久しぶりのラヒホツアーで、
本日向かう先はびわ湖テラスです。
銀ステの中でも上級生の方々(宝塚歌劇風に!)が、
ご参加されるラヒホツアーですから、
車の乗り降りや、現地で過ごす時は添乗員の手が必要です。
「本当に私ひとりで大丈夫でしょうか?」
「目も手も経験値もなにもかもが足りていない気がしますが...」
と、先輩との打ち合わせではいつも不安になってしまいます。
そして緊張したまま当日の朝を迎えるのですが、
実は私はラヒホツアーの添乗がすごく好きなのです。
どっちやねん!
という声が聞こえてきそうですが、
ラヒホツアーに参加されているお客様は一体感と言いましょうか、
車の乗り降りの時は、きまってお互いに支え合って声をかけあいます。
「こっちに椅子あるわよ!」と座る場所を見つけるのも早いこと!
チームワークがとっても良いのです。
今日のびわ湖テラスでも...
メインテラスまでの道のりが思いのほか段差があり、
カフェから眺めることにしました。
お客様は、それぞれに席につき景色を楽しんでおられます。
けれど、びわ湖テラスの魅力は、
テラスとびわ湖の水面が一体化して見えること。
せっかく来たからには、見てほしいと思い、
あちこち段差のないところを探して回りました。
すると雨がパラパラと降り出してきたのです。
ぎゃ!
私がラヒホツアーで1番避けたいもの、
それは段差でもなく渋滞でもなく「雨」、、、、、、
「どうしようー!雨が降りだしてきた...
止むまで待つべきか、いや、止まないかもしれないから
小雨のうちにバスまで戻るべきか、
そしたらお客様が濡れてしまう、どうしようどうしよう、
とにかくカフェに戻ろう」
とプチパニックの添乗員が大慌てでカフェに戻ると、
入り口にお客様全員が私を待ち構え!?
なんで?
「どこ行ってたの?雨が強くなったら困るから戻りましょう。
私達は時間がかかるから急がなくちゃ」
添乗員があたふたする間に、皆さんで的確な判断をくだされ、
あとは、未熟な私を笑顔で待っておられた訳です。
一丸となって!
なんと素晴らしいチームワーク。
はぁ〜悔しいですが、数式にすれば、
『新米添乗員<銀ステ常連のお客様』
これ、間違いないです。
ひとり立ちした今、
アクシデントを前に、先輩に指示を仰ぐ間もない時、
こうして、いつもお客様に育てていただいていることを感じます。
それでいいのかって?
銀ステはOKですよね?先輩!
...OKだそうです!
いえいえ、甘えることなく早く一人前になれるよう頑張ります。
そして、バスに戻るやいなや土砂降りの雨!!
「早くバスに戻って正解!私達ついてるわ」と歓喜に沸くお客様の横で、
「止むまで待ちましょう」と、もし言ってしまっていたら。
その時の自分を想像して、、、ひとり青ざめる私でした。
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