病み上がり(ちょい、オーバー!)でダンスに行った日の翌日(18日)は、やっぱり身体に疲労感が残っていた。
ホントはその日は、一日家でユックリしていた方がイイのだけれど‥‥そうもいかない!
なぜって、今は芸術の秋!
いろんな展覧会が開かれていて、中には会期終了が間近に迫っているのもある。
そこでその日(18日)は、手近な大阪の展覧会2つを、観に行くことにした。
一つ目は、難波高島屋で開かれている「バーナード・リーチ展」。
バーナード・リーチの作品は、今まで大山崎美術館などでわりとよく観ている。
でも、今回の展覧会は、彼の生涯を通しての活動の全体に迫るものとして、企画されている。
今まで知らなかった作品も多く、彼のイギリスでの窯作りや、日本各地の窯元を訪ねて研鑽を積まれたことなど、新たに知ったことも多かった。
二つ目は、大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室で行われている、「ザ・大阪ベストアート展」。
「(仮称)大阪市立近代美術館」は、名前のとおり、国内外の近代美術を中心にしたコレクションを多く有している。
私の好きな佐伯祐三の作品も多く、私(だけではないと思うが)は、この美術館がしかるべき場所に、正式に早く建設されることを願っている。
数年前には、モディリアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」が、新美術館建設・オープンの目玉の作品として、かなりの高額で購入もされた。
でもなかなか事は進まず、今も、出光ビルの最上階に、間借りしている状態だ。
今回そこで、皆さん(市民や学生・小中学生など)の投票によって選ばれた作品50点が、「ザ・大阪ベストアート展」として展示されている。
投票で選ばれた作品というだけあって、比較的馴染みの作品・画家のものが多く、親しみやすい展覧会だった。
佐伯祐三を始め、これまで好きだった作品は、今回もヤッパリよかった!
でもこの展覧会で、私は新たに、岸田劉生の「静物」(下の写真)の醸し出す“静かな存在感”に、いたく心惹かれた。
私は、(安い)額付きでこの絵葉書を買い、家に帰って、早速パソコン台の上の棚に置いて、満足した。
それ以外にも、気に入った何枚かの絵葉書を買い求めた。
佐伯祐三「レストラン(オテル・デュ・マルシェ)」 アンドレ・ドラン「コリウール港の小舟」
好きな絵の中には他に、福田平八郎の「漣」や、荻須高徳のパリ風景を描いた絵もあったが、残念ながら絵葉書は売っていなかった。
久しぶりの美術鑑賞の余韻に浸りつつ、夕食を外でとってから、家に帰った。