こんなに順調すぎていいんでしょうか、、
何度も、こだまする心の声。
毎年のように12月にご案内しているクリスマスの五島列島。
冬は海がしけることも多く、たいてい高速船は欠航に。
急遽、フェリーに切り替えて、、というのが定番になっていました。
去年はさらに寒波まで押し寄せて、長崎が雪で真っ白に。
空港から港へと向かう高速道路も通行止めになるなか、
必死の思いで、五島を目指したのでした。
ところが今年は、１２月とは思えないぽかぽか陽気。
長崎ではカステラの買い物までできるほどの余裕ぶり。
渡った先でも、あたたなか日差しに包まれました。
翌朝も、朝日からスタート。
民家を改築した若松大浦教会。
アコウの巨樹。
ホテルでの時間もゆっくりと。
・・あれ、でも何でしょう？
添乗員としては、なにかが足りない気が・・
順調すぎたということかもしれません。
でも、最後、定刻通りに到着した伊丹空港で、
別れ際にひとりのお客様からこう言われて、はっとしました。
「アンケートに書き忘れたので・・」と前置きしてから、
「きれいな教会をたくさん見せてもらって、とってもよかったけれど、
迫害のたいへんな歴史があったということにもふれてもらいたかったかな、と」
ハッとしたというより、ホッとした、といったほうが正しいかも。
そのひとことに、なぜか救われた思いさえしたのでした。
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