銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

先輩、それはお客様。

2018年09月26日 | 眼力Kの圧、ハンパない

久しぶりのラヒホツアーで、

本日向かう先はびわ湖テラスです。

銀ステの中でも上級生の方々(宝塚歌劇風に!)が、

ご参加されるラヒホツアーですから、

車の乗り降りや、現地で過ごす時は添乗員の手が必要です。

「本当に私ひとりで大丈夫でしょうか?」

「目も手も経験値もなにもかもが足りていない気がしますが...」

と、先輩との打ち合わせではいつも不安になってしまいます。

そして緊張したまま当日の朝を迎えるのですが、

実は私はラヒホツアーの添乗がすごく好きなのです。

どっちやねん!

という声が聞こえてきそうですが、

ラヒホツアーに参加されているお客様は一体感と言いましょうか、

車の乗り降りの時は、きまってお互いに支え合って声をかけあいます。

「こっちに椅子あるわよ!」と座る場所を見つけるのも早いこと!

チームワークがとっても良いのです。

 

今日のびわ湖テラスでも...

メインテラスまでの道のりが思いのほか段差があり、

カフェから眺めることにしました。

お客様は、それぞれに席につき景色を楽しんでおられます。

けれど、びわ湖テラスの魅力は、

テラスとびわ湖の水面が一体化して見えること。

せっかく来たからには、見てほしいと思い、

あちこち段差のないところを探して回りました。

すると雨がパラパラと降り出してきたのです。

ぎゃ!

私がラヒホツアーで1番避けたいもの、

それは段差でもなく渋滞でもなく「雨」、、、、、、

 

「どうしようー!雨が降りだしてきた...

止むまで待つべきか、いや、止まないかもしれないから

小雨のうちにバスまで戻るべきか、

そしたらお客様が濡れてしまう、どうしようどうしよう、

とにかくカフェに戻ろう」

とプチパニックの添乗員が大慌てでカフェに戻ると、

入り口にお客様全員が私を待ち構え!?

なんで?

 

「どこ行ってたの?雨が強くなったら困るから戻りましょう。

私達は時間がかかるから急がなくちゃ」

添乗員があたふたする間に、皆さんで的確な判断をくだされ、

あとは、未熟な私を笑顔で待っておられた訳です。

一丸となって!

なんと素晴らしいチームワーク。

 

はぁ〜悔しいですが、数式にすれば、

『新米添乗員<銀ステ常連のお客様』

これ、間違いないです。

ひとり立ちした今、

アクシデントを前に、先輩に指示を仰ぐ間もない時、

こうして、いつもお客様に育てていただいていることを感じます。

それでいいのかって?

銀ステはOKですよね?先輩!

...OKだそうです!

いえいえ、甘えることなく早く一人前になれるよう頑張ります。

そして、バスに戻るやいなや土砂降りの雨!!

「早くバスに戻って正解!私達ついてるわ」と歓喜に沸くお客様の横で、

「止むまで待ちましょう」と、もし言ってしまっていたら。

その時の自分を想像して、、、ひとり青ざめる私でした。

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