毎週日曜日の朝、Eテレで放映されている「ヨーコさんの言葉」(5分番組)は、とっても面白い。
私はいつも、「愛見」(こんな言葉はないけれど‥)している。
昨日(29日)の「ヨーコさんの言葉」(48話・「じゃ、どうする」)を見て、私はアハハと笑い、自分を顧みてちょっとホッとした。
なぜなら、下のように、ヨーコさんの(物忘れによる)失敗談が、面白可笑しく語られていたから。
<まず、その1> (私はこの話が一番面白かった!)
私は、いくらなんでも、テレビの「リモコン」と電話の「受話器」を間違えることはまだないけれど、それは、私の場合、
リモコンと受話器を置く場所が離れているためであって、何かの事情で近くに置いている場合、間違えることも充分
考えられる。
それにしても、テレビをつけようとして、電話の受話器(子機?)を一生懸命テレビに向けて押しているヨーコさんの姿
を思い浮かべるだけでも、うれしくなって、笑いが止まらない。
<その2>
私がモノをなくした時、一番の恐怖は、そのモノが決してあるべき所でない場所から出てきたらどうしよう!ということだ。
たとえば、携帯や鍵が、冷蔵庫の中から出てくるとか…。
幸い、現実にそのような事はまだ起こってはいないが、上の話は、私のこのような恐怖に共通するような気がする。
<その3>
これは、私にも、あるある!
「いくつ」とまではいかないけれど、私の目の前の文房具立てにも、同じようなはさみが2つ、歴然としてある。
それは、上に書かれているように、「突然神かくしにあったように」はさみが無くなり、いくら捜しても見つからないので、
やむなくもう一つ買ったからだ。
ヨーコさんの物忘れにまつわる面白い話は、テレビではまだまだ続いていたが、ここでは一応これで止めることにします。
とにもかくにも、「ヨーコさんの言葉」には、多少の誇張や創作はあるかもしれないけれど、ほぼ、彼女の実体験をもとにして
書かれていると思われる。
そうだとすれば、優れた絵本や文章をものにされたヨーコさん(佐野洋子さん)にしてさえ、こんな症状に悩まされておられた
のだ。
そう思うと、私は百人力の味方を得たような気になって、大いに気が楽になってくるのだ。
一方で、そんなに気楽に考えていいのかという、自戒の気持ちもありながらですが‥。