のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

正月4日は、大槻能楽堂の≪新春能≫に。

2015-01-05 16:54:30 | 日記

 昨日は、前からチケットがとってあった≪新春能≫に、Kさんと一緒に行った。

                   

 

 

 ≪新春能≫を観るのは、今年が初めて。

 新年に何かお正月らしいものを観てみたいという思いから、ずっと以前にチケットをとっていた。

 ≪新春能≫は、3日と4日の2日間行われるが、4日の狂言に、『野村万作』(人間国宝)と(今絶調の)『野村萬斎』が出るので、4日の方を選んだ。

 

 能楽堂の入り口は、お正月らしい華やぎに満ちていた。

 受付の女性は美しい着物姿でにこやかに客を迎え、壁際には豪華なお花が活けられ、壁にはお正月飾りが飾られていた。

                  

                          

 

 

                                          ≪能舞台≫

                        

 

 

 私たちが座席について周りを見まわすと、着物姿の方も結構おられ、座席も華やいだ雰囲気だった。

 そして驚いたのは、立ち見の方が沢山おられたこと。

 その中にはかなりご高齢の方もおられた。(3時間以上に及ぶ公演を立ったまま観られるなんて、よほど能がお好きなのだろうか?)

 

 昨日の演目は、最初が、新春を寿ぐ『翁』と『三番叟』。

 その後、狂言『六地蔵』が続き、最後が能『羽衣』だった。

 『翁』と『三番叟』は、私たちを新春の華やいだ気分にさせてくれた。

 『三番叟』では、初めてナマの野村万作さんと萬斎さんを見ることができて、嬉しかった。

 万作さんの柔らかい演技と、萬斎さんのピシッと伸びた背筋が、とても印象的だった。

 能『羽衣』では、天女の舞が幽玄の世界に私たちを誘ってくれた。(でも、能をよく理解できていないせいか、私にはちょっと時間が長かったけど‥。)

 

 全ての演目が終わって私たちは席を立ち、出口へと向かった。

 その時近くから見上げた能舞台の天井のデザインが、とても斬新でステキだと思った。

                         

              

 

 能楽堂を後にした私たちは、その後日本橋の『食道園』でたらふく焼肉を食べてから帰途についた。