のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

花を咲かせてくれて、ありがとう!

2020-01-22 16:14:14 | 日記

 私の部屋の窓辺とベランダには、わずかだけれど、厳しい条件の中で、花を咲かせてくれているものがある。

 先日、もう葉っぱもほとんど枯れ落ちて、生きているだけだと思っていた『ベニフジ』が、3つだけだけれど、小さなつぼみを付けている

のを見つけて、ビックリした。

 それが昨日、小さな花を開いた!

            

 

 

 そして、『菊』の花。

 全ての花が枯れてしまったので、それを切り取ってみると、中から、咲いていたのとは違う、鮮やかな紅色の花が現われて、これも私を

驚かせた。

         

 

         

              まだつぼみもあった!(ピンボケでごめんなさい)

 

 

 『大文字草』は、まだ花を残している!(咲き始めてから2ヶ月ちかく経っているのに。)

         

 

 

 部屋の窓辺には、3本のハイビスカスがあるが、その中で一番老木のハイビスカスが、力をふり絞るかのようにして、てっぺんに小さな花

を咲かせた。

        

 

 

 決して大事にされているわけでもないのに、花を咲かせてくれた植物たち……ホントにありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

 


“素敵な人”

2020-01-22 15:39:04 | 日記

 世の中には“素敵な人”が、たくさんおられる。

 そんな方に出会うと、「私はとてもそんなふうにはなれないなあ‥。」とつぶやきながら、その方の素敵さに、心があたたかくなる。

 この間の「日曜美術館」でも、そんな方に出会った。

 19日の「日曜美術館」では、自身、画家・彫刻家でありながら、後年子どもたちの美術教育に力を注いだ≪山本鼎(カナエ)≫氏を取り上げて

いた。

 山本鼎氏自身についても私は素晴らしい人だと思った。

 彼が創り出された美術作品も素敵だったし、後に彼が行われたた“児童自由運動”にも、私は全く共感できた。

 だが今回、私が“素敵な人”として取り上げたいのは、かつて『自由学園』で鼎氏から絵画の授業を受けられたという、≪勝木澄子さん≫

だった。

 (勝木澄子さんのことを書く前に、「自由学園」の建物を載せさせていただきます。)

          

 

         

         「自由学園・明日館」の内部。(鼎氏らの教育理念に共感した≪フランク・ロイド・ライト≫によって設計された。)

                           (話がそれるが、私はライト氏の建物も大好きなのだ。)

         

 

 

 さて問題の≪勝木澄子さん≫だが、彼女は番組の最後に、かつて鼎氏から絵画教育を受けられた「自由学園」を訪ねられ、かつての

美術教室で、鼎氏の思い出とご自分の思いを語られるという、ごく短時間の登場だった。

 けれど私は、彼女が画面に登場されるや否や、彼女の姿に惹きつけられた。

         

 

 勝木澄子さんは、97歳というお年にもかかわらず、とてもお洒落なスラリとした姿で、颯爽と歩いて登場されたのだ。

 「97歳で、このお姿! なんて素敵なんだろう!」

 しかし私が彼女を“素敵な人”だと思ったのは、彼女の<姿>だけではない。

 教室で鼎氏の思い出を語られる彼女の<言葉>が、更に私を魅了した。

        

 

 子どもたちがスケッチをしている間、鼎氏は“水のように静かに”見守っていただけだったそうだが、彼が唯一言われたのは、『よく見て

ごらん』という言葉だったそうだ。

 上の写真の字幕で、勝木さんが言われているのは、そういう鼎氏が唯一発せられた言葉(『よく見てごらん』)だった。

 そして、上の写真の言葉に続けて、彼女は次のように語られている。

 

    「なにも描くことだけじゃなくてね

    大切な言葉だったと 今でも思ってますよ。」

 

    「90過ぎてもまだまだ よく見ていない部分

     見方の足りない部分があるなと

     自分で昔を思い返しながら 思っていますよ。」

 

 何という精神の若さだろう!

 勝木さんは、外見だけでなく、その精神(気持ちの持ち方)において、全く年老いておられないのだ!

 「90過ぎてもまだまだ よく見ていない部分 見方の足りない部分がある」 と言われる勝木さん。

 このような精神をお持ちだからこそ、あの若々しい外観でいらっしゃれるんだと、私は心から納得した。

 私には到底真似できないことだけど、勝木さんのような方がいらっしゃることは、私たちにとって大きな勇気だ。

 勝木さん、ありがとうございます。

 またお一人、“素敵な人” に会えた。