のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

「 ヨーコさんの言葉 」 を見て、ちょっと安心♪ (して、本当にイイのかな!?)

2017-01-30 19:47:48 | 日記

 毎週日曜日の朝、Eテレで放映されている「ヨーコさんの言葉」(5分番組)は、とっても面白い。

 私はいつも、「愛見」(こんな言葉はないけれど‥)している。

 昨日(29日)の「ヨーコさんの言葉」(48話・「じゃ、どうする」)を見て、私はアハハと笑い、自分を顧みてちょっとホッとした。

                 

 

 

 なぜなら、下のように、ヨーコさんの(物忘れによる)失敗談が、面白可笑しく語られていたから。

                

 

 

 <まず、その1> (私はこの話が一番面白かった!)

            

                          

 

   私は、いくらなんでも、テレビの「リモコン」と電話の「受話器」を間違えることはまだないけれど、それは、私の場合、

   リモコンと受話器を置く場所が離れているためであって、何かの事情で近くに置いている場合、間違えることも充分

   考えられる。

   それにしても、テレビをつけようとして、電話の受話器(子機?)を一生懸命テレビに向けて押しているヨーコさんの姿

   を思い浮かべるだけでも、うれしくなって、笑いが止まらない。

 

 

 <その2>

             

                           

 

 

   私がモノをなくした時、一番の恐怖は、そのモノが決してあるべき所でない場所から出てきたらどうしよう!ということだ。

   たとえば、携帯や鍵が、冷蔵庫の中から出てくるとか…。

   幸い、現実にそのような事はまだ起こってはいないが、上の話は、私のこのような恐怖に共通するような気がする。

 

 

 <その3>

                 

 

 

   これは、私にも、あるある!

   「いくつ」とまではいかないけれど、私の目の前の文房具立てにも、同じようなはさみが2つ、歴然としてある。

   それは、上に書かれているように、「突然神かくしにあったように」はさみが無くなり、いくら捜しても見つからないので、

   やむなくもう一つ買ったからだ。

 

 ヨーコさんの物忘れにまつわる面白い話は、テレビではまだまだ続いていたが、ここでは一応これで止めることにします。

 とにもかくにも、「ヨーコさんの言葉」には、多少の誇張や創作はあるかもしれないけれど、ほぼ、彼女の実体験をもとにして

 書かれていると思われる。

 そうだとすれば、優れた絵本や文章をものにされたヨーコさん(佐野洋子さん)にしてさえ、こんな症状に悩まされておられた

 のだ。

 そう思うと、私は百人力の味方を得たような気になって、大いに気が楽になってくるのだ。

 

 一方で、そんなに気楽に考えていいのかという、自戒の気持ちもありながらですが‥。

 

 

 

 

 

   


< 死んだ男の残したものは >

2017-01-30 13:12:10 | 日記

 28日(土)の午前中には、玄関の自動開閉化に伴って、私の部屋でもインターフォンの取り換え工事が行われた。

 何しろ初めてのことなので、工事にどの位時間が掛かるものか不確定だったが、9時過ぎから始まった工事は順調に進み、イン

 ターフォンの使用の仕方の説明も含めて、2時間足らずで無事終わった。

 その工事が終わってしばらくして、故郷のM姉から送られてきたデコポンも、無事受け取ることができた。

                     

 

 

 

 工事も終わりデコポンも受け取ったので、午後は、時間の都合が付けば行って!と、Mさんからチケット(整理券)を戴いていた

 コンサートに、ご近所のIさんといっしょに出掛けることにした。

                   

 

 

 このコンサートの中味については何も知らず、とりあえず行ったのだったが、行ってみて、本当にヨカッタ。

 歌もピアノも、(皆さん素人なのに)とてもお上手で、全体的にとても素晴らしいコンサートだった。

 

 なかでも、かなり高齢だと思われる女性が、谷川俊太郎作詞・武満徹作曲の、「死んだ男の残したものは」を、静かに語りかける

 ように歌われたときは、私の胸は感動でいっぱいになった。

 私は若い頃、谷川俊太郎さんの詩が割と好きで、中でも、「死んだ男の残したものは」は、大好きな詩の一つだった。

 その詩に、かの武満徹氏が曲をつけられた歌が、これまたとても素晴らしいのだ。

                   

 

 

 

 私はその歌のレコードを買ってきて、そのレコードに合わせて何度も歌い、その度に、先の戦争で亡くなった人たちのことを想っ

 て胸が締め付けられ、平和への誓いに胸を熱くしたものだった。

 そして、その気持ちは今でも同じだ。

 なので、その歌の歌詞は、今でもしっかり覚えている。

 私は、舞台上で女性が歌われるのに合わせて、声は出さないながら、心の中で一緒に歌った。

 そして、コンサートが終わって、その女性が偶々私の近くに来られた時、その素晴らしい歌に心から感謝の気持ちを伝えた。

 

 次に、溢れる思いを込めて、この詩の全文を、載せさせていただきます。

 

                      死んだ男の残したものは

 

             死んだ男の残したものは     ひとりの妻ひとりの子ども

             他には何も残さなかった     墓石ひとつ残さなかった

 

             死んだ女の残したものは     しおれた花ひとりの子ども

               他には何も残さなかった     着もの一枚残さなかった

 

             死んだ子どもの残したものは   ねじれた脚と乾いた涙

             他には何も残さなかった      思い出ひとつ残さなかった

 

             死んだ兵士の残したものは    こわれた銃とゆがんだ地球

             他には何も残せなかった      平和ひとつ残せなかった

 

               死んだかれらの残したものは    生きてるわたし生きてるあなた

             他には何も残っていない       他には何も残っていない

 

             死んだ歴史の残したものは      輝く今日とまた来る明日(あした)

             他には何も残っていない        他には何も残っていない