役を務められてる織田さんを見ると、彼がなかなかの博識で思慮深く人間的な人であることが解って、とても嬉
しくなった。
彼がこの「ヒューマニエンス」という番組の進行役に抜擢された訳が、なるほどとうなづける。
毎週木曜日の放送だが、先週のテーマは「出産」で、次は「睡眠」だったと思う。
これまでには、「腸」「脳」「皮膚」「舌」「血液」「毛」などの身体的な部位を取り上げたものあり、「愛」や「死」など抽象的な
ことを取り上げた回もあった。
そのどの回でも、人間という存在について、今までの常識が覆されたり、新しい発見があったりした。
とうことで、「ヒューマニエンス」は、今「テレビばあさん一押しの番組」なのです。(笑)