ネットでちょっと調べていると、鶴見緑地公園の早咲きの桜が、満開を迎えているとのこと。
昨日(4日)は、午前中は晴れているけれど、午後からだんだん曇ってくると、天気予報が言っていた。
そして、明日からはお天気が崩れるとも。
それならどうしても午前中に、鶴見緑地公園に行かねばならぬ!
私は急いで用意して、地下鉄(メトロ)を乗り継いで、鶴見緑地公園に向かった。
鶴見緑地公園駅から公園に向かう道の両側の木々は、まだ枯れ色だ。
でもその上には、青空が広がっている。
公園に着くと、正面に割と大きな池がある。
早速池に何かいないかと目を凝らして見たが、正面には鳥一羽の姿も見えなかった。
仕方なく、桜のある方に向かうべく、池に沿って歩いていると、何かざわめきのようなものが聞こえてきた。
池を見ると、それまで一羽も見えなかった水鳥が、池の水面に浮いている。
そして次第にその数は増え、水面だけでなく地面の上にも、沢山の水鳥が休んでいるのだ。
私は、ビックリした!
鶴見緑地公園には今までに何度か来たことがあるけれど、こんなに多くの水鳥を見たことはなかった。
遠くの方では、食べ物を巡ってか、争っている鳥たちもいた。
鳥たちは人間にすっかり慣れているらしく、すぐ傍を通っても、じっと動かずにいてくれる。
お陰で、いろんな鳥を近くから撮ることができた。
その毛並の美しいここと言ったら! これも自然の創りだす造形の妙だと思った。
休んでいても、目はなかなか鋭い!
空を飛んでいる鳥を見つけた。
さあ、飛んでいる姿を撮らなくっちゃ!とカメラを向けたが、3羽だけが辛うじてカメラに収まってくれた。
上の写真に写っているおじ様、しばらく経って分かったんだけれど、この方が鳥たちに餌を上げていて、小鳥たちが集まっ
て来ているんだった。
初めは、「このおじ様の頭、邪魔だなあ!」と思っていたが、このおじ様のお陰で、私も沢山の鳥たちに出会うことができた
んだ! 感謝、感謝!!
しかし、おじ様の撒かれた餌を巡って、鳥たちが過激な争奪戦を繰り広げ始めた。
もう、こうなったらグチャグチャで、何が何だか分からない!
鳥たちの争奪戦がひと息ついたところで、私は池のほとりを桜のある方へと更に進んだ。
池の岸に、花博時代の名残りの中国の建物が建っていて、池にその姿を映していた。
池の周りに沢山植えられているソメイヨシノの枝(まだつぼみは固い)に、カラスとヒヨドリが止まっていた。
その辺りで向こうを見ると、『オカメザクラ』の鮮やかなピンク色が見えてきた。
いよいよお花見だ!
私はピンク色の方に向かって進んで行った。
言わずと知れた、カラス
ヒヨドリ
ちょうど満開だった、『オカメザクラ』