銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

台風前夜の大型台風

2013年10月15日 | のほほん同志Aの日常
この根なし草、もともと毎日ではなくとぎれとぎれの更新ですが、
なかでも月に一度、ぴたっと更新がとだえる
音信不通の1週間があります。

よくご存じのお客さまなら、
あぁ、そろそろいつものアレね、ということなのですが、
毎月発行の旅サロン便り、原稿ウィークに突入しておりました。
(原稿ウィーク中は、誰もが
「もうこれ以上、パソコンなんて打つものか!」の心境になるので)

さて、今日は(形ばかりの)3連休明け。
明日には大型台風が関東上陸というなか、こちらも嵐のような1日でした。

早朝には本日出発の東北の紅葉ツアーのお見送りあり、
その後には、お正月の海外説明会あり、

またほかにも介護タクシーツアーあり、宝塚歌劇の鑑賞会あり、
手配旅行のお客さまのご来店・打ち合わせあり、
そしてDM作成期間中に山のようにたまる仕事の片づけあり、

――そんななかで、最後にドカンとやってきました。

明日から2泊3日で添乗予定だった、栃木・那須方面への旅。
夕刻、最後の最後になって、
台風の影響で、明日の飛行機が欠航との連絡。

ガーン

明日からの優雅なホテルライフを楽しみにしていたのですが、
やっぱり、行ない、悪かったかな。
(思い当るところがあるだけに…)

幸い、ホテルさんのご厚意で、2週間後に延期して訪れることに。
ひととおり対応しおえての最後のミーティングにて、
さすがに憔悴した表情のスタッフがぽつり。

「…うちは今日が台風でしたね」

本当にそう。
願わくば、明日は台風一過の青空が事務所に戻ってきますように。


ところで今日、お客さまからお電話で。

「ねぇ、10月号って、出るの?」

はい、出ます!
10月が終わるころには届くので、もうじきです!

というわけで、今朝がた無事、原稿も入稿していたのでした。
ほんとうに、長い1日でした。


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土浦、雲の上の花火大会

2013年10月06日 | のほほん同志Aの日常
作家の故・北杜夫さんは大のトラキチで
テレビの前でタイガースの応援をしながら、
右打者なら右、左打者なら左…というふうに
忙しく足を組み替えたりしていたそうです。

そのエピソードを読んだとき、
あれ、同じ!と思いました。

私もいっとき、高校野球に夢中だったころは
ハンカチ王子とマー君の息をのむ投手戦を見ながら
テレビの前で右足を上げたり左足を下げたり、
箸を持ち替えてみたり、なにかと大忙しでした。

自分が念ずれば、きっと思いが届く!(ブラウン管の向こうにだって)
あのころは、単純にそう信じていたのです。

いつの間に、それが変わってしまったのでしょう。

昨日まで訪ねていた、茨城県・土浦の花火大会。
関西での知名度はもひとつですが、
大曲、長岡に並んで日本の三大花火に数えられており、
個人的にも1,2を爭うほど大好きな花火大会です。

出発前の予報は雨でした。

伊丹空港に集合した皆さんの表情も、心なしか湿りがち。
その皆さんを前に、

「大丈夫。念ずれば通ず、です!」

と激を飛ばし、茨城へと向かいました。

最初に訪ねた筑波山神社。

私のとなりでお客さまが祭壇に手を合わし、
「あした、絶対に晴れますように」と
ぽーんと500円玉を投げ込むのが見えました。

おっ

と一瞬うろたえつつも、財布からつまんだのは5円玉。
手を合わせ、無意識にぶつぶつと出てきた言葉も、いつもの「ご縁が…」。

今おもえば、これがいけなかったのです。

花火大会当日は、雨雲が地上近くまで低く立ち込めていました。
雨こそさほど降らなかったものの、その低い雲が邪魔をして
高く打ちあがった花火2万発のうち大半が雲の上。
文字通り「雲隠れ」して見えないという、唖然とする結果。

今年で82回目を数える土浦の花火大会の歴史上においても
「こんなの初めて…」と審査員が茫然とつぶやく事態となりました。


昨夜、帰りついた伊丹空港。

「お天気のことは仕方がないわよ」
「あなたのせいじゃないんだから」

そう声をかけていただきましたが、後悔でいっぱいでした。

念ずれば通ず、と言いながら、私の「念」が足りなかったのです。

ケチって、そのうえ己のことにかまけて、
5円玉にしたのがいけなかったのです。

念じれば思いは届くかもしれないし、念じなければ届かない。
そんな当たり前のことを痛感する土浦の花火となりました。


それにしても隅田川の花火の中止など、波乱つづきだった今年の花火大会。
1年を締めくくる土浦の花火も、きっと後々まで語りつがれる大会となることでしょう。

あの日、雲の上ではきっと、
今年一番の花火大会が繰り広げられていたはず。
見たかったなぁ…。


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我らが空中庭園

2013年10月03日 | Hの生きる喜び、それは
今年、グランフロントが出来て益々脚光を浴びる大阪駅ですが、
他に、海外から注目を浴びている建物があると
ニュースで見てビックリしました

その建物は、英高級紙「ザ・タイムズ」などに
“世界を代表する20の建造物”として紹介されているのです

日本でランクインしている唯一の建物は、
何と、大阪梅田のスカイビル、空中庭園です

参考までに、その他は言うと、

インドのタージマハル
オーストラリアのオペラハウス
ギリシャのパルテノン神殿
スペインのサグラダファミリア
イタリアのコロッセオ
カンボジアのアンコールワット
・・・などなど、錚々たるメンバーです

その中に、梅田スカイビルの空中庭園ですよ!

