銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

信楽の里にある大きな器

2009年12月06日 | 見かけだおしNのつぶやき
開業して、とにかく前を向いてやってきたつもりです
しかし、どこかまだ導線がしっかり引かれていない
どたばた感がありました
何をするにも、全てが白紙からのスタート
当然あるべき、マニュアルも確立されないまま
ただ目の前のことをこなすことに追われていました
とくに11月はツアーも出ましたので
ありがたいことにくるくる舞いだったことは確かです
が、

やってしまいました
一番、そして、何より今の私たちがしてはいけないこと

集客ができずツアーを中止した際、何をおいてもすぐにすべきことのひとつ、
予約を入れていた手配先の取り消し
ところが、これにもれがあったのです
しかも先方からご連絡をいただき発覚
最低最悪のパターンです
現場を預かる窓口の方からは厳しい叱責を受けました
当然です

信用問題
起業したての私たちが、とにかく今最も、
気をつけなければならない大事なこと
日々、このことについては肝に銘じてきたつもりです
しかし、結果はこうです

一旦電話を置いてから再びお電話をしました
すると今度は女将さんが変わられ
「先ほどの者は長らくうちで現場を預かってくれている者ですから、
つい、きつい口調になりましたが…」
まずは、働く従業員のフォローをされ、そして
「人間ですから、間違います、これからは気をつけて下さいね。
もう予約は入れずらいと思わず、どうぞまたご連絡下さいね」と
治めて下さいました
そして電話を切り際にこうおっしゃいました
「初めてのお取引でしたが、最初に予約を入れられた時の
お電話口の感じがとても良かったので、安心できると思い受けました」と


昨日、ご迷惑をおかけした、滋賀にあるそのお店に行ってきました
店内は活気にあふれ、スタッフの方々もきびきび働いていらっしゃいました
中から指示をされる、柔らかい声が聞こえます
女将さんに間違いありません

食事後、会計を済ませ、女将さんを呼んでいただきました
もちろんお詫びに上がったわけですから
きっちり、お話をするつもりでした
ところが
「おおきに」とそそと女将さんが現れ、目があった瞬間に
不覚にも涙がにじんできました

お人柄が、もう、そのまま滲み出たかのような方だったのです
そして
「わざわざおおきに、これをいいご縁にしましょうね」とおっしゃって下さいました
そして、厨房からも
厳しく電話口で叱責された受付の方も
「ありがとうございました」と
玄関口に立つ我が背に声をかけて下さったのです

ご迷惑をおかけしながら、
また、大きなものを私たちは頂いてしまいました
日々得るものが多く、感謝をしながら
また前に進むしか、今の私たちにはありません



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