スカイビル、昔よく行ってました

そして、そのついでに空中庭園にもちょくちょく上がってました
田舎から出てきた私にとってそこは
大都会の象徴、近未来世界でした

そこに自分が居る、ということに
不思議な優越感を感じながら


選出された理由というのは
「ビルの上に庭園が乗っかっているという発想がユーモラス」
「バンジージャンプのようなスリルがある建物」
「ビルとビルをつなぐエレベーターが斬新」

などなど・・・

あれって、そんなスゴかったっけ・・・?
ちょっと気になって、この週末ヨドバシに行ったついでに
空中庭園に行ってみました

行ってビックリ諸行無常!

以前よりもうんと近未来的に変わってます
そして外国人観光客の多いこと!
大型バスもどんどん入ってきています
わずか5年ほどの間にコレだけ変わるとは

空中庭園から望む、大阪北エリア
グランフロント大阪が強烈な存在感を放っています

何やら、寂しいような、むなしいような気持ちに
なったのは何故でしょうか
自分が取り残されていくような・・・

そもそも、大阪駅に縁もゆかりもない自分ですが

スカイビル空中庭園は今年で開業20周年を迎えるそうです

世界中の人が憧れる日本の建築物です
これを機に、行ってみましょうか!

◆オーストリア・チロルの旅、報告はこちら◆
http://ameblo.jp/arailuka
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あ~NY行きたい!

2013年10月03日 | 見かけだおしNのつぶやき
本日、55日間のクルーズを予定されるお客様がご来店されました
寄港地のビザ申請や、船内の過し方、下船時の街歩き、
そんな諸々のご相談でした

でも、私にも分からない(なんて、いい加減な?!)
なにせ銀のステッキでは初めてのご手配
にも関わらず、
「ひとつ、ひとつ解決していきましょう」の私の回答に
「ありがたいわ、頼みますね」と・・・

うっうっ

ですので手配先のクルーズ会社には
いい加減にしてよ、と完全にうとまれながら?
何度も何度も初歩的な質問を投げては、お客様に回答する、
その繰り返しです

『クィーンエリザベス号』

この名称だけでも、ワクワクしちゃいますね

お客様も
「行くまでが、すでにドキドキで楽しいたらありゃしない」
毎日、気持ちが高ぶるそうです

でも最後に必ず
「あなたも一緒に行かない?」そう仰います

そりゃ行きたいですよ、できることなら全てを投げだして!

結構真剣に考えて、わざわざ苦渋の顔で
「でも、今はあきません」
と、芝居がかってこたえると

「そうね、今はしっかり働かないと、
私も十分働いたから、そのご褒美と思っていくんだから」と

はい

「でも、忙しくってもその合間に旅にでるって、いいよね」
そうも、仰いました

はい

私も、ちょっと旅に出てみようかな
久しく、あのドキドキ感忘れてるし・・・

で、真っ先に浮かんだのはNY

この船旅の寄港地でもありました
そして、お客様の思い出の地でも・・・
私にとっても、カッコつけて
秋には少しノスタルジーに思い出す記憶の場所

NY、NY

ひとしれず私のもくろみは今日から始まりました



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北海道いくなら、「なまら蝦夷」

2013年10月02日 | のほほん同志Aの日常
ほかのスタッフはどうか知りませんが、
旅行業でありながら、私はガイドブックのたぐいはほとんど読みません。

海外添乗にいくときに「地球の歩き方」を持っていくぐらいで、
とくに国内ものでガイドブックを見るのは皆無。
るるぶもなんとかも正直、あの派手な色使いに目がチカチカするし、
広告と記事の区別がよくわからないのです。

そんな私が唯一、手元にずっと置き、
ことあるごとに読み返すガイドブックがあります。

「なまら蝦夷」

「なまら」とは北海道の方言で、とても、という意味。
北海道の、ごくごく限られた場所でしか売っていません。

これは、北海道を愛してしまい、
ついには移住して宿を始めるにまでいたってしまった宿主たちが、
自分のエリアでの見どころやお勧め店を紹介したもの。

写真いっさいなし(わかりやすい手描き地図は多数掲載)、
完全白黒モノクロ印刷、主観たっぷり入り混じり、
宿主たちのぼやきも入っている…というなんだか変てこなガイドブック。
でも読み物としても、ひじょうに面白いのです。

この週末、訪ねた「根室の花咲蟹」の旅では、
この「なまら蝦夷」が本当に役にたちました。

というのも今回訪ねたのは、
野付半島、根室、納沙布岬、風蓮湖、落石岬、霧多布湿原…と
北海道に住んでいる人でなければ、
どこに位置するのか即答は難しいようなとこばかり。

ふつうのガイドブックでは、
まず割愛されているようなエリアです。

けれどもこの「なまら蝦夷」では、なぜか
知床や富良野と同じぐらいのページ数が割いてあります。

たとえば日本最東端の駅がある根室についてはこんな具合。

「根室にはタイエーというスーパーがある(*濁らないことに注意)」
「根室で焼き鳥といえば、豚の串焼きのこと」
「花咲蟹で知られる花咲港は、はなさきみなと、と読む」
「根室の銭湯でお勧めはみなと湯」
「酒はもちろん最北端の酒蔵、北の勝(きたのかつ)!」

まぁ、この情報が本当に役立ちました(ほんとうに!)

先日のクロアチアでは添乗にあたった別のスタッフが
ガイドブックを丸暗記したそうですが、
私もこの「なまら蝦夷」、暗記するほど読み込みました。

おかげで…なんとか旬の花咲蟹を求めての
日本最東端を訪ねる北の旅、無事終了。

今夜は、土産の花咲蟹とサッポロクラシックで
安堵の祝杯です。


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